光回線なのに通信速度が遅い、接続が切れやすい、そういったトラブルの原因はルーターにあることも。
自宅にフレッツ光の光回線を導入している人が、接続を安定させるためにルーターを交換したいときは、どうすればいいのでしょうか?
ここでは、ルーターの交換方法をいくつかご紹介していきます。
今あるルーターを交換したい
現在フレッツ光を利用しており、すでにルーターを使って自宅でWi-Fiも使っている方がルーターを交換したい場合の多くは、インターネット回線やひかり電話の接続不良や通信速度の低下を改善するためだと思います。
ルーターの交換には、レンタルしているNTTに交換してもらうか、自分でより適したルーターを購入して交換する、2種類の方法があります。
フレッツ光から送られてくる「ホームゲートウェイ」
フレッツ光で「フレッツ光ネクスト」「フレッツ光ライト」「フレッツ光ライトプラス」を利用している場合、月額料金と一緒に毎月使用料金が請求される有料レンタルでの「ホームゲートウェイ」と呼ばれる端末を使用することになります。
このホームゲートウェイはONUという光終端装置と無線LANカードが一体型になっています。(Bフレッツなど契約したプランや時期によっては、終端装置とホームゲートウェイが別々になっている場合もあります。)
以下の記事で、ホームゲートウェイについて詳しく解説しています。
https://hikari.netde-pc.jp/11456.html
レンタル機器仕様
フレッツ 光ネクスト ギガファミリー・スマートタイプ
https://flets.com/next_giga/fm/hgw.html
フレッツ 光ネクスト ギガマンション・スマートタイプ
https://flets.com/next_giga/mn/hgw.html
レンタルで貸してもらえる機器は、上記のページで紹介されています。どの機器でも内蔵無線LAN機能があり、PCやスマホで動画を視聴する程度のダウンロード通信では不自由なく使えるスペックです。
レンタル中のルーターを交換してもらう
ひかり電話の契約をしていない状況で、自宅内でWi-Fiを使いたい場合は、無線LANルーターを別途用意する必要があります。この場合、NTTから有償でレンタルするか自分で購入したルーターを使うかの選択肢があります。
接続機器を自分で設定する自信がない、手間を省きたい人には、レンタルをおすすめします。
フレッツ光でレンタルのルーターを交換するにはNTTに電話をする
レンタルのルーターの調子が悪く交換したい際には、フレッツ光の窓口に電話をして手続きを進めましょう。
- NTT東日本:0120-000113
- NTT西日本:0120-248995
電話は24時間受け付けていますが、9:00~17:00以外の時間にかける場合は連絡の手続きができるのみです。折り返しの電話を待ちましょう。
電話がつながると、電話口でルーターの配線状況を確認されます。利用者側に問題がない場合は、ルーターの交換が可能です。交換する際は、ルーターを郵送してもらう方法と、スタッフに持参してきてもらい設置や設定をしてもらう方法の2つから選べます。
ひかり電話も契約している場合
ひかり電話を導入している場合も、ホームゲートウェイとは別に、「ひかり電話ルーター(PR-500やRT-S300NE、古い型だとRT-200KIなど)」がレンタルできます。しかし、このままでは無線LANは使用できません。
別途で専用無線LANカードをレンタルするか、ホームゲートウェイのルーター機能をオフにし自分で用意したルーターを取り付けて使うこともできます。(※自分で用意したルーターを使う場合は、PPPoEプロトコルのブリッジ機能を有効にする設定が必要です。)
このホームゲートウェイは故障した場合に限り、無償で交換してもらえます。最近多いパターンでは、最初の契約で借りて何年も使い続けていた「RT-200KI」タイプでの接続が不安定になり、NTTに問い合わせて自損故障でないと判断してもらえれば、新しいタイプの「RT-S300NE」と交換してもらえるようです。
ホームゲートウェイを交換してもらう際には、前述の窓口に電話をして、交換依頼をしましょう。
ルーターが不調ならNURO光に乗り換えるのがおすすめ
ルーターの不調で交換を検討しているなら、NURO光の光回線に契約を変えるのも手です。NURO光は通信速度がフレッツ光の最大2倍で、月々の料金がプロバイダ料金込みの4,743円で利用できる光回線です。
NURO光に回線を乗り換えてから利用できるONUは、無線lanルーターが内蔵されているため、機器一台で通信環境を整えられます。その上、月々のONU・ルーターのレンタル料も無料です。
また、フレッツ光でひかり電話を利用中の場合でも、NURO光の契約なら電話番号を変えずに電話の利用が可能です。ただし、NURO光でひかり電話を利用するには、月額料金に関東地域で500円(税抜き)、東海・関西地域で300円(税抜き)を上乗せする必要があります。
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携帯キャリアのひかり回線に転用するのもおすすめ
現在フレッツ光を利用しているなら、お使いの携帯キャリアの光回線に転用するのもおすすめです。転用は同じNTTが回線を事業者に卸しており、フレッツ光の回線をそのまま利用できるため、回線工事不要で契約を変更できます。
お使いの携帯キャリアに転用した場合、月々のスマホ料金の割引を受けられるため、通信費の節約につながります。また、規格の古いルーターやONUの交換可能です。
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新しいルーターを自分で購入する
NTTフレッツ光から無線ルーターをレンタルすることもできますが、レンタル料は月額750円となり、12ヶ月で9,000円、24ヶ月なら18,000円とかなり割高になってしまいます。
一方、市販のルーターは、マンションでの一人暮らし用なら5,000円前後、一戸建てで家族で無線LANを共有する場合でも15,000円前後で購入できます。ガイドを読みながらであればほとんどの方が自分でPCと機器の接続は可能です。
接続設定が自分でできそうで、無駄な出費をおさえたい人には、ルーターの購入をおすすめします。
最新規格11acのWi-Fiルーターに交換する
フレッツ光の通信速度を無線で最大限活かしたいならば、最新のWi-Fiルーターを導入するのが一番おすすめです。
数年前のWi-Fiルーターだとダウンロード速度は最大でも50Mbps程度。せっかくの1Gbps光回線を活かせません。少し前まで多く使われていたルータの規格11nでもダウンロード最大で450Mbpsでした。現在最新規格のWi-Fiルーターは11acというもので、これは規格上最大6.9Gbpsまで対応しているそうです。(もちろん、フレッツ光の通信速度は最大1Gbpsですので、実際はそこまで必要ありませんが、そのくらい最新規格のものはキャパシティが増えているということです。)
例として、現在人気のある無線LANルーターをご紹介しましょう。
AirStation HighPower Giga WHR-1166DHP4(バッファロー)
価格:4,680~6,998円
http://www.buffalo-direct.com/directshop/products/detail.php?product_id=20325
無線LAN規格はIEEE802.11a/b/g/n/acと、古い規格から最新規格までをカバーしており、2階建て3LDKで3人での利用を想定した接続環境に対応しています。
光回線自体やプロバイダの混雑などさえなければ、常時で通信(転送)速度が204GHzなら300Mbps、5GHzなら866Mbpsと、非常に快適な無線インターネットが利用できるのです。
以下の記事では、市販のおすすめのルーターを紹介しています。
https://hikari.netde-pc.jp/11336.html
このように、通信速度を安定させられる無線ルーターは低コストで簡単に購入して導入できます。ルーター交換を考えている人には、ぜひこういった機器の購入を検討してみてくださいね。