NURO光は、提供エリア内のアパートでも契約できます。ただしNURO光は、そのアパートが何階建てかによって選べるプランが異なります。
また建物によっては提供エリア内でもNURO光に非対応な場合があるので、合わせて注意が必要。工事に際しては、管理会社か大家さんの了解が必要です。
ここでは、NURO光をアパートで契約する際のエリア確認方法や注意点を解説します。アパートに住んでいる方やこれから引っ越し予定の方は、参考にしてください。
NURO光はアパート契約対応
NURO光は、以下のエリアにおいてアパートを含む集合住宅での契約に対応しています。
エリア | 対応都道府県 |
関東 | 東京、神奈川、埼玉、千葉、栃木、茨城、群馬 |
東海 | 愛知、静岡、三重、岐阜 |
関西 | 大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀 |
ただし、該当エリアなら絶対に契約できるとは限りません。NURO光を契約できる建物は、限られます。
NURO光を契約できるアパートの確認方法
既にNURO光を導入済みのアパートなら、問題なく契約を申し込めます。
NURO光をすぐに契約できるアパートは、NURO光公式サイトの「エリア検索・お申込み」から確認しましょう。
郵便番号を入力し、住所や建物の名前を選べば、対応可否や月額料金、キャンペーンなどの各種情報がわかります。申し込み前に、情報をしっかり確認しましょう。
導入前のアパートでは大家さんの許可が必須
まだNURO光が導入されていない提供エリア内のアパートは、申し込み前に大家さんなどとの交渉が必要です。
賃貸の場合は大家さんか管理会社に、分譲の場合は管理会社か管理組合に、NUEO光の導入が可能かの確認をとりましょう。
NURO光の導入は工事を伴い、工事方法によっては壁にネジ穴をあけなければならない場合もあるため、導入を拒否されてしまうかもしれません。そんな時は、
●NTTの回線を利用したサービスで、大手プロバイダのSo-netが展開している
●速度が速く、人気が高い
など導入するメリットを合わせて説明してみましょう。
もしも交渉が決裂してしまった場合は、他に選択可能なインターネット回線やWiMAX等のモバイル回線の契約を検討しましょう。
アパートで選べるプランは2種類
NURO光のアパート向けプランには、
●通常の「NURO光」
●月額料金が安価なマンション・アパート向けプラン「NURO光 forマンション」
以上2種類が存在します。建物の規模により選べるプランが異なるので、事前に確認しましょう。
1~7階建てアパートはNURO光
通常のNURO光は月額4,743円(税抜)のサービスで、最大7階建てまでの建物に対応しています。「NURO光 forマンション」と較べてのメリットは、
●セキュリティサービス「カスペルスキー」が無料
●利用者数が少なくても契約できるため、導入まで約2ヶ月と期間が短い
以上2点です。
3~7階建てアパートはNURO光 forマンションも選べる
「NURO光 forマンション」は、8階建て以上のマンションのほか、3~7階建てのアパート・マンションにも対応しています。通常のNURO光と較べてのメリットは、
●既にアパートへ導入済みなら宅内工事のみで利用可能
●月額料金が安い
以上2点です。
NURO光 forマンションの月額料金は、建物内の利用者数で変動するしくみです。「月額基本料金」と設備導入&維持費の「Hands-up会費」を合わせた月額料金(税抜)は以下のとおりです。
●4~6人:2,500円
●7人:2,400円
●8人:2,500円
●9人:2,200円
●10人~:1,900円
なおNURO光 forマンションの導入状況は、「NURO光 forマンション」公式サイトの「導入済み物件検索・お申し込み」から調査できます。
建物によっては、通常のNURO光に対応していても「NURO光 forマンション」には非対応となっています。利用予定のアパートがまだ導入していなかった場合は、「エントリー」して待ちましょう。
同じアパートのエントリー済み人数が4人以上になったタイミングで、物件のオーナーや管理会社・管理組合との交渉が始まります。
「NURO光 for マンション」で設備導入前の場合、エントリーが4人以上になる→導入の交渉→調査・工事、と多くの段階を経て、やがて自室でNURO光 forマンションを利用可能になります。
NURO光 forマンションの注意点
NURO光 forマンションを利用する際には、以下のような点に注意しましょう。
1つ目は、利用者数が4人になるまで利用できないことです。申込み時点で利用者数が4人を切っている場合は、今後4人になるまで利用を開始できません。
そして2つ目の注意点は、将来アパートでの利用者数が4人を切って一定期間が経過したら強制的に解約されてしまうことです。
3つ目は分割払いとなっている「設備導入工事費」の残債の問題です。NURO光 forマンションの導入時は、「設備導入工事費」60,000円が発生します。設備導入工事費は、利用者が月額基本料金と合わせて支払う「Hands-up会費」から24回払いで支払われます。
解約時にNURO光 forマンションの「設備導入工事費」が残っていた場合(24ヶ月以内の提供終了)は、解約時に存在したユーザーが均等にその残債を負担しなければいけません。
さらに契約更新月以外の解約なら、設備導入工事費の残債とは別に契約解除料も9,500円請求されます。
アパート内の契約人数が減ると突然解約になってしまう可能性があり、その際高額な出費がかかる場合があるのは、NURO光 forマンションの要注意ポイントです。
エントリー者数が揃うまでの待ち時間や利用者の増減による強制解約を不便に感じる場合は、通常のNURO光を契約するのもおすすめです。
まとめ
NURO光は、アパートでも契約できます。契約できるプランは、通常の「NURO光」と「NURO光 forマンション」の2種類があり、建物によって選択肢が異なります。
NURO光 forマンションは月額料金が安いものの、設備導入前だと待ち時間が発生したり、利用者数が4人を切るとやがて強制解約となってしまったりするデメリットがあります。
契約時にどちらも選べる場合はメリットとデメリットをしっかり見比べて、自分に合ったNURO光を契約しましょう。