ドコモ光の解約方法と注意点

ドコモ光の解約手続きは、ドコモ インフォメーションセンターへの電話（ドコモケータイ：151 / 一般電話：0120-800-000）もしくはドコモショップで進められます。

また、ドコモ光セット割を適用している場合は、解約手続きの際、「ドコモの携帯電話番号」と「ネットワーク暗証番号」が必要になるため、準備しておきましょう。

ドコモ光を解約すると、解約金や解約月の利用料金が発生する場合がありますが、手続きのタイミングをずらすことで、抑えられる可能性があります。

この記事では、ドコモ光の解約手続きを進めるための手順と、解約費用を抑える方法について解説しています。

ドコモ光の解約手順

ドコモ光の解約は以下の3つのステップで完了します。

1. 解約に必要な情報を準備する
2. ドコモ光の解約手続きをする
3. レンタル機器の返却とドコモ光の撤去工事をする

3つのステップを確認しておくことで解約手続きをスムーズに進められます。それぞれ具体的に解説していきます。

１．解約手続きに必要な情報を準備する

ドコモ光の解約時には、契約者情報を確認するために、ドコモ光と紐づいている「ドコモの携帯電話番号」と「ネットワーク暗証番号」を確認されるため、準備しておきましょう。

「ネットワーク暗証番号」は、ドコモケータイを契約時に自身で設定した4桁の数字です。ネットワーク暗証番号を忘れた場合は、ドコモショップへ行くか、ドコモ インフォメーションセンター（ドコモケータイ：151 / 一般電話：0120-800-000）に電話することで確認できます。

ただし、ドコモ インフォメーションセンターで確認する場合、安全対策のため、ネットワーク暗証番号が記載されたハガキを郵送しての通知になります。確認までに数日かかるため、早めに連絡しておきましょう。

ドコモ光セット割を利用していない場合は契約IDが必要

ドコモケータイを持っていない場合や、電話番号を紐づけていない場合は、ドコモ光の「契約ID（お客さまID）」が必要になります。

「契約ID（お客さまID）」は、My docomoや契約時に郵送されてきた書類「開通のご案内」にて確認できます。詳しくはドコモ公式サイトをご確認ください。

２．ドコモ光の解約手続きをする

ドコモ光の解約手続きは下記の流れで行われます。

1. ドコモ光を解約したい旨を伝える
2. 本人確認（ネットワーク暗証番号もしくは契約IDを伝える）
3. 解約希望日を伝える
4. 解約理由を伝える

ドコモ光の解約は、ドコモ インフォメーションセンターに電話をかけるか、ドコモショップで申請することで手続きできます。

担当者にドコモ光を解約したい旨を伝えると、ドコモ光の契約者であるか本人確認をします。本人確認の内容は、ネットワーク暗証番号/契約IDの確認や、名前などの簡単な個人情報を口頭で確認するのみで、本人確認書類は必要ありません。

本人確認が終了すると、契約者がドコモ光の解約日を決めます。解約日は即日から翌月末までの間で選べるので、契約更新月や引越日などを考慮して解約日を決定しましょう。

解約の理由も聞かれますが、サービスの質を向上するための参考に聞いているだけなので、引き止められることはありません。

なお、ドコモ光の解約は、ドコモショップでのみ代理人でも手続きできます。ただし、代理人が解約手続きする場合は、契約者への電話による委任確認と契約者と代理人の本人確認書類（契約者の本人確認書類はコピーでも可）が必要です。

３．レンタル品の返却と回線撤去工事を行う

ドコモ光を解約したら、NTTからレンタルしている機器（ONU（光回線終端装置）/ホームゲートウェイなど）を返却する必要があります。

返却方法については、窓口で説明を受けますが、大まかな流れは下記の通りです。

1. ドコモ光を解約後、NTTから自宅に「回収キット」が郵送される。
2. 回収キットにレンタル機器を梱包し、返却用伝票を貼る。
3. 郵便局やコンビニなどで発送する。

回収キットには、返却用の封筒と返却用伝票、返却手順書が入っています。着払いの伝票が入っているので、機器の返却には返送料がかかりません。

また、賃貸物件に住んでいる場合、建物を所有している管理会社や大家さんから、原状回復するよう指示があればドコモ光の撤去工事をする必要があります。撤去工事は無料です。

回線の撤去工事をする場合は、工事の作業員が機器一式を回収してくれるため、機器を自身で返却する必要はありません。

注意：解約手続きが必要なプロバイダがある

ドコモ光とプロバイダのセットプラン（タイプA、タイプB、タイプC）では、ドコモ光を解約したと同時に、プロバイダ契約も自動で解約となるプロバイダがほとんどです。
ただし、下記のプロバイダでは自動解約とはなりませんので、自分の契約しているプロバイダが該当するか確認しておきましょう。

参考元：ドコモ公式サイト「プロバイダご利用にあたっての注意事項」

契約の継続意向が来た場合は、確認の連絡が来るプロバイダなら、きちんと返答すれば、契約を継続したいのに自動で解約されたり、解約していたと思っていたのに契約継続になったりすることはありません。
一方、hi-hoやandlone、ASAHIネットは意思確認されずに契約が継続されます。解約したい場合は、プロバイダの窓口に問い合わせましょう。

自動解約となるプロバイダでは、解約が完了してしまうと、プロバイダ契約やオプションサービス、メールアドレスを利用できなくなります。これらのサービスを継続利用したい場合は、ドコモ光の解約手続きをする前にプロバイダの窓口に継続の意思を連絡しましょう。

ただし、SISと楽天ブロードバンドは、契約を継続したい場合でも一度解約し、新規契約しなければいけないので、ドコモ光を解約すると同じメールアドレスは利用できません。

なお、ドコモ光の単独プランは、ドコモ光とプロバイダを個別に契約しているため、プロバイダの解約手続きが必要です。

ドコモ光の解約時に必要な費用

ドコモ光の解約時に発生する費用は下記の通りです。

• 解約月の月額料金
• 定期契約プランの解約金
• 開通工事費の残債
• オプションサービスの解約料
• プロバイダの解約金

解約関連の料金は、ドコモ光の解約月の翌月に一括請求されます。請求金額が普段よりも高くなるおそれがあるため、請求書などを確認しておきましょう。。

解約月の月額料金

解約月のドコモ光の月額料金は日割り計算されません。
月初めに解約し、月に1日だけ利用した場合でも、1か月分のドコモ光の料金が請求されます。引っ越しなどのタイミングもあるので難しいですが、なるべく月末に解約するほうがお得です。

なお、ドコモ光電話とドコモ光テレビオプションは、ドコモ光を解約すると同時に解約されます。ドコモ光電話の解約月の基本料金550円～(税込）は日割り計算されますが、ドコモ光テレビオプションの月額料金825円(税込)は日割りされません。
そのほかのオプションの月額料金についての詳細は「ドコモ光は解約月の利用料金が日割りされない」を参考にしてください。

2年定期契約の解約金

ドコモ光は「2年定期契約」か「定期契約なし」のいずれかのプランで契約します。「定期契約なし」のときには解約金は請求されません。
ただし、2年定期契約のプランは、契約期間の途中でドコモ光を解約すると、マンションタイプで8,000円、戸建てタイプで13,000円の解約金が解約月の翌月に請求されます。

更新月に解約手続きを完了すれば解約金がかからない

ドコモ光の定期契約をしている場合、契約満了月とその翌月、翌々月の更新月に解約手続きを完了されると、解約金が請求されません。たとえば、2年定期契約プランで2020年8月に契約した場合、2022年の8月、9月、10月が無料で解約できるタイミングです。
解約金を節約したい人は、更新月の3か月の間に解約しましょう。

開通工事費の残債

ドコモ光を解約する場合、ドコモ光やオプションサービスの開通工事費の未払い分を一括で返済しなければいけません。
開通工事費の分割払いが完済していない場合は、解約月の翌月にドコモ光の月額料金と開通工事費の残債が併せて引き落とされます。ただし、NTT東西からの転用し、フレッツ光の工事料の残債がある場合は、ドコモ光の解約月の翌々月に一括請求されます。

たとえば、ドコモ光のマンションタイプの開通工事費16,500円(税込)を60回払いしている人が2年で引っ越した場合、月額275円×24か月で6,600円は支払っているため、残りの9,900円を開通月の翌月に支払わなければいけません。

工事費の残債がどのくらいあるかは、My docomoにて確認しましょう。

なお、「ドコモ光新規工事料無料特典」を適用した場合は、工事料金が無料になっているため、解約時期に関係なく残債が請求されることはありません。

オプションサービスの解約金

ひかりTV for docomoを2年割で契約している場合は、契約満了月の当月・翌月・翌々月以外に解約すると、3,850円（税込）の解約金がかかります。

また、「スカパー！」を契約して「ドコモ光テレビオプション」の開通工事費を割引した場合、契約から2年以内に「スカパー！」を解約すると、スカパーJSATより23,430円（不課税）が請求されます。ブースターを設置した場合は、追加で13,200円（不課税）が請求されるので解約時期に気を付けましょう。

プロバイダの解約金

ドコモ光の契約プランが、単独タイプの場合、プロバイダによっては、解約時に2,000円～10,000円程度の解約金を請求されるものもあります。プロバイダごとに最低利用期間や契約期間が異なりますので、解約手続きをする前にプロバイダのお客さまサポートセンターに電話をかけて解約金について確認しておきましょう。

なお、契約プランがタイプA、タイプB、タイプCの場合は、プロバイダの解約金は発生しません。

ドコモ光電話の解約方法

ドコモ光電話は、ドコモ光を解約すると同時に解約されます。ドコモ光の解約とは別に手続きを行う必要はありません。

ドコモ光電話やそれに付随するオプションサービスの基本使用料は日割り計算となります。

ただし、ドコモ光電話を解約したあとに、電話番号をNTTの加入電話へ引き継ぐ場合は、アナログ戻しの手続きが必要です。

アナログ戻しとは、ドコモ光電話で使っていたNTTの電話番号を、NTTのアナログ回線に戻すことです。アナログ戻しをせずに、ドコモ光電話を解約するとNTTの電話加入権が失効してしまいます。NTTで電話を利用する際にまた加入権を購入する必要があるので電話番号が変わってしまいます。

アナログ戻しをするには、NTTへ連絡をして、NTTの電話加入権を復活させてからドコモ光電話の解約手続きをしなくてはいけません。

NTTの連絡先は以下です。NTT東日本・西日本で連絡先が異なるので、住んでいるエリアのほうへ電話をかけてください。

東日本エリア：0120-116-000（午前9時～午後5時　土日祝可）
西日本エリア：0800-2000116（午前9時～午後5時　土日祝可）

ドコモ光から解約金０円で乗り換えられる光回線

ドコモ光から他社光回線に乗り換える場合、ドコモ光の解約金や工事費を負担してくれる回線業者を選ぶことで解約費を抑えられます。例としてソフトバンク光とNURO光のキャンペーン特典を紹介します。

ソフトバンク光の乗り換えキャンペーン

ソフトバンク光では、乗り換えにかかる解約金・解約金を最大10万円まで還元してくれる「SoftBankあんしん乗り換えキャンペーン」があります。さらに、代理店から申し込むと24,000円の現金キャッシュバックを受け取れるキャンペーンを適用可能です。

ソフトバンク光は、ドコモ光と同じ光コラボの回線なので、工事不要で乗り換えることもできます。
ソフトバンク光の乗り換えキャンペーンの詳細は下記をご覧ください。
https://hikari.netde-pc.jp/21656.html

最大75,000円キャッシュバック！

NURO光のキャンペーン

NURO光のキャンペーンの１つでは、45,000円の現金キャッシュバックを受け取ることができます。解約金の負担キャンペーンではありませんが、キャッシュバックによってドコモ光の解約金をまかなうことが可能です。

NURO光は独自回線のため、新たに開通工事を行う必要がありますが、キャンペーン特典により31か月の利用で工事費44,000円が実質無料になります。また、NURO光は通常プランで最大2Gbpsの通信速度があるので、ドコモ光よりも通信速度が上がる可能性があります。

下記では、NURO光で実施中のキャンペーンを解説しているので、ぜひ参考にしてください。
https://hikari.netde-pc.jp/18068.html

最大５万円もお得！！