光コラボのSo-net光ってどんなサービス？

快適な高速通信ができる光回線インターネット。NTTによるフレッツ光からはじまり、現在各社からさまざまな光回線とサービスが提供されており、多くの家庭でも主なインターネット回線として普及しています。

その中で、今回は「So-net光」について、その概要をご紹介していきます。

光コラボ「So-net光」とは

「So-net（ソネット）」はプロバイダサービスです。ADSLの時代からプロバイダとして人気が高く、インターネットをしていると一度は名前を聞いたことがある人も多いでしょう。
では、「so-net光（ソネットひかり）」とはどういったものなのかを解説していきます。

So-net光は、プロバイダサービスの「So-net」がNTTフレッツ光の光回線を委託販売・提供している「光コラボレーション」サービスです。

「光コラボレーション（以下、光コラボ）」とは、NTTがフレッツ光の回線を他の事業者に卸売・委託し、その回線を買った事業者（プロバイダやスマホキャリア）が、その光回線と独自のサービスをセットにして提供・販売しているサービスを指します。

光コラボでの光回線はNTTフレッツ光の回線を使います。契約先、支払先はNTTではなく光コラボの事業者になりますので、回線はフレッツ光でも契約上はNTTと別のものです。また、NTTとは別で独自の光回線を使うauひかりやNURO光は、光コラボとは同じ光回線サービスでも、根本的に違うものになります。

【フレッツ光をプロバイダSo-netで利用する場合】
NTTフレッツ光の料金　　＋　　So-netの料金　　＝毎月のインターネット利用料金
（光回線サービス）　　　（プロバイダ接続サービス）
●利用契約は回線とプロバイダで別々。料金も別々にかかる。

【So-net光を利用する場合】
光コラボレーション　　　　　　　　　＝毎月のインターネット利用料金
（So-netが買ったフレッツ光回線+プロバイダ接続）
●利用契約もサービスもプロバイダによる「光コラボ」でまとめられている。

利用プロバイダをSo-netにしてフレッツ光を利用するのと、So-net光を利用するのとでの大きな違いは、料金の仕組みです。

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So-net光の料金と特徴

光コラボであるSo-net光の最大の特徴は料金です。先述したように、料金体系が違うだけでなく、月額料金も安くなります。

１．月額料金がフレッツ光より安い
戸建て物件での例を挙げてみましょう。

【戸建て物件の場合の月額料金比較】

それぞれ割引適用後でも、月額に800円の差が出ています。ほとんど同じ接続環境でも、利用契約を光コラボに1本化することで月額料金1,000円前後の差が出るのが、光コラボSo-net光の最大の特徴です。

2．光回線の品質はフレッツ光
上記で解説したとおり、So-net光の光回線はNTTフレッツ光そのもの。利用できる回線の種類も品質もフレッツ光と同じです。光回線は導入する物件の状況により選べるものが変わりますが、光配線方式である「フレッツ光ネクスト　ギガファミリー／ギガマンション」であれば、概ね最大通信速度1Gbpsの高速通信回線になります。

３．auスマートバリュー
スマホや携帯のキャリアがauであれば、So-net光とauスマートバリューに組み込んで通信費の割引を受けられます。

スマートバリューは、「so-net光のネット」+「So-net光のコラボ電話」+「auのスマホ・携帯」が対象です。コラボ電話とは、So-net光のひかり電話（IP電話）のこと。ひかり電話にしなければいけない点が、面倒かもしれませんが、それが問題ないのであればスマートバリューの適用条件を満たすことができます。

・auのスマホ・携帯ユーザーである
・自宅の電話をひかり電話にしてもよい
・家族もauのスマホ・携帯ユーザーである

また、So-net光の公式キャンペーンでは、So-net光の申し込み時にコラボ電話も同時に申し込むと12ヶ月間コラボ電話の月額基本料金500円が無料になります。

So-net光の申し込み方と初期費用

So-net光は、申し込みの仕方によって初期費用が変わります。

（1） フレッツ光+So-net（プロバイダ）を利用→So-net光コラボへ転用
（2） フレッツ光+So-net以外のプロバイダを利用→So-net光コラボへ転用（他社プロバイダ解約）
（3） フレッツ光を利用していないor他社回線利用→新設（他社回線解約）

（1）の場合は、NTTから転用許諾番号を発行してもらってSo-net光へ転用申し込みをすれば完了します。初期費用は、事務手数料800円のみです。

（2）の場合も、（1）と同じく転用許諾番号を取得すれば、So-net光へ転用申し込みが完了し、事務手数料800円で完了します。ただし、それまで利用していたプロバイダをSo-net光に切り替えるため、プロバイダは解約しなければいけません。利用期間やプロバイダによっては解約金が必要になる可能性もありますので、解約にいくらかかるのか確認しておきましょう。

（3）の場合、まず光回線の新規開通工事が必要です。So-net光に申し込むと、工事日の希望を聞かれます。自宅の工事と立ち会い可能日を考えながら申し込みましょう。
この場合、初期費用は事務手数料800円と、回線工事費がかかります。回線工事費は24,000円で、これを30ヶ月分割で月額料金に乗せて30ヶ月毎月支払っていくことになります。

【新設した場合の初期費用と長期割引】
新設でSo-net光を申し込むと、開通工事費用分を毎月800円上乗せされることになります。しかし、現在So-net光では新規申し込みであれば30ヶ月間以下のような割引が適用されます。

「So-net長割for光コラボレーション」-500円
「大幅割引キャンペーン」　-1500円

上記の割引を適用すると、戸建てプランで以下のような計算になります。

結果的に30ヶ月間は、工事費が相殺され、基本料金の金額を下回ります。

戸建てでSo-net光に転用した場合は、回線工事費がないため大幅割引キャンペーンでの割引額は-400円です。その場合、30ヶ月間は月額料金が4,800円になります。

So-net光はこんな人におすすめ

・インターネットの月額料金をなるべく安くしたい
・今の自宅に2年半以上は住む予定である
・もともとフレッツ光を導入していた

・インターネットの月額料金をなるべく安くしたい
前述したように、戸建ての家で光回線の新設であれば、回線工事費はほぼ相殺できます。
さらにauユーザーで、家族もauを使っており、自宅電話をひかり電話に変えてもよければ、auスマートバリューで家族全員のスマホ料金を安くすることも可能です。一人でもお得ですが、家族分の通信費であれば大幅に節約できるでしょう。

・今の自宅に2年半以上は住む予定である
So-net光 コラボレーションは、30ヶ月の契約期間が定められています。分割で支払う工事費用は、30回に分けて支払いますが、途中で解約すると、残りの残債を一括で支払わなくてはいけません。また、残りの工事費の他に違約金の7,500円がかかります。

・もともとフレッツ光を導入していた
すでに自宅のインターネット環境がフレッツ光を使った回線なら、光コラボへ切り替えることで、工事費も解約金も時間もかからず、月額料金を安くおさめられます。

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