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NURO 光を解約するときの費用と注意点を解説

NURO光を解約する場合、解約時期によっては契約解除料や工事費の残債などの解約費用が高額になるおそれがあります。少しでも負担を軽くしたり支払いに備えたりするために、解約前におおよその金額を確認しておきましょう。

また、解約手続きは適切な手順で行わないと、解約にかかる費用が増えたり必要なサービスが使えなくなったりします。気を付けるべきポイントを押さえてから手続きに取り掛かりましょう。

なお、NURO光では、引っ越しをする場合でも一度解約が必要です。NURO光の引っ越し手続きと費用についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、引っ越し予定の方はこちらをご覧ください。
https://hikari.netde-pc.jp/17014.html

NURO 光の解約に必要な作業は2つ

NURO光の解約時に契約者が必ずしなければならないことは、「解約の申し込み」と「レンタル機器の返却」の2点です

解約の申し込みは、各プランのサポートデスクに連絡しましょう。プランによって連絡先が異なるので、自分が契約しているプランが分からない場合は契約書類などで確認してください。

解約手続きが完了したらNURO光の指定業者が機器を引き取りに来るので、機器本体と電源コードなどをまとめて梱包しておきましょう。各機器の梱包方法についてはSo-net公式サイトの「NURO 光解約時のレンタル機器返却について知りたい」を参考にしてください。

NURO 光 G2・G2 V(戸建て/マンションミニ)の解約窓口

NURO光の標準プランであるNURO 光 G2とG2 V(戸建てプラン・マンションミニプラン)の解約手続きは、NUROサポートデスクで受け付けています。NUROサポートデスクにはチャットサポート・LINEサポート・電話窓口の3種類があり、どの窓口でも手続きが可能です。

【NUROサポートデスク】
窓口 解約申し込み方法 受付時間
チャットサポート 「NUROサポートデスクへのお問い合わせ」のチャットサポートから問い合わせる 9:00~18:00
(1/1と1/2を除く)
LINEサポート LINEの「So-net公式サポートアカウント」を友だち追加(LINEID:@so-net_support)して、トーク画面から問い合わせる 24時間
(オペレーター対応は9:00~18:00)
電話窓口 0120-65-3810に電話し、ガイダンスメニューで1→2→2と選択する 9:00~18:00
(日曜・1/1・1/2は除く)

電話窓口ではオペレーターと直接会話しながら手続きを進められるため、解約に際して心配や疑問が多い方は電話窓口を利用すると良いでしょう。ただし、混んでいて待ち時間が長くなる可能性があるため、まとまった時間が取りにくい方にはLINEサポートがおすすめです。LINEサポートでも受付時間内であればオペレーターから回答をもらえますし、電話と違って好きなタイミングで問い合わせの送信や回答の確認ができます。

解約日はNURO 光 でんわの利用有無によって異なる

NURO光の解約を申し込んだ後、実際に解約されるタイミングは「NURO 光 でんわの電話番号を継続利用するかどうか」によって変わります

NURO 光 でんわを利用していない場合、あるいはNURO 光 でんわを利用していても番号を継続利用(番号ポータビリティ)しない場合は、解約月を当月末か翌月末のどちらかで指定できます。ただし、NURO光側での手続きが完了できないと希望する月での解約にならないおそれがあるため、遅くとも解約したい月末の1週間程度前までには申し込んだ方が良いでしょう。

一方、NURO 光 でんわの番号を継続利用(番号ポータビリティ)する場合は、NTT加入電話や他社光電話への番号の移行が確認できた月の月末に解約されます。解約の時期を自分で選べないので、特に契約更新月で解約したいと考えている方は注意しましょう。

なお、いずれのパターンでも月半ばでの解約はできないため、解約月の月額料金は日割り計算されず、1か月分請求されます。

NURO 光 for マンションの解約窓口

NURO 光 for マンションの解約手続きは、「NURO マンションサポート」で受け付けていますチャット、メールフォーム、電話窓口のいずれかを選んで連絡しましょう。

【NURO マンションサポート】
窓口 解約申し込み方法 受付時間
チャットサポート 「NUROマンションサポート」の「チャットで問い合わせる」から連絡する 10:00~18:00
(年末年始とメンテナンス日を除く)
WEBフォーム NUROマンションサポートの「お問い合わせ」から連絡する 問い合わせは24時間可能
(返信があるまでに時間がかかる可能性がある)
電話窓口 「NURO マンションサポート予約フォーム」の「お電話でのお問い合わせ」から電話希望日時を予約する 予約は24時間可能
(希望日時は土日含めた1週間後までの10:00~18:00から選択)

電話窓口は予約制になっており、希望の日時に担当者から連絡が来るのを待たなければなりません。思い立った時にすぐに手続きができるわけではないので、電話窓口を利用したい場合は早めに予約を済ませましょう。

また、WEBフォームでの解約申し込みは解約希望日の5日前までとなっています。それ以降に連絡する場合は、電話窓口を利用してください。

NURO 光の高速プランの解約窓口

NURO 光の高速プラン(NURO 光 20Gs/10Gs/6Gs/10G)の解約手続きは、「NURO ハイエンドサービス専用デスク」で受け付けています。問い合わせ窓口はWEBフォームと電話窓口の2種類があり、どちらでも解約の申し込みが可能です。ただし、WEBフォームからの解約申し込みは解約希望日の5日前までなので、解約希望日5日前を過ぎてしまった場合は電話窓口を利用してください。

電話窓口は予約制で、土日含めた1週間後までの10:00~18:00の中から電話希望日を予約し、予約した日時に担当者から連絡が来るのを待つ形になります「NUROハイエンドサービス(20Gs/10Gs/6Gs/10G)専用デスク予約フォーム」から、希望日時を早めに予約しておきましょう。

NURO 光の解約にかかる費用

NURO光を解約する場合、次の7種類の費用がかかる可能性があります

【NURO光の解約にかかる費用】
  • 解約月の月額料金
  • 契約解除料
  • 基本工事費残債
  • 回線撤去工事費
  • 機器損害金
  • NURO光でんわの解約費用
  • 代理店のキャンペーン違約金

契約内容や解約時期などによって金額が増減したり無料になったりする費用もあるので、自分の契約プランや解約時期でどの費用がいくらかかるのか一つ一つ確認しましょう。

解約月の月額料金

解約月の月額料金は、いずれのプランでも日割り計算されません。そのため、月半ばで解約した場合も1か月分の月額料金を支払う必要があります。出来るだけ損をしないようにするには、月末に解約するのがおすすめです。

契約解除料

NURO光の各プランを一定期間ごとの自動更新プランで契約している場合、契約更新月以外に解約した場合は契約解除料が発生します。契約期間の縛りがないプランはいつ解約しても契約解除料はかかりません。

【NURO光各プランの契約解除料】
プラン名 契約解除料(税抜)
NURO 光 G2 V 更新月(開通から25か月目、49か月目、…)以外に解約した場合:9,500円
NURO 光 G2 0円
NURO 光 for マンション 更新月(開通から25か月目、49か月目、…)以外に解約した場合:9,500円
NURO 光 10Gs・6Gs(3年継続利用のプラン) 更新月(開通から37か月目、73か月目、…)以外に解約した場合:20,000円
NURO 光 10Gs・6Gs(契約期間なしのプラン) 0円
NURO 光 20Gs 0円
NURO 光 10G(2年継続利用のプラン) 更新月(開通から25か月目、49か月目、…)以外に解約した場合:9,500円
NURO 光 10G(契約期間なしのプラン) 0円

契約解除料が設定されているプランでも、指定された更新月に解約すると契約解除料は無料になります。解約時の費用負担を減らしたい場合は、更新月で解約できないか検討してみましょう。更新月は、NURO光 G2/G2 Vを利用している方はSo-netのマイページ、その他の契約プランの方はNUROのマイページで、確認が可能です。

基本工事費の残債

基本工事費の残債は、基本工事費の分割払いが完了していない場合に発生します。NURO光の各プランでは基本工事費を開通翌月から一定期間かけて支払う場合がほとんどです。そのため、分割払いの期間が終わる前に解約すると、工事費の未払い分が残債として一括で請求されます

【NURO光各プランの基本工事費残債】
プラン名 工事費残債(税抜)
NURO 光 G2 V 開通から31か月以内に解約した場合:最大40,000円
NURO 光 G2
NURO 光 for マンション 開通から37か月以内に解約した場合:最大40,000円
NURO 光 10Gs・6Gs(3年継続利用のプラン) 開通から61か月以内に解約した場合:最大60,000円
NURO 光 10Gs・6Gs(契約期間なしのプラン) 0円
※一括払いのため残債は発生しない
NURO 光 20Gs 開通から61か月以内に解約した場合:最大60,000円
NURO 光 10G(2年継続利用のプラン) 開通から31か月以内に解約した場合:最大40,000円
NURO 光 10G(契約期間なしのプラン)

たとえば、NURO 光 G2 Vを開通から12か月目に解約した場合の残債は25,327円(1,333円×19か月)です。特に、開通から短期間で解約する場合は請求が高額になるおそれがあるので、解約を申し込む前に金額を確認しておいた方が良いでしょう。工事費残債も契約解除料と同様にSo-netかNUROのマイページで確認できます。

回線撤去工事費

回線撤去工事費は、自宅に引き込んだ光ケーブルや壁に設置した光コンセントなどの撤去工事を実施する場合にかかる費用で、金額はどのプランでも一律10,000円(税抜) です。NURO光では撤去工事を行うかどうかを任意で決められるので、撤去を希望しなければ回線撤去工事費は発生しません。

ただし、賃貸住宅の場合は、退去後のトラブルを防ぐためにも、管理会社や大家さんなど物件の所有者に設備の撤去が必要かどうか確認してください

機器損害金

機器損害金は、NURO光からレンタルしている機器を紛失・破損した場合や期限までに返却しなかった場合に発生する費用です。返却期限は解約申し込み後に通知されます。

【NURO光各プランの機器損害金】
プラン名 機器損害金(税抜)
NURO 光 G2 V ONU:11,000円
TA(テレフォニー・アダプター):12,000円
※TAはNURO 光 でんわの利用者にのみレンタルされる
NURO 光 G2
NURO 光 for マンション
NURO 光 10Gs・6Gs(3年継続利用のプラン) ONU:50,000円
NURO 光 10Gs・6Gs(契約期間なしのプラン)
NURO 光 20Gs ONU:33,000円
NURO 光 10G(2年継続利用のプラン) ONU:33,000円
TA(テレフォニー・アダプター):12,000円
※TAはNURO 光 でんわの利用者にのみレンタルされる
NURO 光 10G(契約期間なしのプラン)

機器損害金は、レンタルしている機器を期限までに返却すれば請求されることはありません。解約にかかる費用を少しでもおさえられるよう、解約まで機器を大切に扱い、指定された期限までに必ず返却しましょう。

なお、ひかりTV for NUROを利用している場合、ひかりTVチューナーも返却する必要がありますが、返却先はSo-netやNUROではありません。返却方法については、ひかりTV公式サイト「不要になったひかりTV対応チューナーはどうすればいいですか?」をご確認ください。

NURO 光 でんわの解約費用

NURO 光 でんわを利用している場合は、NURO光の解約と同時にNURO 光 でんわも必ず解約になります。NURO 光では光電話だけの契約はできないからです。

NURO 光 でんわの解約には、解約工事費1,000円(税抜)がかかります。また、番号ポータビリティで電話番号を引き継いでいた場合は、番号ポータビリティ解約工事費1,500円(税抜) も追加で必要です。

代理店のキャンペーン違約金

NURO光を契約する際に代理店のキャンペーンを利用した場合、NURO光から請求される解約費用とは別に、代理店が設定した違約金が発生する可能性があります。代理店のキャンペーンを利用した場合は、違約金の規定がないかどうか契約時の書類などを確認してみましょう。

たとえば、ブロードバンドナビ株式会社のキャンペーンには、注意事項として「12ヵ月以内に解約された場合は違約金としてキャッシュバック相当額をご請求させていただきます」という記載があります。このように、キャッシュバック特典をもらった後であっても、代理店が指定する期限までに解約すると違約金が請求されるので、注意が必要です

なお、代理店各社のWebサイトでは随時キャンペーン情報が更新されているため、自分が契約したものとは異なるキャンペーンが掲載されている可能性もあります。違約金が発生するかどうかわからない場合は、Webサイトで確認するのではなく代理店に直接問い合わせるようにしましょう

電話番号を引き継ぐ場合は解約前に「アナログ戻し」が必要

NURO 光 でんわを利用していて、NURO光の解約後も同じ電話番号を引き続き利用したい場合は、NURO光を解約する前に「アナログ戻し」の手続きが必要です。アナログ戻しをせずにNURO光とNURO光でんわを解約してしまうと、NTT加入電話や他社の光電話に電話番号が引き継げなくなるからです。

「アナログ戻し」とは、NTT加入電話の加入権を復活させる手続きのことです。アナログ戻しをすることで、NURO 光 でんわで使っていた電話番号をNTT加入電話に戻したり、他の光電話に引き継いで(番号ポータビリティ)使ったりできます。

ただし、アナログ戻しができるのは、NTT加入電話で発行された電話番号をNURO 光 でんわに引き継いで使っていた場合のみです。NURO 光 でんわで新規に発行された電話番号はアナログ戻しができないため、NURO 光の解約後はNTT加入電話や他の光電話で新しい電話番号を発行してもらうことになります。

なお、NURO光を解約して別の光回線で光電話を契約する場合は、乗り換え先の回線がアナログ戻しをしてくれる可能性があります。契約者側で手続きをする必要があるか、乗り換え先のサポートセンターに確認してみると良いでしょう。

契約者側でアナログ戻しの手続きが必要な場合は、以下のNTTの問い合わせ窓口へ連絡してください。手続きには2,000~10,000円(税抜)程度の工事費用がかかります。

【NTTの問い合わせ窓口】
・固定電話から:116(局番なし・NTT東西共通)
・携帯電話から:0120-116000(NTT東日本)
0800-2000116(NTT西日本)
※いずれの番号も受付時間は9:00~17:00
※12/29~1/3を除いて土日祝日も受付

So-netのサービスを継続利用する場合は手続き方法が少し変わる

NURO光の解約後もSo-netのサービスを継続利用したい場合は、解約手続きをする際に「退会」ではなく「解約(コース変更)」で手続きをしましょう

実は、NURO光の解約手続きには2つの種類があります。一つは、NURO光の解約と合わせてSo-netの会員資格も消える「退会」、もう一つはNURO光を解約したあともSo-netの会員資格は継続される「解約(コース変更)」です。

たとえば、次のような場合は「解約(コース変更)」で手続きをしたほうが、手続きや設定の手間が減って楽に解約ができる可能性があります。

【「解約(コース変更)」で手続きしたほうが良いパターン】
  • NURO光から別の光回線に乗り換えて、プロバイダは引き続きSo-netを利用する場合
  • 別のプロバイダを契約するがSo-netのサービス(メールアドレスなど)を使いたい場合

別回線でSo-netを引き続き利用する場合、「解約(コース変更)」で手続きするのがおすすめです。乗り換え先の回線が利用できる状態になったら自動的にSo-netの接続コースが切り替わるため、So-netの再契約が不要だからです。オプションサービスやメールアドレスもそのまま使えるので、乗り換えにともなう設定作業も減らせます。「解約(コース変更)」で回線を乗り換えたい場合は、So-net公式サイトの「コース変更ナビ 接続コースの変更」で手続き方法を確認してみましょう。

なお、乗り換え先の回線でSo-net主催のキャンペーンを利用したい場合は、適用対象をよく確認してください。キャンペーンの適用対象に「コース変更」と記載されていれば、「解約(コース変更)」での乗り換えでも適用できます。対象の記載がない場合は、コース変更での契約でもキャンペーンが使えるかどうかを、NURO光解約前にSo-netのサポートデスクに確認しましょう。

また、プロバイダはSo-net以外に変えるがSo-netのサービスを継続して使いたい、という場合は、必要なサービスが使えるコースにコース変更すると良いでしょう。So-netには、メールアドレスを利用できる「モバイルコース」や、セキュリティサービスなどメールアドレス以外のオプションサービスを利用できる「メンバーズコース」が用意されています。必要なサービスが使えるコースを選んで、手続きを進めてください。

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