NURO光の利用料金を「戸建て」と「マンション」に分けて解説

NURO光を利用するには、毎月発生する「基本料金」と、導入時に一度だけ発生する「初期費用（工事費／事務手数料）」がかかります。また、NURO光の用途によっては、必要に応じて「オプション料金」が必要です。

NURO光の契約プランは、戸建てとマンション（集合住宅）で契約できるプランが分かれており、必要な料金は契約プランごとに全て違います。

納得してNURO光を契約するために、利用料金を確認しておきましょう。

なお、NURO光は提供エリアが決まっているため、住んでいる地域で利用できないことがあります。NURO光が利用できるかをまだ調べていない人は、NURO光の公式サイトで確認してください。

戸建てでNURO光を利用するための料金

NURO光の戸建てプランは6種類あり、それぞれ異なる月額基本料金が設定されています。

戸建てプランの中で月額基本料金が安いのが「NURO光G2V」です。NURO光G2Vは、NURO光の中で標準的なプランです。NURO光の他のプランよりも月額基本料金が安いですが、下り最大通信速度が2Gbpsあるので、一般的な光回線の下り最大通信速度1Gbpsよりも通信速度が速くなる可能性があります。

NURO光G2Vと同じ最大通信速度のプランに、「NURO 光G2」がありますが、違いは契約期間の有無です。

NURO 光G2Vは、2年間の契約期間が定められており、契約期間の途中で解約すると契約解除料が発生しますが、月額基本料金がNURO光G2よりも安く設定されています。

一方、NURO光G2は、契約期間がないので、いつ解約しても契約解除料が発生しませんが、NURO光G2Vよりも月額基本料金が高く設定されています。

また、NURO光には、G2Vよりも最大通信速度の速いプランがあります。最大通信速度が速いプランほどWebサイトの表示速度や、動画コンテンツの読み込みが速くなるとされています。

ただし、最大通信速度が速いプランになるほど月額基本料金が高くなるため、毎月支払う料金の負担が増えるため、NURO光を安く使いたいなら「NURO光G2V」を利用しましょう。

なお、NURO光の月額基本料金には、インターネットに接続するすべての人が必要となるプロバイダ料金が含まれているため、別途で請求されることはありません。

戸建てプランの利用に必要な初期費用

NURO光を利用するには、初期費用として基本工事費と契約事務手数料がかかります。初期費用はプランごとに異なり以下の通りに設定されています。

2021年3月時点では、NURO光の基本工事費は、お申し込み特典が適用されるため実質無料にできます。お申し込み特典が適用されると、毎月分割で請求される基本工事費と同等の金額が割引されます。割引は基本工事費の分割払いが終わるまで続くため、契約者が負担することはありません。

そのため、NURO光の初期費用は、契約事務手数料3,000円のみで利用できます。

なお、2回に分けて行われる基本工事を1回で終わらせる場合や、宅内工事の際、配線を延長する場合などは、追加工事費が発生します。

追加工事費については、NURO光公式「NURO 光 の有償工事」で確認してください。

基本工事費が実質無料にならないプランがある

NURO光の戸建てプランのうち、以下の3つはお申し込み特典が適用されないため、基本工事費の割引がありません。

• NURO光 G2
• NURO光6Gsの継続契約なしプラン
• NURO光10Gsの継続契約なしプラン

さらに、NURO光6Gsと10Gsの継続契約なしプランでは、開通工事の支払いが一括払いのみなので初期費用が他のプランよりも多くなります。継続契約なしプランは、NURO光をいつ解約しても契約解除料が発生しないという特徴がありますが、初期費用を抑えたい場合にはお申し込み特典が適用されるプランを契約しましょう。

集合住宅でNURO光を利用するための料金

NURO光の設備が導入された集合住宅では、最大通信速度は、下り2Gbps上り1Gbps の「NURO光forマンション」というプランが利用できます。

NURO 光 for マンションを利用する場合、「NURO 光 for マンションの月額基本料金」と「Hands-up会費」の合計額を「月額負担金」として毎月支払うことになります。

「Hands-up会費」とは、マンション共有部の設備導入工事費と設備維持管理費のことです。この費用を支払うためにマンション内の「NURO 光 for マンション」利用者で構成される団体を「Hands-up」と呼びます。NURO 光 for マンションを契約するには、Hands-upへの加入が必須です。

「Hands-up会費」は同じ建物内でNURO 光 for マンションを契約している人数によって変わります。契約者数ごとの「NURO 光 for マンションの月額基本料金」と「Hands-up会費」は下の表の通りです。

NURO光forマンションの月額負担金（月額基本料金）は、同じ建物の利用者数によって決まります。ただし、プランの中で月額負担金が最も高い場合での2,500円なので、戸建てプランよりも安く、更には他社光回線のマンションタイプの料金相場3,000～4,500円よりも、NURO 光 for マンションの方が月額料金が安いです。

NURO光forマンションの月額負担金は、毎月1日時点の当該契約者数に応じて確定します。確定後は、NURO光の「マイページ」から月額負担金を確認できます。

住んでいる集合住宅でNURO光forマンションが利用できるかは、建物を管理する大家や管理会社などに設備が導入されているかを確認してください。

なお、NURO光forマンションの月額負担金にもプロバイダ料金が含まれているため、別途で請求されることはありません。

NURO光forマンションの初期費用

NURO光forマンションを利用するときにかかる初期費用は以下の通りです。

NURO光forマンションの基本工事費は、戸建てと同様にお申込み特典が適用されるので、分割払いの金額と同額が割引され実質無料になります。そのため、NURO光forマンションを利用するときにかかる初期費用は、契約事務手数料3,000円のみです。

ただし、NURO 光 for マンション公式の「お申し込み特典」が適用されると、契約事務手数料は無料になります。宅内工事費の分割金相当額が月額負担金から割引されるので、割引期間が終わる41か月目まで利用すれば宅内工事費も実質無料です。

なお、お申込み特典の内容は随時変更になる可能性があります。契約前に必ずNURO 光 for マンション公式サイトの「お申し込み特典」で最新情報を確認してください。

※工事費は一戸建て同様、無料です。工事内容によっては追加費用として費用が発生することがあるので、NURO光公式よくある質問の「追加宅内工事を申し込みたい」を確認してください。

条件を満たせば集合住宅でも他のプランが利用できる

NURO光forマンションの設備が導入されていない集合住宅に住んでいる人でも、条件を満たせば以下のプランが契約できます。

ただし、NURO光forマンション以外のプランは、戸建てと同様の基本工事を行うため、建物の外壁や宅内の壁に穴開けをすることがあります。そのため、必ず建物を管理する大家や管理会社の許可を得てから申し込みましょう。

NURO光で利用できるオプションサービス

NURO光で利用できるオプションサービスには以下のものがあります。

オプションサービスはNURO光の開通後に「マイページ」から申し込みや解約が行えます。

なお、オプションサービスについての詳しい内容は、下記の記事を確認してください。

https://hikari.netde-pc.jp/17293.html

NURO光でんわに申し込むとソフトバンクのスマホ料金が割引される

ソフトバンクのスマホや携帯電話を利用している人は、NURO光でんわを申し込むと、「おうち割光セット」が適用されるため、スマホや携帯電話の利用料金が割引されます。

おうち割光セットとは、契約しているソフトバンクの端末1台につき最大1,000円が割引されるサービスです。契約者や同居している家族の端末だけでなく、離れて住んでいる家族の端末も含め最大10台が適用されます。おうち割光セットに期限はないため、NURO光を契約している間は割引が継続します。

NURO光でんわが利用できるのは、「NURO光 G2V / G2」、「NURO光forマンション」、「NURO光 10G」です。それ以外のプランでは、NURO光でんわに対応していないため、おうち割ひかりセットが利用できません。

なお、NURO光でんわの料金や申し込み方法については「NURO光でんわの料金、割引、サービスの注意点を解説。」を参考にしてください。

カスペルスキーセキュリティを利用すればセキュリティソフトを購入しなくてもいい

NURO光は、セキュリティソフトのカスペルスキーセキュリティがオプションサービスで利用できます。

セキュリティソフトは、インターネットへの接続を安全に行うために必要なソフトウェアですが、購入すれば1年間で5,000円程度の費用がかかります。

カスペルスキーセキュリティは、NURO光forマンションで利用する場合は、有料オプションになり月額500円の利用料がかかりますが、それ以外のプランでは無料で利用できます。

そのため、NURO光forマンション以外のプランでは、セキュリティソフトの購入費用が抑えられます。さらに、カルペルスキーセキュリティは、パソコンやスマートフォンを5台まで適用できるため、家族の端末にも導入することが可能です。

NURO光は無線LANルーターを購入しなくてもWi-Fiが使える

NURO光は、ONUにWi-Fi機能がついているため、無線LANルーターを購入する必要がありません。ONUとは、NURO光でインターネットをする際に必要な機器です。基本工事の際、作業員が宅内に設置していきます。ONUは、NURO光からのレンタル品ですが、レンタル料は無料です。

そのため、NURO光を契約した人全員が無料でWi-Fiを利用できます。

NURO光のONUは複数の機種があるため、選び方や設定方法については下記の記事を参考にしてください。

https://hikari.netde-pc.jp/16094.html

NURO光を解約するときにかかる料金

NURO光は、解約する月によって契約プランごとに決められた契約解除料がかかります。

契約解除料がかかるのは、契約更新月以外で解約した場合です。契約更新月とは、契約プランごとに決められた契約期間満了月の翌月のことです。

たとえば、NURO光G2Vの場合は契約期間が2年なので、利用開始月から25か月目に解約すれば、契約更新月になるため契約解除料が発生しません。

ただし、解約日が契約更新月をまたいでしまうと、契約が自動更新されてしまうため、契約解除料なしで解約するには次回の解約更新月である49か月目まで待たなくてはいけません。そのため、解約解除料の支払いなしで解約するためには、必ず契約更新月に解約しましょう。

解約更新月は、NURO光のマイページで下記の手順を行うことで確認できます。

1. ログインIDとパスワードを入力
2. ログイン後、画面上部のメニューの「ご契約内容」を選択
3. 「ご利用期間」を確認する。

なお、契約期間のないプランを契約している場合は、いつ解約しても解約解除料は発生しません。

公式サイトで申込めばキャンペーン特典がもらえる

NURO光では、毎月キャンペーンを実施しています。キャンペーンを利用することで、NURO光の月額基本料金が割引されたり、キャッシュバックをもらうことができたりします。2021年3月時点で実施しているNURO光公式キャンペーンは以下の通りです。

NURO光の申し込みで適用されるキャンペーンはいずれか一つだけです。併用することはできません。また、キャンペーン内容は定期的に更新されるため、NURO光に申し込む際は、公式サイトで最新のキャンペーン情報を確認しておきましょう。

キャンペーン特典は代理店で申し込んだほうが充実している場合もある

NURO光のキャンペーン特典は、公式サイトよりも販売代理店の方が充実している場合があります。以下は、2021年3月時点でのNURO光の大手代理店3社のキャンペーン特典を比較した表です。

たとえば、キャッシュバック特典を比較すると、NURO光公式サイトでは42,000円ですが、株式会社Life BankでNURO光を申し込むと最大50,000円がもらえます。ただし、代理店のキャッシュバック特典は有料オプションの加入が条件になっていることや、受け取りまでの期間がNURO光公式よりも長いことがあるので、条件を比較してから申し込み先を決めましょう。

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