SoftBank Airは、Airターミナルから発信されるWi-Fiの電波が届きにくい場所だと、通信が途切れがちになります。そのため、SoftBank Airが繋がりにくくて困っている人は、中継機を導入しましょう。中継機を導入すれば、Wi-Fiの電波がより広範囲に届きやすくなることから、SoftBank Airが繋がりやすくなります。
しかし、SoftBank Air専用の中継機は、販売されていません。そこで、市販の中継機の中から、SoftBank Airに適合する機種を選ぶ方法を解説します。
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SoftBank Airで利用できる中継機の種類と選び方
中継機とは、Wi-Fiルーターから発信される電波を中継し、Wi-Fiエリアを拡大する機器のことです。Wi-Fiの電波を中継するには、中継機がWi-Fiルーターと同じ通信規格に対応していなければなりません。
そのため、SoftBank Airを利用している人は、Airターミナルの通信規格に準拠した中継機を選びましょう。SoftBank Airでは、仕様が異なる4種類のAirターミナルを提供しているので、中継機を選ぶ際は、以下の表を参考にしてください。
【Airターミナルの仕様(内蔵無線LAN機能)】
最大通信速度 | 対応するWi-Fiの通信規格 | |
---|---|---|
Airターミナル | 下り110Mbps | IEEE 802.11a/b/g/n |
Airターミナル2 | 下り261Mbps | IEEE 802.11a/b/g/n/ac |
Airターミナル3 | 下り350Mbps | |
Airターミナル4 | 下り962Mbps |
【Airターミナルが対応する通信規格の仕様】
通信規格 | 最大通信速度 | 周波数帯 |
---|---|---|
IEEE802.11a | 54Mbps | 5GHz |
IEEE802.11b | 11Mbps | 2.4GHz |
IEEE802.11g | 54Mbps | 2.4Ghz |
IEEE802.11n(通称:Wi-Fi 4) | 600Mbps | 2.4Ghz/5GHz |
IEEE802.11ac(通称:Wi-Fi 5) | 6.9Gbps | 5GHz |
「IEEE 802.11」とは、米国電気電子学会(略称:IEEE)が定める、Wi-Fiこと無線LANの通信規格の名称です。通信規格によって、最大通信速度と利用できる周波数帯(電波の種類)が違います。
なお、「IEEE802.11a/b/g/n/ac」と記載がある場合は、「11a」「11b」「11g」「11n」「11ac」すべてに対応しているという意味です。
ところが、Wi-Fiルーターの最大通信速度は、対応する通信規格だけでなく、本体の性能によっても異なります。たとえば、Airターミナル2と4は、両方とも「IEEE802.11a/b/g/n/ac」に対応していますが、内蔵されているアンテナ数が違うので、最大通信速度が701Mbpsも違います。
Airターミナル同様、中継機も同じ通信規格に対応していても、機種によって最大通信速度が変わることがあります。そのため、SoftBank Airを契約している人は、「IEEE802.11a/b/g/n/ac」対応で、なおかつ最大通信速度が速い機種を選択してください。
WPS対応の機種はセットアップが簡単
SoftBankの公式サイトに記載されているよう、SoftBank Airに接続する中継機は、WPS対応の機種がおすすめです。
WPS(Wi-Fi Protected Setup)とは、本体のボタンを押すだけでWi-Fi対応機器同士の設定を簡単に行える機能のことです。Airターミナルと中継機を接続する際に、パソコンやスマホで設定を行う必要がなく、ボタンを押すだけでセットアップができます。
【WPS対応の中継機の設定方法】
- AirターミナルのWPSボタンを長押しする
- Wi-Fiランプが点灯する
- Wi-Fiランプが点灯している間に中継機のWPSボタンを押す
- 設定完了
なお、WPSのボタンは、5GHzの設定をするときは1秒~2秒、2.4GHzの設定は5秒以上長押ししてください。(参考:SoftBank「[SoftBank 光/SoftBank Air]WPS機能の操作方法を教えてください。」)
デュアルバンド同時接続に対応している機種は通信速度が遅くなりにくい
SoftBank Airでは、2.4GHzと5GHzの電波が利用できるので、デュアルバンド同時接続に対応する中継機がおすすめです。
デュアルバンド同時接続とは、2.4GHzと5GHzなど、同時に2種類の異なる周波数帯の電波に接続する中継方式です。1種類の周波数帯の電波でしか接続できないシングルバンドと比較して、通信速度が遅くなりにくいという特徴があります。
デュアルバンド同時接続について詳しくは、BUFFALO公式サイトをご確認ください。
インテリアや使用用途に合わせて中継機の形状を選ぶ
中継機には、コンセント型と据え置き型の2種類があります。どちらの形状の中継機を選んでもSoftBank Airで利用できます。
コンセント型は、コンセントに直接挿し込むことから据え置き型と比較すると小型な機種が多く、コンセントポートを塞がないようにアンテナが本体に内蔵されていることが多いです。
一方、据え置き型は、ACアダプター(電源ケーブル)の届く範囲であれば、コンセントから離れた場所に設置可能です。コンセント型より大型のものも多く、有線LANポートが搭載さていることがあるので、LANケーブルによる有線接続にも対応しています。
省スペースにこだわる人はコンセント型、有線接続をする人は据え置き型の中継機を選ぶといいでしょう。
通信速度を速くしたい人はSoftBank光に乗り換える
中継機を設置すれば、インターネットに繋がりやすくなったり、Wi-Fiエリアが拡大したりと、SoftBank Airの通信環境が安定します。しかし、SoftBank Airの通信速度は、中継機を設置したからといって速くなるわけではありません。
中継機には、Wi-Fiの通信速度を速くする機能や、SoftBank Airの速度制限を解除する機能がないからです。
【参考記事】
そのため、SoftBank Airの通信速度が遅くて悩んでいる人は、SoftBank光に乗り換えましょう。SoftBank光は、SoftBank Air同様におうち割光セットが利用できて、SoftBank Airよりも最大通信速度が速く、速度制限がない光回線(固定回線)です。SoftBank光の工事は、自宅に派遣される専門スタッフが作業を行い、最短数時間で終わるので、専門知識がなくても問題ありません。
また、SoftBank光に申し込んでから工事日までは、申し込み特典として別途送られてくるレンタル専用のSoftBank Airを無料で利用できます。
工事と言っても煩雑な手続きや作業が必要なわけではないので、光回線(固定回線)に初めて申し込む人でも、安心してSoftBank光に申し込んでください。
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