フレッツ光のVPNでのインターネットサービスの契約を検討されている方に、どのようなプランが用意されているかをお伝えします。
VPNとは何か
VPNとは、Virtual Private Networkの略語です。
Virtualとは「仮想(=実質的には~とみなせる)」、Privateとは「個人の・秘密の」、Networkとは「ネットワーク(コンピュータが複数台つながっている状態)」を意味しています。
つまり、離れた場所の間を、仮想的な専用の回線を用いて、データ通信を行えるようにする仕組みのことです。VPN(=仮想的な専用の回線)を用いることにより、ネットワーク間でやりとりするデータが盗まれたりする可能性が低くなります。特に、個人情報のやり取りが発生する企業では、VPNを導入する意義が高いといえます。
「フレッツ・VPNワイド」とは何か
「フレッツ・VPNワイド」とは、フレッツ光のVPNサービスです。
閉域のIPネットワーク内で特定の拠点のみが接続可能であり、かつサービスの使用にユーザ認証を必要とするため、安全性はより強固なものとなります。
(ちなみに、「IPネットワーク」の、「IP」とは、Inernet Protocol(インターネット・プロトコル)の略語です。プロトコルとは、通信をしてデータのやりとりを行う上での約束ごとを意味しています。つまり、IPネットワークとは、インターネット用の約束事に従ってやりとりをするネットワークのことを指しています。)
注意点として、「フレッツ・VPNワイド」は、フレッツ 光ライト/光ライトプラス、フレッツ 光ネクスト(プライオ10、プライオ1 、ギガファミリー・スマートタイプ、ギガマンション・スマートタイプ、ファミリー・ギガラインタイプ、マンション・ギガラインタイプ)では利用できません。
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「フレッツ・VPNワイド」の初期費用
「フレッツ・VPNワイド」の初期費用は、以下のとおりです。
新規申し込み | 基本工事費 | 交換機等工事費 | 合計 |
---|---|---|---|
VPN開設 | 1,000円 | 1,000円 | 2,000円 |
VPN参加者(下記※1)申し込み | 1,000円 | 1,000円 | 2,000円 |
https://business.ntt-east.co.jp/service/vpnwide/s_fee.html
※1「VPN管理者(「フレッツ・VPNワイド」の開設を行った契約者)」に対して、VPN管理者が開設した「フレッツ・VPNワイド」に参加する契約者を、「VPN参加者」といいます。
http://faq.flets.com/faq/show/2791?category_id=801
また、新規にフレッツ光のアクセスサービスを契約する場合は、上記の金額だけでなく、VPN管理者およびVPN参加者はフレッツ光の契約料を払う必要があります。
「フレッツ・VPNワイド」の月額利用料
「フレッツ・VPNワイド」では、拠点数や、VPN管理者であるかどうかなどによって、月額利用料が異なります。
また、「フレッツ 光ネクスト ビジネスタイプ」の利用者は、「フレッツ・VPNワイド」の「プラン100プラス」~「プラン1000プラス」でのみしか、「フレッツ・VPNワイド」を契約できません。
「フレッツ・VPNワイド」の月額利用料は、以下のとおりです。
フレッツ・VPNワイド 月額利用料 |
||
---|---|---|
プラン(拠点数) | VPN管理者 | VPN参加者 |
プラン10(10) |
1,800円 |
1800円 |
プラン30(30) |
3,000円 |
|
プラン100(100) |
10,000円 |
|
プラン300(300) |
30,000円 |
|
プラン1000(1000) |
100,000円 |
|
プラン10プラス(10) |
10,800円 |
|
プラン30プラス(30) |
18,000円 |
|
プラン100プラス(100) |
60,000円 |
|
プラン300プラス(300) |
180,000円 |
|
プラン1000プラス(1000) |
600,000円 |
また、上記の金額だけでなく、VPN管理者およびVPN参加者はフレッツ光の月額利用料を払う必要があります。
「フレッツ・VPNプライオ」とは何か
「フレッツ・VPNプライオ」とは、フレッツ光のVPNサービスの1つです。
「フレッツ・VPNプライオ」の特徴は、帯域優先機能があることや、24時間・365日の保守対応が可能であることなどです。
帯域優先機能とは、「パケット」と呼ばれる細かく分割されたデータが、通信の混雑時も優先して転送される機能を意味します。この機能によって、通信が混み合っている際も、安定した通信を行うことが可能です。
https://business.ntt-east.co.jp/service/vpnprio/
「フレッツ・VPNプライオ」の初期費用
「フレッツ・VPNプライオ」の初期費用は、代表的な工事の場合は、13,000円です。加えて、オプション機能をつけたい場合は、オプション機能用の工事費用がかかります。
https://business.ntt-east.co.jp/service/vpnprio/option.html
また、新規にフレッツ光のアクセスサービスを契約する場合は、上記の金額だけでなく、VPN管理者およびVPN参加者はフレッツ光の契約料を払う必要があります。
「フレッツ・VPNプライオ」の月額利用料
「フレッツ・VPNプライオ」の月額利用料は、1VPN拠点あたり、7,000円です。
https://business.ntt-east.co.jp/service/vpnprio/fee.html
また、上記の金額だけでなく、VPN管理者およびVPN参加者はフレッツ光の月額利用料を払う必要があります。
「フレッツ・VPNゲート」とは何か
「フレッツ・VPNゲート」とは、センター・エンド型VPNサービスのことです。
これは、VPNサービスの契約を行っている拠点どうしがやり取りを行う場合、そのデータは、必ず一度センタ拠点にあつまり、センタ拠点から各拠点にデータが送信されるというものです。必ずどの拠点も、データのやり取りの際にセンタ拠点に集まるようにするため、ネットワークの構成がシンプルになります。
このことにより、ネットワークを構築・管理しやすくなる、という大きなメリットが生まれます。そのため、もしもネットワーク内で何らかのトラブルなどが発生した場合、その原因を特定する難易度が比較的低くなります。ネットワーク内のトラブルの発生箇所に早く気づいて対応できればできるほど、企業活動での損害額が少なくなるでしょう。
これまでに述べてきたようなことから、「フレッツ・VPNゲート」は、複雑なネットワークを管理する必要がある、大規模なプロジェクトを行っている企業などで導入することを特におすすめします。
「フレッツ・VPNゲート」の初期費用
「フレッツ・VPNゲート」の初期費用として、工事費がかかります。
この工事費は、契約内容等によって変わります。
https://business.ntt-east.co.jp/service/vpnwide/s_fee.html
また、フレッツ・アクセスサービスを未契約の場合は、初期費用がかかります。
「フレッツ・VPNゲート」の月額利用料
「フレッツ・VPNゲート」に関する月額利用料として、「フレッツ・VPNゲート 月額利用料」「屋内配線利用料」「フレッツ・アクセスサービス 月額利用料」がかかります。
「フレッツ・VPNゲート 月額利用料」は、通信速度・接続タイプなど様々な条件によって、値段が定められています。詳しくは、サイトでご確認ください。
https://business.ntt-east.co.jp/service/vpnwide/s_fee.html
「屋内配線利用料」は、引込線1回線ごとに月額2, 000円かかります。
なお「屋内配線利用料」は、「1Gメニューの場合」または「10Gメニューの収納エリア内接続タイプで、かつNTT東日本の配線設備を利用する場合」に必要です。