ソフトバンクエアーを利用していると、突然インターネットに繋がらなくなることがあります。インターネットに繋がらない原因は、専用機器の「Airターミナル」によるものであったり、ソフトバンクの基地局から発信させる電波であったりします。
どちらが原因であるかを特定しないとインターネットが復旧するまでに時間がかかってしまうことがあるため、事前の確認が大切です。そのため、この記事で、ソフトバンクエアーがインターネットに繋がらなくなったときの原因と改善策を確認しておきましょう。
まずは通信障害・メンテナンス情報を確認する
ソフトバンクエアーでインターネットを利用しているときに回線が突然切断した場合、まずは、通信障害やメンテナンスが起きていないかを確認しましょう。
通信障害やメンテナンスが起きている間は、インターネットに繋ぐための改善策はないからです。通信障害やメンテナンスが起きているのを知らずに、いくら改善策を試してもインターネットに繋がることはありません。そのため、突然インターネットに繋がらなくなった場合は、スマートフォンなどで、ソフトバンク公式サイトの障害・メンテナンス情報で確認しておきましょう。
Airターミナルが原因で繋がらないときの確認方法と改善策
ソフトバンクエアーがインターネットに繋がらない場合、Airターミナル本体の前面についているランプの点灯状況で原因を確認できます。
ランプ名 | 表示 | 動作状況 |
---|---|---|
Status | ◎点滅(緑) | 起動中 |
消灯 | インターネット接続できませんでした | |
LTE | 点滅(緑) | 接続状況が悪いです |
点灯(赤) | 圏外 | |
消灯 | 正常に作動しませんでした | |
SIM | 点灯(赤) | SIMカードが認識できませんでした |
消灯 | ||
WI-Fi | ◎点滅(緑) | WPS(簡単Wi-Fi自動設定)起動中 |
消灯 | Wi-Fiが無効になっています | |
Power | 点灯(赤) | 故障(ターミナル2/3) |
起動直後か、異常(ターミナル) |
Airターミナルのランプは、Status、LTE、SIM、Wi-Fi、Powerの5種類があり、Airターミナル1/2/3/4のいずれも正面に5つ並んでいます。ランプがすべて緑色に点灯していれば、正常に作動している状態です。
しかし、Airターミナルが原因でインターネットに繋がらない場合、5つのランプのどれかが異常を知らせる点灯をします。ランプの点灯状況によって原因が異なるため、それぞれのランプに対応する原因を確認して改善策を試してみましょう。
Statusランプが点いていない
AirターミナルのStatusランプは、本体が正常に作動しているかを知らせるランプです。Airターミナルの電源を入れた直後は、緑色のランプが点滅しますが、数分後には緑色に常時点灯します。しかし、Airターミナルが正常に起動しない場合、Statusランプが点灯せず、インターネットに繋がらないことがあります。
Statusランプが点いていない場合は、機器背面にある電源アダプターを抜き、もう一度差し直してみてください。Airターミナルを再起動することで、Statusランプが点灯し、インターネットに繋がることがあります。
LTEランプが「緑点滅」、「赤点灯」、「消灯」している
LTEランプは、Airターミナル本体が、基地局からの電波を受信できているかを判断するためのランプです。LTEランプが緑点灯以外の状態で点灯している、またはランプが点いていない状態でインターネットに繋がらないときは、電波の受信状況に異常が起きている可能性があります。
LTEランプに異常が出ているときは、Airターミナルが基地局からの電波を受信できているかを確認してみましょう。電波の受信状況は、Airターミナルの本体前面にある「LEVEL(レベル)」ボタンを押すことで確認できます。
LEVELボタンを押した後、LEVELボタンよりも上部についているランプが赤色に点灯した場合は、電波が受信できず、圏外になっている状態です。
圏外の状態だとインターネットに接続できないため、Airターミナルを電波の受信できる位置に移動させてください。Airターミナルは、基地局との間に建物の壁や家具などの障害物があると、電波を受信しづらくなります。そのため、障害物の少ない窓際などにAirターミナルを設置することで、電波の受信状況が改善されて、インターネットに繋がることがあります。
なお、Airターミナル2/3/4を使っている人は、ソフトバンク公式サイトの「Airターミナル2/3/4詳細設定」を参考にすると、電波の強さを確認しながら位置を決められるので、基地局からの電波を受信しやすい場所を探しやすくなります。
ソフトバンクエアーの利用料金が未納だとLTEランプに異常が出る
ソフトバンクエアーの利用料金を支払っていないとLTEランプに異常がでてインターネットに繋がらなくなることがあります。この場合は、未納分の利用料金を支払えば、電波状況が改善されるためインターネットに繋がります。
ソフトバンクエアーの利用料金は、故意でなくても滞ってしまうことがあるので注意しましょう。たとえば、クレジットカード払いに設定していたクレジットカードが、更新に伴いカード番号が変わった場合、設定を解除されてしまい支払いができないことがあります。
また、口座引き落としに設定していた口座の残高が、急な引き落としにより不足した場合にも、ソフトンバンクエアーの利用料金が未納になってしまいます。
ソフトバンクエアーの利用料金の支払状況は、ソフトバンク公式サイトの「ご請求額をMy SoftBank(オンライン)で確認する」を確認してください。
SIMランプが「赤点灯」または「消灯」している
SIMランプは、Airターミナルの中に挿入されているSIMカードを認識できているかを判断するためのランプです。SIMカードとは、契約者を特定するための情報が記録されたICカードです。Airターミナル1では、本体とSIMカードが一体になっていますが、2/3/4では、本体の底面にある挿入口の中にSIMカードが入っています。
SIMカードが認識されなければ、ソフトバンク側で契約者情報が確認できず、Airターミナルと基地局との通信ができないため、インターネットに接続することができません。
AirターミナルがSIMカードを認識できなくなる原因は、機器に衝撃が加わったり、起動時にSIMカードの情報を正しく読み取れなかったりと様々です。
そのため、SIMランプが赤色に点灯している場合やランプが点いてないときは、「SIMカードを差し直しする」または、「本体の再起動」をすることで、SIMカードが認識されインターネットに繋がる可能性があります。
なお、SIMカードの金属部分に指が触れると情報を読み取れなくなるおそれがあるため、抜き差しをするときは、金属部に触れないようにしましょう。
Wi-Fiランプが点いていない
AirターミナルのWi-Fiランプは、Airターミナル本体のWi-Fi機能が作動していることを確認するためのランプです。Wi-Fiランプが点いていない場合は、AirターミナルのWi-Fi機能が停止している状態のため、無線でインターネットに繋ぐことができなくなります。
ただし、AirターミナルにはWi-Fi機能のON/OFFを切り替える機能はないため、Wi-Fiランプが点いていない原因は、起動時のエラーなどが考えられます。そのため、Wi-Fiランプが点いていない場合は、Airターミナル本体を再起動することでWi-Fi機能が改善しインターネットに繋がる可能性があります。
Powerランプが赤点灯している
Powerランプは、Airターミナルの電源に関するランプです。Airターミナルの電源を入れてすぐに赤く点灯することがありますが、数分経っても赤色に点灯しているときは、Airターミナル本体が故障している可能性があります。そのため、コンセントを抜き差ししても改善しない場合は、ソフトバンクへ問い合わせてください。
それでも繋がらない場合は問い合わせをする
改善策を試してみてもインターネットに繋がらない場合は、SoftBankのサポートを利用しましょう。サポートには、チャットまたは電話で問い合わせができます。
チャットでの問い合わせは、「SoftBank光・SoftBank Air専用 チャットサポート」から行えます。対応時間は10:00~19:00までです。チャットでの問い合わせは、電車の中など電話ができない場所でも利用できるため隙間時間を使って問い合わせたいときに便利です。
また、電話で問い合わせは、My SoftBankから行えます。あらかじめ時間を指定しておき、ソフトバンクから折り返しの電話で問い合わせができます。そのため、すぐに回答が欲しいときには不向きですが、都合の良い時間に予約をしておけば、待ち時間なしで問い合わせができます。
なお、電話予約をする際は、S-ID(認証ID)とパスワードの入力が必要になるので、予約前に用意しておきましょう。