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フレッツ光のマルチセッションサービスを解説

インターネットの「セッション」とは

「セッション」とはEthernet上に張ることができるPPPoEセッションのことです。セッションを利用することにより、物理的に1本の回線上で複数の接続先への接続や複数のプロバイダを利用できるようになります。

フレッツ光の基本セッション数は2つ

フレッツ光では各プランで2セッションが基本サービスとして提供されています。(Bフレッツのビジネスタイプでは4セッション。)通常のインターネット利用は、1つのセッションで接続します。
例えばPCでWEBサイトを閲覧しながら、同時にWi-Fiでゲーム機をオンライン接続するとき、通常ではグローバルIPアドレスはPCとゲーム機両方とも同じグローバルIPアドレスを割り当てられます。
マルチセッションで2セッション接続を行うと、同時にネットに繋いでいてもPCとゲーム機のグローバルIPアドレスは別々に取得でき、異なる経路で通信することが可能です。(ただしWi-Fiで接続するときは、マルチセッション対応ルーターが必要です。

マルチセッションでできること

通常PCを使いながら無線LANルーターでWi-Fi接続したスマホやゲーム機を使う場合はマルチセッションやセッション追加を行う必要はあまりありません。では、マルチセッションを行うことでどんなことができるようになるのでしょうか?

  • 自宅や会社の部署単位で複数プロバイダを利用する
  • 既存のネットワーク環境を残しつつ、新しくプロバイダを追加する
  • ネットワークのリスク分散の為、サブ回線として複数のプロバイダを使う

家族と一緒に暮らしている自宅で仕事をしているフリーランスの人では、家族の使うプロバイダやメールアドレスと別の、独立した仕事用の自宅サーバーや固定IPアドレスを持つために仕事用のプロバイダを契約するケースも多いでしょう。そういったケースでこのマルチセッションを使えば、同じ光回線で、プロバイダを使い分けることができます。

また、上記のような会社内のイントラネット構築などビジネスでの用途のほかには、自宅で同時に2台のゲーム機をネットにつなげれば、2台のゲーム機で別々にIPアドレスを取得することができます。マルチセッションを使うことで、同じゲームで複数アカウントを作ってプレイすることができます。

自宅にサーバーを構築したい、リモートアクセスで外出先から自宅や事務所のPCに安全にアクセスしたい、という人は固定IPアドレスの取得を行います。
この固定IPアドレスを持っていると、独自のドメインでメールアドレスやWEBサイトを作れるだけではなく、アクセスに制限がかかります。外出先から仕事のPCへアクセスするリモートアクセスでのセキュリティも高く、仕事などで重要なデータのやり取りや、大容量データのやり取りを行う必要がある人は導入したほうがよいでしょう。
マルチセッションでは、今まで使っていた動的IPアドレスでのネットワーク環境をそのまま残して、固定IPアドレスでのネットワーク環境を作ることができます。

フレッツ光でのセッション追加料金

標準プランで提供されているセッション数は2で、インターネットを使うのが主にWEBサイト閲覧や自宅の防犯カメラのモニタリングなどを行う程度であれば、マルチセッションもこの2セッションで十分でしょう。しかし、自宅サーバーを構築したい場合はやはりセッションを増設する人が多いようです。
現在提供されているセッション数を増やすためのサービスが「フレッツ・セッションプラス」です。上記の目的でPPPoEセッション数を増設するにはそれぞれ以下のような料金がかかります。

【追加セッション月額料金】

サービス種別 月額料金
フレッツ光ネクスト 300円
(1セッション追加ごと)
フレッツ光ライトプラス
フレッツ光ライト
Bフレッツ
フレッツADSL

増設できるセッション数の上限は提供されているプランにより変わりますが、基本的には家庭用のファミリー/マンションタイプでは最大5セッションまで増設可能、オフィス用のビジネスタイプでは最大6-10~11-20セッションまで増設可能です。

また、セッションの増設には、初期費用で工事費がかかります。
【セッション増設工事費】

基本工事費用 1,000円/1セッションごと
交換機等工事費 1,000円/1契約者回線ごと

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マルチセッションはこんな人におすすめ

上記を踏まえて、マルチセッションを導入したほうがいいケース、そして、PPPoE セッション数を増やしたほうがよいかどうかをまとめてみましょう。

  • 自宅で独自のサーバーを構築したい人→さらに、セッション数追加がおすすめ
  • 家族と一緒に住んでいる自宅で仕事をする人→さらに、セッション数追加がおすすめ
  • リモートアクセス環境を作りたい人→場合によってはセッション数追加がおすすめ
  • 自宅の防犯カメラを遠隔モニタリングしたい人→今ある標準セッション数でOK
  • オンラインゲームで複数のアカウントを作りたい人→今ある標準セッション数でOK

遠隔モニタリングの導入や、オンラインゲームでの活用のためマルチセッションを検討している人は、セッション数を増やさなくても標準の2セッションで試してみることをおすすめします。

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