インターネットの設定において、自動設定を選べば通常は気にすることのないDNSですが、何かの理由で手動設定しなければならないときに必要となってくるDNS。突然パソコン上でDNSサーバーアドレスを求められ、あせってしまうかもしれません。そんなときどうやって調べたらよいのでしょうか?
今回は、フレッツ光を利用しているときの、DNSサーバーアドレス設定の手順と、自分が設定すべきDNSサーバーアドレスを調べる方法について確認していきましょう。
DNS/DNSサーバーって何のこと?
DNSとは、Domain Name System(ドメイン ネーム システム)の略。
インターネット上のコンピュータ同士が通信する際は、通常、数字の羅列である「IPアドレス」(例:192.41.192.129など)で通信相手を特定しています。しかしながら、数字の羅列は人間が識別することが難しいため、人間が覚えやすい文字を使った「ドメイン名」(例:nic.ad.jpなど)を利用し、変換しているのです。 このドメイン名とIPアドレスを対応づける仕組みのことを、Domain Name System (DNS)と呼んでいるのです。
そして、DNSサーバーとは、「ドメイン名」などから、「IPアドレス」を教えてくれる仕組みのことで、現在インターネットを利用するときに必要不可欠なシステムの一つとなっています。
DNSサーバーアドレス設定の手順
では、実際にパソコン上で、DNSサーバーアドレスを手動入力してインターネットに接続する方法を示します。
※下記の動作は、インターネットに接続した状態で行ってください
※記載しているのはWindowsの場合。バージョンによって多少の違いはありますが、ほとんど変わりません
1.パソコン左下の「スタートボタン」を右クリック。「コントロールパネル」または「設定」を開く
2.「ネットワークとインターネット」をクリック
3.「ネットワークと共有センター」をクリック
4.「基本ネットワーク情報の表示と接続のセットアップ」で、「現在アクティブになっている接続(方式)」をクリック
5.「プロパティ」ボタンをクリック
6.プロパティ画面が開いたら、「インターネット プロトコルバージョン4(TCP/IPv4)」を選択して、「プロパティ」ボタンをクリック
7.IPアドレスとDNSサーバーの設定画面が開くので、自分で設定したい場合は、「次のDNSサーバーのアドレスを使う」にチェックをつけ、DNSサーバーのアドレスを設定します。
※デフォルトでは、IPアドレスもDNSサーバーも、「自動的に取得する」ように設定されています
※「優先」「と代替」の2つの設定項目がありますが、「優先DNSサーバー」の方だけ設定しておけばOKです
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実際にパソコン上で設定すべきDNSサーバーのアドレスは?
さて、上記7で「DNSサーバーのアドレスを設定する」と述べましたが、フレッツ光での手動設定時、実際にどのDNSサーバーアドレスを利用すればよいのでしょうか?
大切なのは、「プロバイダからDNSサーバーアドレスが提供されている場合は、そのDNSサーバードレスで設定する」ということです。
現在いくつかのプロバイダが、ホームページ上にDNSサーバーアドレスを開示しているので、その数字を入れてください。
下記に、DNSサーバーアドレスを開示している主要プロバイダの、該当するホームページをリストアップしました。ただし、基本的に多くのプロバイダが自動設定でのインターネット接続を推奨しているため、開示していない場合もあるのでご注意を。
自動設定が基本、もし手動設定を行うにしても、プロバイダから提供されるDNSサーバーアドレスを利用するのが基本ですが、NTT東日本の公式ホームページではDNSサーバーアドレスを開示しているので、参考にしてみてください。
NTT東日本公式ホームページ:https://flets.com/square/sq_dns.html
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【おまけ1】自分のパソコンに現在設定しているDNSサーバーアドレス(リゾルバ用)を確認する手順
最後に、現在自分のパソコンに設定してあるDNSサーバー(リゾルバ用)のIPアドレスとドメイン名を確認する手順を述べておきます。興味のある人は、この機会に確認してみてください。
ちなみに、「リゾルバ用DNSサーバー」とは、ユーザーパソコンに設定されているDNSサーバーのこと。このサーバーが、それぞれのDNSサーバーとやりとりして、最終的に取得した「目的サイトのIPアドレス」を、ユーザーのパソコンに教えているのです。
1.コマンドプロンプトを立ち上げる
2.「nslookup」と入力してEnterを押す
3.画面をチェックする
既定のサーバー:DNSサーバーのドメイン名
Address:DNSサーバーのIPアドレス
【おまけ2】固定IPアドレスサービスって?
通常のインターネット接続では、プロバイダから接続する度に異なるIPアドレス(動的IPアドレス)が付与されるのに対して、常に同じ固定IPアドレス(固定IPアドレス)が付与されるサービスのこと。
“自分専用のIPアドレス”である固定IPアドレスを利用することで、ルータなどの通信機器に常に同じIPアドレスを持たせて通信を行えるようになり、自宅のパソコンを外出中にリモート操作できるなどのメリットがあります。固定IPアドレスは通常オプション契約になるので、基本料金以外の料金が発生することが多いですが、ASAHIネットのように、“通常月額800円の固定IPアドレスサービスが、フレッツ光、WiMAXとセットで申し込むことより無料になる”、などのサービスを行っているプロバイダもあります。また、このサービスを提供していないプロバイダもあります。
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