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ADSLと光回線を比較すると光回線が安くて速かった

NTTが提供するADSL「フレッツ・ADSL」は、新規の受付を2016年の6月末に終了し、サービス提供も2023年1月末で終了となります。また、ソフトバンクが提供するADSL「Yahoo! BB ADSL」も新規の受付を終了しており、サービスは2024年3月末で終了します。

そのため、ADSLを利用中の人は、光回線への移行が必要です。しかし、ADSLから光回線に初めて乗り換える場合、通信速度や利用料金など気になる点が多いと思います。

この記事では、フレッツ・ADSLからフレッツ光へ切り替えた際の料金や速度の変化、切り替え手続き方法や注意点について解説します。

通信速度はADSLよりも光回線の方が速い

ADSLから光回線に乗り換えると、通信速度が速くなる可能性があります。
ADSLで使用している、メタルケーブル(電話回線)と光回線で利用している光ファイバーでは、通信できるデータ量が異なるからです。

【ADSLと光回線の通信速度の比較】
ADSL 光回線
最大通信速度 1Mbps~50Mbps 100Mbps~1Gbps
※プランによって10Gbps
回線の種類 電話回線
(メタルケーブル)
光ファイバーケーブル
通信速度の安定性 変動しやすい 安定しやすい

ADSLの最大通信速度は、契約プランによって変わりますが、最も速いプランで約50Mbpsです。一方、光回線の最大通信速度は、一般的な契約プランで1Gbpsです。1Gbpsは、およそ1,000Mbpsになるため、ADSLの20倍の通信速度となります。集合住宅などで利用する場合は、建物内の配線方式によって最大通信速度が100Mbpsになる場合がありますが、それでもADSLよりは速いです。

さらに、光回線の技術が進歩したことにより、最大通信速度10Gbpsというプランも提供されはじめています。サービス提供エリアはまだ狭いですが、ADSLから光回線に乗り換えることで、より速い通信速度でインターネットを使える可能性があります。

光回線はADSLよりも通信速度が安定している

光回線は、ADSLと比較して最大通信速度が速いだけでなく、速度が安定しやすいという特徴があります。

ADSLで使われているメタルケーブルは、距離が長くなるほど通信できるデータ量が少なくなります。NTTの交換局から距離が近い家と遠い家では、同じ50Mbpsのプランを契約していても、距離が遠い家で利用した方が、通信速度が遅くなる傾向があります。

さらに、ADSLのメタルケーブルは、銅などの金属が使用されているため、電磁波などの影響を受けやすく、NTTの交換局と自宅の距離が近かったとしても通信速度が不安定になりやすいです。

一方、光回線に使われている光ファイバーケーブルは、距離によるデータ通信量の変化はほとんどありません。また、ガラスやプラスチックなどの金属以外の材質が使われているため、電磁波による影響を受けにくいです。そのため、ADSLと比較すると通信速度が安定しやすくなります。

契約プランによってはADSLの月額料金が安い

光回線はADSLよりも通信速度が速い分、利用料金が高くなりそうですが、契約プランによっては、光回線の方が安くなります。

ここでは、代表的な光回線サービス5社と、フレッツ・ADSL(東日本)の月額料金を比較しました。

【代表的な光回線サービス5社の月額料金】
回線名 戸建て住宅 集合住宅
ドコモ光 5,200円~5,400円 4,000円~4,200円
ソフトバンク光 5,200円 3,800円
auひかり 5,700円 3,900円~5,700円
NURO光 4,743円 1,900円~2,500円
So-net光プラス 3,080円 2,080円

※価格は全て税別です。

【フレッツ・ADSLの月額料金】
プラン名 電話共有型 ADSL専用型
モアIII(47Mbps) 2,800円 5,050円
モアII(40Mbps) 2,750円 4,950円
モア(12Mbps) 2,700円 4,850円
8Mタイプ 2,650円 4,750円
1.5Mタイプ 2,600円 4,550円
1Mタイプ(エントリー) 1,600円 2,950円

※価格は全て税別です。

ADSLを利用するには、ADSLモデムのレンタルとプロバイダとの契約が必須になるため、月額料金にプラスして1,000円程度の費用がかかります。また、ADSLの電話共有型は、ADSL専用型よりも月額料金が安いですが、固定電話の回線使用料として毎月1,700円程度の費用が発生しています。

一方で、光回線5社は、回線事業者とプロバイダが一体型になっているため、月額料金だけでインターネットが利用できます。固定電話サービスを利用する場合には、光回線サービスによって別途500円程度の費用がかかります。

そのうえで比較してみると、ADSLの電話共有型1Mタイプであっても、毎月4,300円程度の費用がかかります。そのため、戸建て住宅ではADSLの方が安い場合もありますが、アパートやマンションなどの集合住宅では、光回線に乗り換えた方が費用を抑えられる可能性があります。

ADSLから光回線への乗り換え方法

ADSLから光回線へ乗り換えるための手順は以下の通りです。

  1. 光回線のサービスを申し込む
  2. 光回線の引き込み工事を行う
  3. ADSLを解約する
  4. プロバイダを解約する

ADSLから光回線へ乗り換えるには、光ファイバーを自宅内に引き込むための工事が必要になる場合があります。ADSLの設備は、光回線では利用できないため、建物に光回線の設備が無い場合は、新たに引き込みが必要になるからです。

アパートやマンションなどの集合住宅では、すでに光回線の設備が導入済みの建物があるため、工事が不要になることもあります。戸建住宅で初めて光回線を契約する場合は、工事が必要になる可能性が高いです。

回線工事の有無は、光回線の申し込み後に行われる調査の後に判明します。工事が必要になる場合には、工事費用が発生しますが、申し込む光回線によっては、工事費無料などのキャンペーンを実施している場合があるため、利用すれば工事費を抑えられます。

プロバイダの解約を忘れずに行う

光回線の開通後にADSLを解約する際は、プロバイダの解約も忘れずに行いましょう。ADSLとプロバイダが別々の契約になっている場合、ADSLを解約しただけではプロバイダの解約はされないため、月額料金が発生するからです。

ただし、光回線に乗り換え後もADSLで契約していたプロバイダを利用する場合は、解約ではなくプラン変更ができる可能性があります。プラン変更ができれば、プロバイダの解約費用を抑えられる可能性があるため、解約前に確認しておきましょう。

インターネットが使えない期間は発生しない

ADSLから光回線に乗り換える場合、インターネットが使えない期間が発生する可能性は低いです。ADSLと光回線は、通信に使用する設備が異なるため、ADSLを契約したままでも光回線を利用できるからです。そのため、ADSLの解約日を光回線の開通日に指定すれば、インターネットが使えない期間を発生させずに乗り換えることができます。

固定電話を利用している人はひかり電話に切り替えるとお得になる

光回線では、光ファイバーを利用した固定電話サービスを提供しています。光ファイバーを利用することで、通話品質の向上や通話料が安くなる可能性があります。

【固定電話の料金比較】
光回線の固定電話サービス アナログ回線のNTTの加入電話
基本料金 ◎(500円) △(約1,700円~)
通話料金(国内の固定電話への通話の場合) ◎(全国一律で 8円/3分) △(8.5円~160円/3分)
音質 ◎(ノイズは入りにくい) △(小さなノイズが入りやすい傾向)
停電時の使用 △(基本的には不可能・ただし充電した光モバイルバッテリーに繋げば可能) 〇(電源が不要なタイプの電話機なら可能)

また、光ファイバーを使った固定電話サービスは、日本国内の通話であれば、通話先の距離に関係なく通話料は一律になることが多いです。アナログ回線では、通話先の距離が遠いほど通話料が高額になるため、離れた相手と電話する機会が多い人は、光回線の固定電話サービスを利用することで通話料が節約できる可能性があります。

NTTから発行された電話加入権のある電話番号であれば、光回線の固定電話サービスでも同じ番号が引き続き利用できます。

ただし、光回線を利用した固定電話サービスは、ONUと呼ばれる機器の電源が入っていないと利用できないため、停電時には使えないなどのデメリットもあります。

光回線の選び方

光回線サービスは、携帯電話やスマートフォンで契約している通信キャリアに合わせて選ぶことをおすすめします。通信キャリアとセットにすることで、携帯電話やスマートフォンの月額料金が割引されるセット割が適用されため、毎月の通信費を抑えることができるからです。

大手通信キャリア3社とセット割ができる光回線サービスは下記の通りです。

【セット割が適用される通信キャリアと光回線の組み合わせ】
通信キャリア 光回線サービス 割引額(契約端末1台につき)
docomo ・ドコモ光 100円~3,500円
ソフトバンク ・ソフトバンク光 500円~1,000円
・NURO光
au ・auひかり 500円~1,000円
・So-net光プラス
・ビッグローブ光
・nifty光
・eo光
・コミュファ光
・ピカラ光
・BBIQ
・メガエッグ

※価格は全て税別です。
端末1台あたりの割引額は、契約プランによって異なります。また、セット割が適用される端末は、契約者だけでなく、契約者の家族が使用している端末も対象です。そのため、適用台数が多いほど、光回線に乗り換えた方がお得になります。

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提供エリア外の場合はモバイルWi-Fiを利用する

光回線の提供エリアは、2021年3月時点では全国になっていますが、地域によっては光回線の設備が整っておらず、利用できない場合があります。光回線の提供エリア外だった場合は、モバイルWi-Fiの利用を検討してみましょう。モバイルWi-Fiは、携帯電話やスマートフォンのように無線でインターネットに接続するサービスです。専用の端末があれば、物理的な回線がなくてもインターネットが利用できます。

モバイルWi-Fiでおすすめなのが、WiMAXです。WiMAXは、月間データ使用量が無制限のモバイルWi-Fiです。3日間のデータ通信量が10GBを超えると最大通信速度1Mbpsの通信制限がかかりますが、10GBを下回れば解除されます。また、通信制限がかかる時間帯は、18時頃から翌日2時頃のため、日中は通常の通信速度で利用できます。

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