フレッツ光でインターネットやWi-Fiがつながらない場合、次の7種類の原因が考えられます。
- 回線やプロバイダで障害やメンテナンスが発生している
- 利用料金の未払いがある
- 通信機器に不具合がある
- LANケーブルの緩みや断線がある
- 接続している機器に不具合がある
- 電波を遮る障害物がある
- 通信速度が低下している
それぞれの原因に合わせた対処法を行えば、インターネットにつながるようになる可能性があります。この記事で7種類すべて解説するので、一つずつ確認していきましょう。
NTTやプロバイダのメンテナンス・障害情報を確認する
インターネットがつながらなくなったら、まずは回線障害やメンテナンスが発生していないか確認しましょう。フレッツ光の回線自体に障害が起きているときやメンテナンス時間中は、どんなに頑張ってもインターネットにはつながらないからです。
障害やメンテナンスの情報はNTTやプロバイダの公式サイトに掲載されているので、確認してみてください。
- NTT東日本:サービス 工事故障情報
- NTT西日本:工事・故障情報
- OCN:OCNの工事・故障一覧
- BIGLOBE:運用/障害情報
- So-net:障害・メンテナンス情報
- @nifty:トラブル/メンテナンス情報
- BB.excite:障害・メンテナンス情報
利用料金の支払い忘れがないか確認する
フレッツ光は、利用料金を1か月滞納すると回線がストップし、2か月滞納すると強制解約となります。直近2ヶ月間でフレッツ光の利用料金の支払い忘れがないかを確認しましょう。
Myビリング、@ビリング、Webビリングを使っている方は、各サービスのマイページで支払い状況の確認が可能です。また、クレジットカード払いの方はカードの利用履歴、口座引き落としの方は引き落とし口座の取引履歴でも確認できます。いずれの方法でも支払いができているか分からない場合は、NTTへ電話で問い合わせましょう。
【NTTのお問い合わせ・お申し込み受付窓口】 電話番号:0120-116-116 受付時間:9:00~17:00(12/29~1/3を除き土日祝日も受付) ※電話番号・受付時間はNTT東西共通 |
通信機器に不具合がないか確認する
光回線や料金の支払いに問題がなさそうであれば、自宅にある通信機器に不具合がないか確認しましょう。通信機器とは、ONUやホームゲートウェイ、無線LANルーターなどです。特に長期間利用している機器は、経年劣化により故障している可能性もあります。また、新しい機器であっても、長期間起動し続けていると処理データが溜まって動作が遅くなることがあります。
通信機器に不具合がないか確認するには、一度全て再起動してみましょう。ただし、再起動は正しい手順で実行しなければ逆に不具合の原因となるおそれもあります。必ず次の手順を守って行ってください。
- パソコンやスマホなど、インターネットに接続している機器の電源を切る
- 無線LANルーターのコンセントを抜く(ルーターがない場合は3へ)
- ホームゲートウェイのコンセントを抜く(ホームゲートウェイがない場合は4へ)
- ONUのコンセントを抜く
- 5分ほど待つ
- ONU、ホームゲートウェイ、無線LANルーターの順で電源を入れる
- パソコンやスマホなどの電源を入れる
再起動が出来たら、インターネットに接続できるか確認してみましょう。また合わせて、ONUやホームゲートウェイ、無線LANルーターの本体ランプが正常に点灯しているかどうかも確認してください。各機器のランプの正常な状態については、取扱説明書などに記載があります。
LANケーブルの緩みや断線が無いか確認する
通信機器の再起動をしてもインターネットにつながらない場合は、LANケーブルに問題がないか確認しましょう。LANケーブルの差し込みが緩くなっていたり、ケーブル自体が断線していたりすると、インターネット接続が出来ない場合があるからです。
まずはLANポートにケーブルがきちんと刺さっているか確認しましょう。一度ケーブルを抜いて、カチッと音がするまで差し込み直してください。
きちんと差し込んでもインターネット接続が出来ない場合は、LANケーブルが断線していないか確認してみましょう。と言っても、LANケーブルの断線は外から見ても分からない場合が多いです。手元に予備のケーブルがあれば、交換してみると良いでしょう。
予備のケーブルがない場合は、今使っているケーブルが家具などの下敷きになっていないか、または常に折れ曲がった状態になっていないかチェックしてください。どちらかに当てはまる場合は、断線の可能性が否定できません。このあと解説する他の原因を確認しても接続状態が改善しなかった場合は、新しいケーブルを購入してみることをおすすめします。
パソコンやスマホなど接続している機器に不具合がないか確認する
通信機器やケーブルに異常がない場合は、パソコンやスマホなどインターネットに接続している機器の設定に問題がある可能性があります。各機器のネットワーク設定やセキュリティ設定が正しくできているか見直してみましょう。設定方法はパソコンやスマホの説明書、あるいはメーカーのサポートサイトを参考にしてください。
また、インターネットを使える機器が複数ある場合は、どの機器でもつながらないのか確認してみましょう。たとえば、スマホでは繋がらないがパソコンでは繋がる、という場合は、スマホに不具合がある可能性が高いです。逆にすべての機器がつながらない場合は、個々の機器ではなくネットワーク側の問題だと考えたほうが自然です。
確認した結果、パソコンやスマホなど接続機器に不具合がありそうだと判明した場合は、各機器のメーカーへ問い合わせましょう。
無線LAN(Wi-Fi)の場合は電波を遮る障害物がないか確認する
無線LANの電波がつながらなくて困っている場合は、無線LANルーターと接続したい機器の間に障害物がないかを確認しましょう。無線LANの電波は、壁や天井、家具などの障害物があると電波が弱まって届きにくくなります。スマホやノートパソコンなど設置場所を動かせる機器があれば、ルーターに近づいて接続状態を確認してください。
読み込みが遅い・止まってしまう場合は通信速度を確認する
WebページやSNSのタイムラインなどが表示・更新できない、あるいは読み込み中のまま止まってしまうといった場合は、インターネット自体はつながっているものの通信速度が極端に落ちている可能性があります。まずはスピードテストで現在の通信速度を確認してみましょう。
インターネットの利用において特に重要な「下り通信」において、必要な通信速度の目安は次の通りです。
- メール受信・Webサイトの閲覧:1~3Mbps
- Youtube視聴:HD画質の場合2.5~5Mbps、4K画質の場合20Mbps
- オンラインゲーム:30Mbps以上
スピードテストの結果で下り(ダウンロード)の速度がこの目安を下回っている場合は、通信速度が足りないせいでインターネットが使いづらい状態になっていると推測されます。
こちらの記事で通信速度を改善する方法を紹介しているので、参考にしてください。
https://hikari.netde-pc.jp/11877.html
すべて確認しても改善されない場合はNTTかプロバイダへ問い合わせる
これまで紹介した確認ポイントをすべてチェックしてもインターネットに接続できない場合は、専門的な知識を持った人に対応してもらうほかありません。NTTかプロバイダの問い合わせ窓口へ連絡しましょう。
NTTでは故障に関する問い合わせを以下の電話番号で受け付けています。いずれも受付時間は24時間です。
【故障に関する電話窓口】 ・NTT東日本(フレッツ・サポートセンタ):0120-000113 ・NTT西日本(ひかり電話、フレッツサービスの故障などについて):0120-248995 |
また、NTTやプロバイダのサポートサービスを利用するのもおすすめです。訪問サポートやリモートサポートを使うと、専門スタッフに直接状況を見てもらえるので、スムーズに問題を解決できる可能性があります。
NTTのサポートサービスを利用する場合は、公式サイトの以下のページから使いたいサービスを選んで問い合わせましょう。