フレッツ光よりも低価格で光回線が利用できる「光コラボ」。プロバイダとして歴史のあるニフティも光コラボ「ニフティ光」を提供しています。
数ある光コラボの中からニフティ光を選ぶメリットと、フレッツ光からニフティ光に変更する「転用」の手続きについてご紹介します。
フレッツ光とニフティ光はどう違う?
ニフティ光(@nifty光)を検討するにあたり、フレッツ光との違いについて確認しておきましょう。
基本的な接続サービスは同一
フレッツ光とニフティ光の違いは、光回線の契約をNTTとするか、ニフティとするかという点です。
ニフティ光も回線そのものはNTTのものを一括借り上げして提供していますので、品質は同等です。最高接続速度は1Gbpsのベストエフォート方式ということも、フレッツ光と変わりません。
光回線とプロバイダがニフティ光との契約に一本化される
フレッツ光とニフティ光の大きな違いは、契約形態にあります。
フレッツ光は、NTT東日本・西日本と直接契約し、利用者側でプロバイダを別途契約します。
そのため、プロバイダのサービスに不満がある場合などは、フレッツ対応プロバイダであれば自由に乗り換えすることができます。
ニフティ光では、事前にニフティがNTTより借りている回線を使って、プロバイダサービスと光回線を一緒に提供しています。
そのため、光回線の契約もニフティと行っていることになり、もしプロバイダを変更したい場合には、光回線ごと乗り換えることになります。その代わり、料金が安い、サポート窓口や支払いが1か所で済むというメリットがあります。
光コラボでニフティ光を選ぶメリットは?
数ある光コラボサービスの中からニフティ光を選ぶメリットはどこにあるのでしょうか?
月額料金が安くなる
フレッツ光とくらべて一般的に料金が安くなる光コラボですが、ニフティ光はその光コラボの中でも低価格を争っています。
通常料金では、ホームタイプは5,200円、マンションタイプでは3,400円ですが、キャンペーンで開通翌月から24か月間は、ホームタイプは4,500円、マンションは3,400円となります。
また、ほかのサービスと一緒に使用すると割引となるオプションも豊富です。
auスマホとのセット割引がある
ニフティ光は、「@nifty光×auセット割」のオプションを利用すると、ニフティ光の月額費用が最大1,200円割引となります。
東京ガストリプル割やauのスマートバリューと併用することはできませんが、セット割では割引が継続することが大きなメリットです。
ニフティ光を利用していると特典のあるサービスも多数
ニフティ光の料金が直接安くなるわけではありませんが、ニフティ光を利用していると他サービスで割引を受けられるものもあります。
ニフティ光を格安SIMのNifmoと一緒に利用する場合、Nifmoの月額料金が200円割引になる「まるっと割(ネット+スマホ)」が利用できます。家の中でも外出先でもネットを使いたいが、費用をなるべく押さえたいという人におすすめです。
また、東京ガスの、ガス+でんきにネットをセットして割引が受けられる東京ガストリプル割も対象です。割引額はホーム・マンションともに月額200円ですが、こちらも契約中は割引が継続します。「まるっと割(ネット+スマホ)」との併用も可能です。
ただし、まるっと割には、ネット+Nifmo+ニフティ電気を組み合わせる「まるっと割(でんき+ネット+スマホ)」という方法もありますので、自宅の契約状況によっては活用できることを頭に入れておくとよいでしょう。
IPv6方式の接続が無料
ニフティ光では、新しいインターネットの接続方式であるIPv6方式での接続を無料で提供しています。
従来のIPv4方式に比べて混雑が少なく、快適にインターネットが利用できます。
IPv6オプションとv6プラスという2つの方式で提供されており、どちらも申込みは必要ですが、使用料は無料です。
ニフティ光への転用方法は?
フレッツ光からニフティ光に変更するには、「転用」という手続きを取ります。流れを簡単に説明します。
転用承諾番号の取得
NTT東日本・西日本で、フレッツ光の転用承認番号を取得しておきます。それぞれの公式ページか電話で取得ができますが、受付時間が決まっていますので注意しましょう。
ニフティ光への申込み
ニフティ光のホームページから申込みを行います。取得した転用承諾番号には有効期限があるので、5日以内に申込みを済ませましょう。有効期限が切れてしまった場合には、再度取得が可能です。
申込みが受け付けられると、ニフティ光から日程調整などのための電話があり、申し込みが確定します。その後、接続設定に必要な情報が記載された「@nifty スタートキット」「開通のご案内」が届きますので、開通日に設定を行います。
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工事費など転用にかかる費用
フレッツ光の設備を利用してニフティ光に転用する場合には、基本的に工事の必要はありませんので、工事費はかかりません。また、手数料についてもキャンペーンで無料となっています。
ただし、もともと使用していたフレッツ光の回線の種類や接続方式が変更となる場合には、その種類によって派遣・無派遣の工事が必要となり、工事費用が発生することもあります。
ニフティ光にする前に注意しておきたいこと
フレッツ光からニフティ光へ転用する場合、付帯サービスについても変更が必要となる場合がありますので、確認しておきましょう。
オプションサービスの移行について確認
NTTのフレッツ光で利用していた、ひかり電話やフレッツ・テレビなどのオプションサービスは、ニフティ光でも提供されており、それぞれ、@nifty光電話、@nifty光テレビ、となります。
ただし、セキュリティ関係のオプションなどのサービスは別扱いになります。NTTで解除して新たにニフティで入り直さなければならない場合もありますので注意が必要です。
NTTのフレッツ会員サービスは利用できなくなる
NTT東日本で提供されていた「フレッツ光メンバーズクラブ」、西日本の「CLUB NTT-West」については、転用後は利用できなくなります。会員ポイントが貯まっている場合には、転用手続き前に利用しておきましょう。
なお、ニフティ光で取り扱っていない、NTT西日本の「フレッツ・スポット」や「フレッツ・あずけ~る」などのオプションは残すことも可能です。この場合は会員機能も継続となります。
利用中のプロバイダに違約金の可能性
フレッツ光を転用する場合には、年間契約などがあっても違約金は発生しません。しかし、プロバイダについては異なります。
最低利用期間に達していない場合や、自動更新の年間契約で契約更新月以外の場合には、プロバイダの解約によって違約金が発生する場合があります。
転用を進める前には、プロバイダの契約期間についても確認しておきましょう。
NTTのフレッツからニフティ光などの光コラボへの転用は、大きな費用もかからず簡単にでき、毎月のインターネット接続料金を安くすることが可能です。特にニフティ光の場合は、提携サービスとの同時利用でさらに料金が下がる場合があるので、転用を考えている人はぜひチェックしてみてください。