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auひかりのプロバイダを変更する方法と費用

auひかりは、契約するときにプロバイダを7種類から選べますが、契約した後にプロバイダだけを変更することができません。どうしてもプロバイダを変えたい場合は、auひかりの契約そのものを一度解約して、希望するプロバイダで新たに契約し直す必要があります。

ただし、auひかりを新たに契約し直すと、手続きの費用が高額になったり、使用中のひかり電話の番号が使えなくなったりすることがあります。そのため、auひかりでプロバイダ変更をするときは、費用や注意点を事前によく確認しておきましょう。

※注意点
  • auひかりのプロバイダ変更は、一度解約して再契約が必要
  • auひかり解約のタイミングで数万円の違約金が発生する
  • auひかりの再契約時はキャッシュバックキャンペーンなど適用外

auひかりのプロバイダ変更にかかる費用

auひかりのプロバイダ変更にかかる費用は、「auひかりを解約するための費用」と「auひかりを契約するための費用」の2つです。具体的な金額は契約タイプや利用期間によって変わるため、戸建てにお住まいの方が契約する「auひかり ホーム」と、マンションとマンションの集合住宅にお住まいの方が契約する「auひかり マンション」に分けて、プロバイダ変更にかかる費用を説明します。

auひかり ホームの場合

auひかり ホームを契約している方がプロバイダ変更をする場合、月額利用料以外にかかる費用は以下の8項目があります。

戸建てだけでなく、集合住宅でも電柱から部屋に直接auひかりを引いている方はauひかり ホームを契約しています。

【auひかり ホームのプロバイダ変更にかかる費用】
分類 項目 金額
解約 初期費用の
残額
0~37,500円
契約解除代金 標準プラン: 0円
ギガ得プラン: 9,500円
ずっとギガ得プラン:15,000円
解約手数料 nifty・ ASAHIネット・
au one net:0円
@TCOM:6,800~37,800円
BIGLOBE:2,000円
DTI・So-net:
最低利用期間の残存分の月額料金
回線撤去費用 28,800円
高速サービス解除料 2,500円
宅内機器未返却違約金 0~37,950円
レンタルしている機器を返却しないと費用が発生する。金額はレンタル機器と利用期間によって異なる。
契約 登録料※ 3,000 円
初期費用 37,500円
合計 69,300~162,250円

※表示価格はすべて税抜きです。
※回線撤去費用:引き続きauひかりを利用する予定であっても、解約扱いとなるため必要となる
※高速サービス解除料:auひかりホーム10ギガ・5ギガの利用開始から12か月以内の場合に発生する
※登録料:分割払いの場合、契約翌月から625円/月が請求される。

・初期費用の残額

auひかり ホームでは30,000円の初期費用がかかります。毎月1,250円×24か月の分割払いで月額利用料と合わせて支払うのが一般的です。24か月の支払い期間が終わる前に解約した場合、残り期間分をまとめて支払う必要があります。

たとえば契約後12か月目に解約した場合に支払う金額は、未払いとなる13か月分の16,250円(1,250円×13か月)です。

・契約解除代金

料金プランによって契約年数と契約更新期間が決まっています。契約更新期間はネットサービスの課金開始月を起算月とし、期間外に解約すると契約解除代金がかかります。契約更新期間中の解約の場合は無料です。

  • お得プラン:2年ごとの自動更新で、契約から25か月目と26か月目が契約更新期間です。この期間以外に解約すると9,500円の契約解除代金がかかります。
  • お得プランA:2年ごとの自動更新で、契約から25か月目と26か月目が契約更新期間です。この期間以外に解約すると7,000円の契約解除代金がかかります。
  • 標準プラン:契約年数の縛りがなく、いつ解約しても契約解除代金はかかりません。

・解約手数料

最低利用期間内に解約した場合に発生する費用です。最低利用期間と料金はプロバイダによって異なります。最低利用期間は、auひかり機器接続完了日(もしくは工事完了日の7日目)の翌月1日を契約開始日として計算されます。

プロバイダ 最低利用期間 解約手数料
@nifty

ASAHIネット

au one net

なし 無料
@TCOM 6か月 6,300~37,800円

(1か月目に解約した場合37,800円、以降、利用期間が1か月伸びるごとに6,300円ずつ減額)

BIGLOBE 24か月 2,000円
DTI
So-net
6か月 月額基本料金1か月分×最低利用期間の残余期間
※「月額基本料金」にはオプション料金を含まない。

※表示価格はすべて税抜きです

例えば、「auひかりホーム1ギガ(nifty)」の「ずっとギガ得プラン」を12か月目に解約すると、月額利用料に加えて、74,425円支払うことになります。(レンタルした機器は全て返却したものとしています。)

[解約費用の内訳]
初期費用の残額 :30,625円(37,500円-625円×11か月)
契約解除代金  :15,000円
解約手数料 :0円
回線撤去費用  :28,800円
高速サービス解除料 :0円
宅内機器未返却違約金 :0円

さらに、希望のプロバイダでauひかりを契約すると、登録料3,000円と初期費用37,500円がかかるため、プロバイダ変更費用の合計は114,925円となります。

auひかり マンションの場合

auひかり マンションでプロバイダ変更をする場合、毎月の利用料金以外にかかる費用は以下の通りです。

【auひかり マンションのプロバイダ変更にかかる費用】
分類 項目 金額
解約 初期費用の残額 0~30,000円
契約解除代金 標準プラン:   0円
お得プラン: 7,000円
または9,500円
解約手数料 nifty・au one net:0円
@TCOM:3,400~30,000円
BIGLOBE:2,000円
ASAHIネット・ DTI・
So-net:
最低利用期間の残存分の月額料金
宅内機器
未返却違約金
0~38,138円
レンタルしている機器を返却しないと費用が発生する。金額はレンタル機器と利用期間によって異なる。
契約 登録料 3,000 円
初期費用 30,000円
合計 33,000~110,638円

※表示価格はすべて税抜きです
※登録料:分割払いの場合、契約翌月から1,250円/月が請求される

※宅内機器未返却違約金:ホームゲートウェイ機器など、レンタルしている機器を返却できない場合に発生する。金額は、対象の機器と利用期間によって異なる。

分割払いの場合、契約翌月から1,250円/月が請求される

・初期費用の残額

auひかり ホームでは30,000円の初期費用がかかります。毎月1,250円×24か月の分割払いで月額利用料と合わせて支払うのが一般的です。24か月の支払い期間が終わる前に解約した場合、残り期間分をまとめて支払う必要があります。

たとえば契約後12か月目に解約した場合に支払う金額は、未払いとなる13か月分の16,250円(1,250円×13か月)です。

・契約解除代金

料金プランによって契約年数と契約更新期間が決まっています。契約更新期間はネットサービスの課金開始月を起算月とし、期間外に解約すると契約解除代金がかかります。契約更新期間中の解約の場合は無料です。

  • お得プラン:2年ごとの自動更新で、契約から25か月目と26か月目が契約更新期間です。この期間以外に解約すると9,500円の契約解除代金がかかります。
  • お得プランA:2年ごとの自動更新で、契約から25か月目と26か月目が契約更新期間です。この期間以外に解約すると7,000円の契約解除代金がかかります。
  • 標準プラン:契約年数の縛りがなく、いつ解約しても契約解除代金はかかりません。

・解約手数料

最低利用期間内に解約した場合に発生する費用です。最低利用期間と料金はプロバイダによって異なります。最低利用期間は、auひかり機器接続完了日(もしくは工事完了日の7日目)の翌月1日を契約開始日として計算されます。

プロバイダ 最低利用期間 解約手数料
@nifty
au one net
なし 無料
ASAHIネット 6か月 最低利用期間の残日数分の月額料金および機器レンタル料金
@TCOM
マンションV16都市機構DXマンションE16
6か月 3,400~20,400円

(1か月目に解約した場合20,400円、以降、利用期間が1か月伸びるごとに3,400円ずつ減額)

@TCOM
マンションV8マンションE8
6か月 3,700~22,200円

(1か月目に解約した場合22,200円、以降、利用期間が1か月伸びるごとに3,700円ずつ減額)

@TCOM
マンションミニギガ
6か月 5,000~30,000円

(1か月目に解約した場合30,000円、以降、利用期間が1か月伸びるごとに5,000円ずつ減額)

BIGLOBE

※標準プランのみ

24か月 2,000円
DTI

So-net

6か月 月額基本料金1か月分×最低利用期間の残余期間

※「月額基本料金」にはオプション料金を含まない。

※表示価格はすべて税抜きです

[費用の内訳]例えば、「auひかり マンションタイプF」の「お得プランA」を7か月目に解約すると、月額利用料に加えて、29,500円支払うことになります。(レンタルした機器は全て返却したものとしています。)

初期費用の残額 :22,500円(30,000円-1,250円×6か月)
契約解除代金  :7,000円
宅内機器未返却違約金 :0円

さらに、auひかりを新たに契約することで、登録料3,000円と初期費用30,000円がかかるため、プロバイダ変更費用の合計は56,520円となります。

契約更新期間中にプロバイダ変更をすれば費用を抑えられる

auひかりのプロバイダ変更は、契約更新期間(契約満了月の翌月と翌々月の2か月間)に解約することで費用を抑えられます。この期間に解約すると、契約解除代金がかからないからです。
例えば2020年4月にauひかり ホームのずっとギガ得プランに加入した場合、契約から37~8か月目にあたる2023年4~5月が契約更新期間です。この期間に解約することで契約解除代金15,000円が無料になるため、プロバイダ変更にかかる費用を少し安く抑えることができます。

auひかりのプロバイダを変更する手順

auひかりを契約した後にプロバイダだけを変更する場合は、①auひかりを解約、②希望のプロバイダで再度auひかりを契約、という手順で手続きをします。

①auひかりを解約

auひかりの解約は、契約しているプロバイダに電話で申し込みます。auひかりでは解約の手続きができないので注意してください。

プロバイダ 窓口 受付時間
au one net 0077-7068 9:00~20:00
@Tcom 0120-805633 10:00~18:00
So-net 0120-80-7761 9:00~18:00
BIGLOBE 0120-86-0962 9:00~18:00
DTI 0570-004740 10:00~17:00
@nifty 0570-03-2210 10:00~19:00
GMO
とくとくBB
0570-045-109 10:00~19:00
Asahi Net 0120-577-108 10:00~17:00

希望のプロバイダで再度auひかりを契約

auひかりの契約は、電話(KDDIブロードバンドキャンペーンセンター)もしくはauの公式サイトにて申し込むことができます。

KDDIお客さまセンター
電話番号:0077-7068(通話料無料)
対応時間:9:00~20:00

auひかりのプロバイダを変更する際の注意点

auひかりのプロバイダを変更する際には、特に次の点に注意してください。

【auひかりでプロバイダ変更する際の注意点】
  • auひかりによる初期費用の割引が受けられない
  • プロバイダや代理店による割引が受けられない可能性がある
  • ひかり電話の番号が変わる可能性がある
  • ネットが使えない期間が発生する
  • メールアドレスなどプロバイダが提供するサービスが使えなくなる

auひかりによる初期費用の割引が受けられない

auひかりを新規契約すると、初期費用相当の金額が毎月割引されるため、実質無料になります。

【初期費用相当の割引額】

ホームタイプ   :625円×60か月=37,500円
マンションタイプ :1,250円×24か月=30,000円

しかし、初期費用の割引は「1設置場所につき1回限り」という制限があります。同じ住所で再契約する場合には、初期費用分の割引が適用されません。

そのため、auひかりのプロバイダ変更をすると、初期費用相当の割引が受けられないので、プロバイダ変更前より月額料金が高くなってしまうおそれがあります。

プロバイダや代理店による割引が受けられない可能性がある

auひかりは、プロバイダや代理店から申し込むと、キャンペーン特典がもらえます。キャンペーンが適用されると、利用料金の割引やキャッシュバック特典が受けられるので、auひかりの利用料金を抑えることができます。

キャンペーンの多くは、新規申込者を対象としていますが、プロバイダ変更に伴う新規契約の場合、申し込み先によってはキャンペーンが適用されないおそれがあります。そのため、キャンペーンの適用条件を事前に確認しておきましょう。

ひかり電話の番号が使えなくなる可能性がある

ひかり電話を使っている場合、「最初からひかり電話として発番された電話番号」と、「NTTで発番されたアナログ回線の電話番号」で、電話番号を引き続き使えるかが異なります。

【ひかり電話の番号引継ぎ可否】
電話番号の種類 電話番号の引き継ぎ可否 説明
最初からひかり電話として発番された電話番号 × 光回線を一度解約すると、同じ番号を引き続き使うことができない。使いたいひかり電話の番号を利用者が指定することも出来ないため、再契約後は、新しく割り振られた番号を使うことになる
元々NTTのアナログ回線だった電話番号 auひかりを解約する前に一度電話番号をNTTに戻す手続きが必要。また、auひかりを再契約した後は、KDDIが提供する「ホームプラス」というサービスを利用することになる。

auひかりでプロバイダ変更をした後に、ひかり電話の番号を引き続き使いたい方は、上の2つのパターンのどちらに該当するか、一度確認することをおすすめします。

ネットが使えない期間が発生する

auひかりでプロバイダ変更をする場合は、必ず契約中のプロバイダを解約してから新しいプロバイダを契約という順番で手続きする必要があります。そのため、解約後、再契約して新しい回線の工事が完了するまでは、ネットが使えなくなります。該当する期間にネットが使えなくても問題ないか、事前によく確認しておきましょう。

メールアドレスなどプロバイダが提供するサービスが使えなくなる

一般的に、プロバイダを変更すると、変更前のプロバイダから提供されていたサービス(セキュリティサービスやメールアドレスなど)は使えなくなります。そのため、引き続き必要なサービスについては、使えるようにそれぞれ対応しなければなりません。プロバイダが提供するサービスでよく使われているものや、各サービスを引き続き使いたいときの対応例は、こちらの記事を参考にしてください。

プロバイダはそのままで通信速度や月額料金をよりよくする方法

auひかりでプロバイダを変更する以外にも、ネット通信に関する悩みを解決する方法があります。ここまで解説してきた内容を踏まえ、auひかりのプロバイダ変更にメリットが感じられない時は、以下の対応も検討してください。

通信速度が遅い場合の対応方法

auひかりのような光回線の通信速度が遅い場合、ホームゲートウェイやLANケーブルなどの通信機器に問題がある可能性があります。ホームゲートウェイアの作動状況や、Wi-Fiの電波、LANケーブルの規格などをチェックすることで、通信機器に問題がないか確認することができます。詳しい確認手順は au公式サイトのサポートページに紹介されていますので、こちらを参考にしてください。

もし、通信機器のチェックで問題がなければ、光回線自体の障害など、他の原因がある可能性があります。こちらの記事で確認ポイントをまとめていますので、参考にしてください。

高速サービスを利用する(auひかり ホーム限定)

auひかりホームの場合、「auひかり ホーム 10ギガ・5ギガ」という契約タイプに変更することで、通信速度を速くすることができます。これは、基本料金に加えて高速サービス料を支払うことで、より速い通信が利用できるサービスです。高速サービス料は、10ギガ:月額1,280円/5ギガ:月額500円ですが、「ずっとギガ得プラン」への加入やauスマートバリューの適用などによる割引もあります。

ただし、この高速サービスが利用できるのは、東京・神奈川・埼玉・千葉の一部エリア限定です。対応エリアはau公式サイトにて確認することができます。高速サービスは、通常のホームプランよりも月額料金が少し高くなりますが、通信速度を速くしたい場合は、利用を検討してみましょう。

月額料金が高い場合

auひかりの月額利用料金は、使っていないサービスやオプションを解約することで、安く抑えられる場合があります。こちらの記事を参考に、不要なサービス・オプションを契約していないか確認してください。

携帯キャリアを変える

ネットの月額料金が今より安くならない場合は、スマホの月額料金を見直してみてはいかがでしょうか。格安SIMは、auのような大手キャリアより月額の利用料金が大幅に安い場合が多いです。そのため、auスマホを利用している場合は、格安SIMに変えることでスマホの利用料金を抑えることができます。auスマホを格安SIMに変える場合のメリットとデメリットについては、こちらの記事を参考にしてださい。

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