ここでは、法人・企業がフレッツ光を契約する場合に利用できるプランについて、比較・解説します。フレッツ光をビジネス利用したい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
法人向けの「フレッツ光」には2種類ある
法人向けの「フレッツ光」には、
・「フレッツ光ネクスト ビジネスタイプ」
・「フレッツ光ネクスト プライオ」
の2種類があります。
どちらも最大通信速度は1Gbpsですが、速度以外の機能や料金に違いがあります。またSOHOや個人事業主の方なら、必ずしも法人向けプランを契約する必要はなく、同じく最大通信速度1Gbpsで個人向けの「フレッツ光ネクスト ギガファミリー・スマートタイプ」を利用する、という選択肢もあります。
各プランの特徴
法人向けの「フレッツ光ネクスト ビジネスタイプ」「フレッツ光ネクスト プライオ」、個人向けの「フレッツ光ネクスト ギガファミリー・スマートタイプ」のそれぞれの特徴についてまとめてみました。
フレッツ 光ネクスト ビジネスタイプ |
フレッツ 光ネクスト プライオ |
フレッツ 光ネクスト ギガファミリー ・スマートタイプ |
|
通信速度 | 最大1Gbps | 最大1Gbps | 最大1Gbps |
料金 | 41,100円~/月 | 20,000円~/月(プライオ1) 41,100円~/月(プライオ10) |
5,700円/月 (割引適用時は4,700円/月) |
帯域優先機能 | ✕ | ◎ | ✕ |
24時間保守 サービス |
✕ | ◎ | ✕ |
10台以上の 端末で インターネットを使用する |
◎ | ◎ | △ |
次章からは、各プランについて詳しくチェックしていきましょう。
「フレッツ光ネクスト ビジネスタイプ」は法人向けのエントリータイプ
「フレッツ 光ネクスト ビジネスタイプ」の最大通信速度は1Gbpsで、光回線としては、現在主流となっている速度です。
また、次章で説明する「フレッツ光ネクスト プライオ」も同様ですが、このプランには接続可能端末台数に制限がないので、多くの端末をインターネットに同時接続することができます。複数の人がインターネットに同時接続することが多い企業・法人では有効なサービスではないでしょうか。
「フレッツ光ネクスト プライオ」は帯域優先機能付き
「フレッツ光ネクスト プライオ」は、「フレッツ光ネクスト ビジネスタイプ」より高速・高品質通信が可能な、企業・法人向けのインターネット接続サービス。通信速度は、ここで紹介している他のプランと同じで最大1Gbpsです。
このプランの最大の特徴は、他の通信よりも優先的にパケット(データ通信のために細かく分割されたデータ)を転送する「帯域優先機能」があること。この機能があると、混雑時でも安定した通信が実現できます。10Mbpsの帯域優先が可能な「フレッツ光ネクスト プライオ10」、1Mbpsの帯域優先が可能な「フレッツ光ネクスト プライオ1」の2つのプランから、インターネットの使用状況に応じて選ぶとよいでしょう。
また、このプランでは、24時間365日の保守対応サービスが受けられるのもメリットとなっています。
場合によっては「フレッツ光ネクスト ギガファミリー・スマートタイプ」も利用可能
こちらは、主に個人向けのプランで、これまでに述べてきたビジネス用のプランと同様に、最大通信速度は1Gbpsとなっています。
では、ビジネス用のプランとこのプランは、どこが違うのでしょうか?
それは、推奨されている端末の接続台数と料金です。
「フレッツ 光ネクスト ギガファミリー・スマートタイプ」では、ホームゲートウェイ(ネットワーク間の中継機)に接続する端末の数を10台以下にすることが推奨されています。もしも、推奨される接続台数を超えた場合には、通信速度の低下などが発生する場合があります。
しかしながら、法人と言ってもあまりインターネットを利用しない、利用する人数が少ない、という場合には「フレッツ 光ネクスト ギガファミリー・スマートタイプ」も法人利用の選択肢になり得ます。
「フレッツ 光ネクスト ギガファミリー・スマートタイプ」の料金は、5,700円/月ですが、「ギガ推し!割引」「にねん割」を適用すると4,700円/月になります。
フレッツ光のサービスを法人名義で契約するときの注意点
最後に、フレッツ光を契約する場合の注意点を1つ。それは、契約名義が法人の場合は、フレッツ光メンバーズクラブへ入会することができない、ということです。
フレッツメンバーズクラブに入会ができないと、フレッツ光の使用状況に応じて得られるポイントをゲットすることができません。