WiMAXを申し込むときに比較しておきたいのがプロバイダです。WiMAXには、複数のプロバイダがあり、それぞれサービス内容が異なります。とくに利用料金で違いがでることが多いため、WiMAXの利用用途とプロバイダの組み合わせによっては、金額にかなりの違いがでることがあります。
今回は、WiMAXの代表的なプロバイダ8社のサービス内容を比較しました。
その結果、WiMAXの利用用途によって次の4社がおすすめできるプロバイダでした。
おすすめのWiMAXプロバイダ
- WiMAXを最安で使いたい→GMOとくとくBB
- 面倒な手続きなしでWiMAXを安く使いたい→DTI WiMAX 2+
- WiMAXを短期間で安く使いたい→BIGLOBE WiMAX 2+
- 他社インターネット回線からの乗り換えでWiMAXを安く使いたい→Broad WiMAX
ここでは、WiMAXのプロバイダの選び方とおすすめのプロバイダについて解説していきます。
目次
プロバイダによるサービスの違い
WiMAXは、申し込むプロバイダによって下記の違いがあります。
- 利用料金
- キャッシュバック
- プラン
- 契約期間
WiMAXのプロバイダは、利用用途に合ったところを選べば、申し込みから解約までに必要な費用を抑えられます。WiMAXをお得に使うために確認しておきましょう。
利用料金
WiMAXの利用料金には、月額基本料と端末代金がかかります。これらの料金は、プロバイダが独自で設定しているため、一律ではありません。そのため、利用料金の安いプロバイダを選ぶことで、WiMAXがお得に使えます。
キャッシュバック
WiMAXのプロバイダのなかには、キャッシュバックを実施しているところがあります。月額基本料金が他のプロバイダより高くても、キャッシュバックを差し引くことで、実質的な利用料金が安くすることが可能です。
WiMAXの利用料金を比較するときは、月額基本料金や端末代金に目が行きがちですが、キャッシュバックがあるかどうかも確認しておきましょう。
プラン
WiMAXのプランには、「ギガ放題」と「ライトプラン」の2種類があります。
ギガ放題は、月間データ通信量が無制限で使えるプランです。3日間で10GBを超えると、一定期間の通信制限があるものの、それ以外は通信量を気にすることなくインターネットが利用できます。
一方、ライトプランは、月間データ通信量が7GBに制限されたプランです。月初めからの通信量が7GBを超えた時点で、月末まで通信制限がかかります。
データ通信量無制限は、モバイルWi-Fiの中でもWiMAXしか提供していないため、申し込むなら「ギガ放題」がおすすめです。
なお、ギガ放題は、全てのプロバイダが提供していますが、ライトプランは一部のプロバイダしか提供していません。
ライトプランを利用したい人は、プランを提供しているプロバイダを選ぶ必要があります。
契約期間
WiMAXを申し込むには、契約期間を決める必要があります。契約期間は、1年、2年、3年の3種類です。申し込みができる契約期間は、プロバイダによって異なるため、申し込み前に確認が必要です。
WiMAXの契約期間は、長くなるほど月額基本料が安くなる傾向があります。ただし、その代わりに契約期間の途中で解約した場合に発生する、契約解除料が高くなる確率が高いため、バランスが大切です。
そのため、利用期間に合った契約期間が申し込めるプロバイダを選ぶことで、解約時にかかる費用を抑えられます。
通信速度はどのプロバイダを選んでも変わらない
WiMAXの端末は、全てUQ WiMAXが提供する電波でインターネットに接続します。プロバイダが違っても利用する電波は変わらないため、プロバイダの選び方が通信速度に影響を与えることはありません。
そのため、WiMAXのプロバイダを選ぶときは、利用料金を比較して、少しでも安いところを選びましょう。
WiMAXのプロバイダ8社のサービス内容を比較
下記は、WiMAXの代表的なプロバイダ8社の月額料金、キャンペーン、3年間の実質利用金額を比較した表です。
プロバイダ | 月額料金 | キャンペーン | 3年間の実質利用金額 |
---|---|---|---|
GMOとくとくBB WiMAX 2+ |
1~2か月目 3,609円 3か月目~ 4,263円 |
・キャッシュバック (モバイルルーター:27,500円、ホームルーター:29,000~31,000円) ・端末代金無料 ・ハイスピードプラスエリアモード無料 ・入会から20日以内なら解約違約金無料でキャンセル可能 |
モバイルルーター 124,660円 ホームルーター 121,160~123,160円 |
DTI WiMAX 2+ |
1~2か月目 0円 3か月目 2,590円 4か月目~ 3,760円 |
・端末代金無料 ・ハイスピードプラスエリアモード無料 |
126,670円 |
カシモWiMAX |
1か月目 1,380円 2か月目~ 3,610円 |
・端末代金無料 ・ハイスピードプラスエリアモード無料 |
127,730円 |
Broad WiMAX |
1~2か月目 2,726円 3~24か月目 3,411円 25か月目~ 4,011円 |
・端末代金無料 ・ハイスピードプラスエリアモード無料 ・他社回線からの乗り換えキャンペーン |
128,626円 |
ASAHIネット WiMAX 2+ |
1か月目 0円 2~12か月目 3,290円 13~36か月目 4,290円 37か月目~ 4,350円 |
・端末代金無料 ・ハイスピードプラスエリアモード無料 |
139,150円 |
BIGLOBE WiMAX 2+ | 3,980円 | ・WiMAX端末同時申し込みで17,000円キャッシュバック |
145,480円 (端末代金19,200円を含む) |
So-net WiMAX 2+ |
1~12か月目 3,380円 13か月目~ 4,379円 |
・端末代金無料 ・ハイスピードプラスエリアモード無料 |
145,656円 |
UQ WiMAX | 3,880円 | なし |
154,680円 (端末代金15,000円を含む) |
※価格は税抜き
※申込手数料3,000円が別途かかります
※ギガ放題プランで比較
3年間の実質合計金額は、月額料金の36か月分に端末代金を足し、そこからキャッシュバックを差し引いて算出しています。
比較してみると、WiMAXを最も安く利用できるのは、GMOとくとくBBであることがわかりました。
GMOとくとくBBは、全ての端末が無料で利用でき、さらに、キャッシュバックを実施しているからです。利用料金からキャッシュバックを差し引くことで、WiMAXを実質の利用料金が最安になります。
GMOとくとくBBからキャッシュバックを受け取る方法
GMOとくとくBBからWiMAXを申し込んで、キャッシュバックを受け取るまでの流れは、以下の通りです。
- GMOとくとくBB公式サイトから申し込んで新規契約する
- 最短で申込日の翌日に端末が発送される
- WiMAXの利用開始
- 端末発送月を含む11か月後に案内メールが届く
- 案内メールを受信した翌月末までに銀行口座を登録する
- 銀行口座を登録した翌月末にキャッシュバックが振り込まれる
キャッシュバックを受け取れるのは、手続きを全て行った場合だけです。手続きをしなかったり、漏れがあったりすると、キャッシュバックが受け取れません。
また、キャッシュバックの案内メールは、GMOから契約時に発行されるメールアドレス(ドメイン名が「gmobb.jp」のもの)に送られるので、gmailやYahoo!Mailなど普段使っているメールアドレスでは確認できません。
GMOのメールアドレスには、GMOとくとくBBの公式からダイレクトメールが毎日送信されるので、キャッシュバックの案内メールを見落とさないように注意が必要です。
案内メールが届く月や口座登録の期限は、スケジュールなどに入力しておき、アラームなどをかけておいて思い出せるようにしましょう。
WiMAXを手続き不要で安く使いたいなら DTI WiMAX 2+
「WiMAXを安く使いたい、でも手間はかけたくない」という人は、DTI WiMAX2+でWiMAXを申し込みましょう。DTI WiMAX2+の月額基本料金は、他のプロバイダと比較すると安く、端末代金も無料です。そのため、WiMAXを申し込みさえすれば、GMOとくとくBBの次に安く利用できます。
GMOとくとくBBでWiMAXを安く使うには、キャッシュバックを受け取るために手続が必要です。手続きを忘れてしまうとキャッシュバックが受け取れず、実質的な利用料金が高くなります。
しかし、DTI WiMAX2+では、WiMAXを申し込む以外の手続きはないため、手間をかけずに安く利用できます。
NTTグループカードで支払うと最大6,000円キャッシュバックがもらえる
WiMAXをDTI WiMAX2+で申し込む際、DTIのオリジナル特典「NTTグループカード新規入会キャンペーン」を適用すると、1年間毎月500円(最大6,000円)のキャッシュバックがもらえます。キャンペーンの適用条件は、NTTグループカードを新規入会し、DTI WiMAX 2+の料金の支払いカードにすることです。
キャンペーン対象のクレジットカードは、「NTTグループレギュラーカード」もしくは「NTTグループゴールドカード」(年会費5,000円)の2種類があります。
NTT グループレギュラーカードは、Web明細を選択すれば年会費無料で利用できるため、金銭的な負担はありません。
なお、NTTグループカードの申し込みや申し込みの流れはキャンペーンページをご確認ください。
BIGLOBE WiMAX 2+はWiMAXを短期間で安く使える
WiMAXを数ヶ月から1年ほどの短期間で利用したいという人は、プロバイダをBIGLOBE WiMAX 2+にすることで利用料金が抑えられます。
BIGLOBE WiMAX 2+には、契約期間が1年のギガ放題(1年)があるからです。さらに、このプランは、自動更新がないため、12か月以上利用すれば、契約解除料が発生しません。
また、契約解除料も1,000円と他のプロバイダよりも安く設定されているため、12か月以内にWiMAXを解約してしまっても、費用を抑えられます。
プロバイダ | 契約解除料 | 契約期間 |
---|---|---|
BIGLOBE WiMAX 2+ |
1~12か月目:1,000円 13か月目~:なし |
1年(自動更新なし) |
GMOとくとくBB WiMAX 2+ |
1~24か月目:24,800円 25~36か月目:9,500円 |
3年(自動更新) |
DTI WiMAX 2+ |
1~12か月目:19,000円 13~24か月目:14,000円 25~36か月目:9,500円 |
|
カシモWiMAX | ||
Broad WiMAX | ||
ASAHIネット WiMAX 2+ | ||
So-net WiMAX 2+ | ||
UQ WiMAX |
たとえば、WiMAXを申し込んでから12か月目に解約した場合にかかる利用料金をDTI WiMAX 2+とBIGLOBE WiMAX 2+とで比較すると、下記のようになります。
36,430円+0円+3,000円+19,000円=58,430円
47,760円+19,200円+3,000円+1,000円-17,000円=53,960円
計算式 月額料金12か月分+端末代金+契約手数料+契約解除料-キャッシュバック=合計金額 |
BIGLOBE WiMAX2+のギガ放題(1年)は、他社プロバイダよりも月額基本料金は高いため、長期利用すると他社プロバイダよりも利用料金がかかります。
しかし、1年程度の利用を検討している人であれば、BIGLOBE WiMAX2+のギガ放題(1年)を選んだほうが、他社プロバイダよりも安く利用できる可能性が高いです。
WiMAXの解約費用については下記の記事を参考にしてください。
端末代金はキャンペーン適用で安くなる
BIGLOBE WiMAX 2+は、2021年1月時点で、WiMAXデータ端末を同時申し込みで利用開始月の翌月に17,000円のキャッシュバックを行っています。
キャッシュバックを受け取るには、サービス利用開始月の翌月の2日目の午後から45日以内に、BIGLOBEマイページで指定口座の入力手続きが必要です。手続きを行わずに期限が過ぎてしまうと、キャッシュバックが受け取れないので注意しましょう。
期間内に指定口座受け取りの手続きが完了すると、数日後に指定の口座へキャッシュバックが振り込まれます。
キャッシュバックに関する連絡は、特典適用月の月初めに連絡先メールアドレス宛に届きます。
連絡先メールアドレスはWiMAX申し込み時に指定しますが、「今回取得するBIGLOBEメールアドレスで受信する」を選択した場合、申し込み時に発行したBIGLOBEメールアドレスに連絡がいきます。普段使用しないメールアドレスを連絡先メールアドレスに指定すると、キャッシュバックのメールに気づけない可能性があるので気を付けてください。
Broad WiMAXは他社インターネット回線からの乗り換えで安く使える
他社モバイルWi-Fiや光回線からWiMAXへ乗り換える際、違約金が発生する人は、Broad WiMAXを選びましょう。Broad WiMAXは、「契約解除料負担のお乗換えキャンペーン」を実施しているからです。
このキャンペーンが適用されると、契約中のインターネット回線を解約してBroad WiMAXへ乗り換える際に発生した違約金を最大19,000円までキャッシュバックされます。
WiMAXを新規契約するだけであれば、Broad WiMAXは、最安のプロバイダではありません。しかし、乗り換え時に違約金がかかる人は、「契約解除料負担のお乗換えキャンペーン」のキャッシュバックを差し引くことで、WiMAXを実質的に最安で利用できます。
☆Broad wimaxのキャンペーン情報☆
☆Broad wimaxのキャンペーン情報☆
Broad WiMAXの乗り換えキャンペーンと申し込み方法
Broad WiMAXの「契約解除料負担のお乗り換えキャンペーン」を利用するには、下記4つの条件をすべて満たす必要があります。
- Broad WiMAX公式サイトのWebフォームからの申し込み
- 「月額最安プラン」での申し込み
- クレジットカード支払いでの申し込み
- 「MyBroadサポート(907円/月)」(初月無料)、「安心サポートプラス(550円/月)」の加入
また、乗り換えキャンペーンでキャッシュバックをもらうには、現在利用中のインターネット回線の解約確認書類の提出をする必要があります。申し込み後に来る案内に従って手続きをしましょう。
Broad WiMAXのキャンペーンや適用条件の詳細は、以下で解説していますので参考にしてください。
「初期費用18,857円割引キャンペーン」も併用される
Broad WiMAXは、初期費用18,857円がかかります。初期費用がかかるのは、WiMAXのプロバイダの中でもBroad WiMAXだけです。ただし、この費用は、契約解除料負担のお乗り換えキャンペーンの適用条件と同じ状態で申し込むと「初期費用18,857円割引キャンペーン」が適用されて無料になります。
なお、2つのキャンペーンは併用可能です。適用条件も同じなので、どちらか一方のキャンペーンが適用されていれば、自動的にもう一方も適用されています。
Broad WiMAXのキャンペーンや適用条件の詳細は、以下で解説していますので参考にしてください。
WiMAXの機種を比較
WiMAXの端末は、プロバイダによる種類の偏りはありません。どのプロバイダを選んでも、選べる機種は同じです。WiMAXの機種には、小型で持ち運びができるモバイルWi-Fiと、据え置き型のホームルーターの2種類があります。
2021年1月時点のWiMAXの最新機種は下記の通りです。
機種名 | W06 | WX06 |
---|---|---|
最大通信速度 |
■4G LTE 下り1,237Mbps / 上り75Mbps ■WiMAX2+ 下り558Mbps / 上り30Mbps |
下り440Mbps / 上り75Mbps |
連続通信時間 | 約540分(初期設定時) | 約690分(ノーマルモード) |
バッテリー容量 | 3,000mAh | 3,200mAh |
重量 | 約127g | 約127g |
モバイルWi-Fiの最新機種は、HUAWEI製のW06と、NECプラットフォームズ株式会社製のWX06の2機種です。
2機種を比較してみると、最大通信速度とバッテリー容量が違います。最大通信速度は、W06の方が速いです。また、本体に内蔵されているアンテナ数もW06の方が多いため、通信速度の安定性も高い可能性があります。WIMAXに通信品質を求める人はW06を選びましょう。
一方、バッテリー容量は、WX06の方が多いです。バッテリー容量が多いと、連続通信時間が長くなります。そのため、WiMAXの端末を充電できない状態で長時間利用する人は、WX06を選んだほうがよいでしょう。
次にホームルーターの機種を紹介します。
機種名 | HOME L02 | HOME 02 |
---|---|---|
最大通信速度 |
■4G LTE 下り1,237Mbps / 上り75Mbps ■WiMAX2+ 下り558Mbps / 上り30Mbps 下り1,000Mbps / 上り75Mbps(一部地域) |
下り440Mbps / 上り75Mbps |
重量(g) | 約436 | 約218 |
サイズ(mm) | 93×178×93 | 50×118×100 |
スマートスピーカー (Alexa搭載) |
× | 〇 |
ホームルーターの最新機種は、HUAWEI製のHOME L02と、NECプラットフォームズ株式会社製のHOME 02の2機種です。
ホームルーターを選ぶなら、HOME L02がおすすめです。HOME L02は、HOME 02と比べて最大通信速度が速いだけではなく、本体とスマホやパソコン間の電波状況を良くする高感度アンテナが搭載されていたり、TXビームフォーミングという機能が搭載されていたりするからです。
そのため、HOME 02よりも通信が安定する可能性が高いです。
一方、HOME 02を選ぶメリットは、サイズです。HOME 02は、本体の大きさがHOME L02より一回り小さいので、狭いところでも設置が可能です。
また、スマートスピーカーが内蔵されているため、音声に反応してデータ通信量などの情報を音声で答えてくれますが、これはスマートフォンのアプリでも確認できるため、使用頻度は高くないかもしれません。
そのため、HOME 02は、サイズの小さいホームルーターが欲しいという人におすすめです。
WiMAXを申し込むなら「Broad WiMAX」!
BroadWiMAX
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