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フレッツ光西日本の評判

NTT西日本が提供するフレッツ光は、各府県でもっとも多く利用されている光回線です。

西日本でフレッツ光を実際に利用している人の評判を調査したところ、サポート対応の早さやポイントサービスについての好意的な意見が見られました。しかし一方で、通信速度の遅さには不満の声が目立ちます。また、料金が高いと感じている人も少なからずいるようです。

フレッツ光西日本の提供エリアを確認

本記事で取り上げる「フレッツ光西日本」は、「NTT西日本が提供するフレッツ光」のことを指します。

フレッツ光は全国で提供されている光回線サービスですが、提供元の会社は富山・岐阜・静岡から西側がNTT西日本、それより東側はNTT東日本と分かれています。

フレッツ光を利用する場合、NTT東日本エリアに住んでいる方はNTT東日本と、NTT西日本エリアの方はNTT西日本と、それぞれ契約することになります。同じ「フレッツ光」という名称ですが、提供しているサービス内容は東西で異なる部分があります。料金や割引などを調べるときには、必ず自分が住んでいるエリアのサービス情報を見るようにしましょう

サポート対応の評判:機器故障時の対応が早い

フレッツ光西日本はサポート対応が早いと評判です。特に通信機器の故障に関して、「すぐに対応してもらえた」という口コミが複数あります。

通信機器が故障するとインターネットが使えなくなってしまうおそれもありますが、サポートが迅速に対応してくれたという実績があると安心して利用できますね

電話窓口のつながりにくさには注意

問い合わせには、NTT西日本公式のメールフォームCLUB NTT-West会員限定のチャットも利用できます。電話がなかなかつながらない場合は、こうした代替手段を利用することで早く解決できる可能性があります。

ただし、解約の申し込みは電話でしか受け付けていないので、解約するときは電話するためのまとまった時間を確保してから連絡するしかありません

ポイントサービスの評判:商品と交換して喜びの声あり

フレッツ光西日本にはCLUB NTT-Westのメールマガジン会員限定のポイントサービスがあります。フレッツ光西日本の利用者には、このポイントで欲しい商品を手に入れている人が多いようです。

CLUB NTT-Westのメールマガジンは入会費・年会費無料で登録できます。付与されるポイント数は、契約しているタイプと割引の組み合わせなどによって変わります。

たとえばフレッツ光ネクストを契約している場合は次の通りです。その他の契約タイプについては、NTT西日本公式サイト「ポイント加算について」をご確認ください。

【付与されるポイント数(フレッツ光ネクスト契約の場合)】
適用している割引サービス 契約タイプ 付与時期ごとのポイント数
※付与時期はフレッツ光開通月からの期間
光もっともっと割
※新規受付終了済
ファミリータイプ 16か月目:3,000ポイント
26か月目:6,000ポイント
38か月目:3,000ポイント
50か月目:3,000ポイント
62か月目:6,000ポイント
62か月目以降:3,000~6,000ポイント(3年周期でポイントが増減する)
マンションタイプ 16か月目:2,000ポイント
26か月目:4,000ポイント
38か月目:2,000ポイント
50か月目:2,000ポイント
62か月目:4,000ポイント
62か月目以降:2,000~4,000ポイント(3年周期でポイントが増減する)
光はじめ割 ファミリータイプ 16か月目:3,000ポイント
26か月目:4,500ポイント
38か月目:3,000ポイント
50か月目:4,500ポイント
62か月目:3,000ポイント
62か月目以降:3,000~4,500ポイント(2年周期でポイントが増減する)
マンションタイプ 16か月目:2,000ポイント
26か月目:3,000ポイント
38か月目:2,000ポイント
50か月目:3,000ポイント
62か月目:2,000ポイント
62か月目以降:2,000~3,000ポイント(2年周期でポイントが増減する)
割引サービス適用なし ファミリータイプ 毎年3,000ポイント
マンションタイプ 毎年2,000ポイント

このように、CLUB NTT-Westのメールマガジン登録さえしておけば毎年一定のポイントが貯まるので、利用して損はないでしょう。

なお、獲得したポイントの有効期限は、「当該ポイントを獲得した時点から当該ポイントを獲得した年度の翌々々年度の4月末まで」となっています。期限が切れたポイントは失効して使えなくなるので、ポイントの有効期限はこまめに確認しましょう

ポイントの使い道は指定商品との交換のみ

フレッツ光西日本を利用しているだけで貯まるお得なポイントですが、使い道はこちらの「ポイント交換商品一覧」から商品を選んで交換するのみに限られます。フレッツ光西日本の利用料金の支払いにあてたり、買い物に利用したりといった自由な使い方はできません

そのため、「一覧に掲載されている商品との交換」というポイントの使い道に魅力が感じられない人には、ポイントサービスのメリットはないかもしれません。

通信速度の評判:利用者が増える時間に遅くなりやすい

フレッツ光西日本の通信速度については、遅いという不満が目立ちます。特に、夜の時間帯やリモートワークが増えた時期など、利用者が増えたと思われるタイミングで通信速度が遅くて困ったという人が多いようです。

光回線は、利用する人が増えると回線が混雑して通信速度が遅くなる場合があります。フレッツ光西日本は利用者が多いので、こうした混雑による通信速度の低下が起きやすいです。

そのため、通信速度の速さを重視して光回線を選びたい人にはフレッツ光西日本は向いていない回線だと言えます。

IPv6通信を利用すれば通信速度が速くなる可能性もある

フレッツ光西日本を利用する場合は、IPv6通信を利用することで速くなる可能性があります。IPv6通信は、「混雑を避けられる接続方式を使うため、利用者が増えても通信速度が落ちにくい」という特長があるからです。

実際に、フレッツ光西日本でIPv6通信を取り入れて通信速度が安定している、あるいは改善できた、という口コミもあります。

「通信速度を重視したいが、提供エリアや回線設備などの関係でフレッツ光西日本以外の選択肢がない」という場合は、フレッツ光西日本でIPv6通信を利用できるよう手続きしましょう。フレッツ光のIPv6通信についてはこちらの記事をご覧ください。
https://hikari.netde-pc.jp/11282.html

料金の評判:キャンペーンや割引が他社より少ない分、料金が高い

フレッツ光西日本の利用者の中には、料金が高いと思っている方もいます。

フレッツ光西日本の各契約タイプの料金は次の通りです。なお、すべてのタイプ・プランで、プロバイダ利用料金(月額500円~)が別途かかります。また、各割引サービスは、契約更新月以外で解約すると解約金が発生します。

【フレッツ光西日本・戸建ての月額料金】
契約タイプ 基本料金 割引適用料金
フレッツ光クロス 6,300円 ※「フレッツ光クロスの月額利用料割引」適用
5,200円
フレッツ光ネクスト各タイプ 5,400円 ※「光はじめ割」適用
1~2年目:4,300円
3年目以降:4,110円
フレッツ光ライト 320MBまで:3,200円
320~1320MB:10MBあたり28円加算
1320MB~:6,000円
※「フレッツ・あっと割引」適用
320MBまで:2,800円
320~1320MB:10MBあたり28円加算
1320MB~:5,600円
【フレッツ光西日本・集合住宅の月額料金】
契約タイプ・契約プラン 基本料金 割引適用料金
フレッツ光ネクスト(光配線方式・VDSL方式) プラン1 3,700円 ※「光はじめ割」適用
1~2年目:3,250円
3年目以降:3,080円
プラン2 3,200円 ※「光はじめ割」適用
1~2年目:2,850円
3年目以降:2,680円
ミニ 4,500円 ※「光はじめ割」適用
1~2年目:3,950円
3年目以降:3,720円
フレッツ光ネクスト(LAN方式) プラン1 3,100円 ※「光はじめ割」適用
1~2年目:2,650円
3年目以降:2,480円
プラン2 2,600円 ※「光はじめ割」適用
1~2年目2,250円
3年目以降:2,080円
ミニ 3,900円 ※「光はじめ割」適用
1~2年目3,350円
3年目以降:3,120円
フレッツ光ライト 320MBまで:2,600円
320~1320MB:10MBあたり28円加算
1320MB~:5,400円
※「フレッツ・あっと割引」適用
320MBまで:2,200円
320~1320MB:10MBあたり28円加算
1320MB~4,400円

他社光回線の同等のサービスと比較すると、フレッツ光西日本の月額料金は平均的な金額です。しかし、フレッツ光西日本にはキャンペーンや上記以外の割引サービスがほとんどないため、これ以上安くなることが期待できません

また、他社光回線のなかには、スマホとセット契約にしてスマホ代が割引になるセット割引が使えるものもありますが、フレッツ光ではスマホとのセット割引が使えません。このことも、他社と比較すると高く感じる要因の一つだと考えられます。

ですから、これから光回線を契約する方で月額料金の安さを重視する場合は、フレッツ光以外も候補に入れた方が良いでしょう。たとえば、NURO光eo光などを契約するとフレッツ光西日本よりも月額料金が安くなる可能性があります。

他の光回線を契約できない場合は、フレッツ光西日本の光回線を利用して契約できる「光コラボ」を検討しましょう。スマホのセット割引が受けられる光コラボについては、以下の記事を参考にしてください。

■ドコモのスマホを使っている場合
https://hikari.netde-pc.jp/22469.html

■フトバンクのスマホを使っている場合
https://hikari.netde-pc.jp/18256.html

■auのスマホを使っている場合
https://hikari.netde-pc.jp/11742.html

「光もっともっと割」で契約している人は乗り換えない方が安い

すでにフレッツ光西日本を契約していて、「光もっともっと割」を適用している人は、他社回線へ乗り換えると利用料金が高くなるおそれがあります。

なお、「光もっともっと割」は2018年4月30日をもって新規受付が終了しているため、フレッツ光西日本をこれから契約する場合は「光もっともっと割」のことを考慮する必要はありません。

光もっともっと割は、長く使うと割引額が増えるという特徴があり、最大で戸建ての場合1,790円、集合住宅の場合870円の割引が受けられます。そのため、光もっともっと割をすでに契約している人は、他社回線に乗り換えると毎月の支払額が増える可能性があるので気を付けましょう

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