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全戸加入プランの導入物件に住むことになったとき、転用はできるの?

今住んでいるマンションにフレッツ光の全戸加入プランが導入されると、無料、もしくは通常のマンションタイプより月額料金がかなり安く光インターネットを利用することができます。

しかし、既に住んでいると自分でなにかしらのインターネット接続サービスを契約している方も多いと思います。元の回線を解約して、フレッツ光の全戸加入プランを使用することを考えるのではないでしょうか。

そんな時に気になるであろう、「元々のインターネット接続サービスの解約金はかかるのか」や「本当に無料でインターネットができるのか」といったことについて解説します!

以前からフレッツ光の契約をしていたら、そのまま使える!

全戸加入プランが導入される前からフレッツ光で契約していた場合は、そのまま転用することが可能です。
この場合、以前から加入していたフレッツ光で違約金や解約手数料を払う必要がありません。

以前は光コラボ事業者と契約をしていた場合は、転用が不可能

光コラボはフレッツ光の回線を使っていますが、別の事業者との契約をしている状態です。残念ながら光コラボからフレッツ光全戸加入プランへ転用することは不可能です。つまり、フレッツ光の全戸加入プランに入り直すためには一度光コラボを解約しなければいけません。
光コラボ事業者との契約を解約する際には、場合によっては違約金などを支払う必要があります。

代表的な光コラボ事業者の違約金

ドコモ光・ソフトバンク光・auひかりなどの、光コラボレーション事業者との契約を行っている場合、定められた期間内以外で解約すると、違約金が発生してしまいます。
以下が、代表的な光コラボレーション事業者ごとの解約時の違約金です。

サービス名 定められた期間外で解約した場合の違約金
ドコモ光 戸建ての場合:13,000円
マンションタイプ:8,000円
ソフトバンク光 自動更新ありプラン(5年):15,000円
自動更新ありプラン(2年):9,500円
auひかり 3年契約のずっとギガ得プラン:15,000円
2年契約のギガ得プラン:9,500円
2年契約のお得プラン:7,000円

物件のオーナーの契約内容によっては完全に無料でないことも

フレッツ光とは、インターネットに接続する回線(通信のために使う、データの通り道)を提供するサービスのこと。しかし、インターネットをするためには、回線とプロバイダ(回線とインターネットを結びつける業者)の契約が必ず必要です。

もしオーナー側が、「全戸加入プラン」でのフレッツ光の契約の際に、プロバイダも契約していなければ、入居者側が個人的にプロバイダと契約を結ばなければなりません。ちなみに、個人で契約する場合のプロバイダの料金は、毎月1000円前後が一般的。
また、オーナーとNTT東日本側との契約内容によっては、入居者がサービスを使用するための初期費用を払う必要がある場合があります。

プロバイダによる違い

「全戸加入プラン」を使用する際に、自分でプロバイダを選択し契約する必要が出てきた場合、どれにするか悩みますよね。
代表的なプロバイダには、次のようなものがあります。

プロバイダ 公式サイト
@nifty https://www.nifty.com/
ASAHIネット http://asahi-net.jp/
BB.excite http://bb.excite.co.jp/
BIGLOBE https://www.biglobe.ne.jp/
DTI http://dream.jp/
hi-ho http://hi-ho.jp/
OCN https://www.ocn.ne.jp/
ぷらら https://www.plala.or.jp/
So-net https://www.so-net.ne.jp/
WAKWAK https://www.wakwak.com/

以下に述べるようなポイントを意識して、プロバイダを選んでみることをおすすめします。
・月額利用料
・解約時の違約金
・通信時の安定度へのネットの口コミや評判
・定期的に行われているキャンペーン

月額利用料

やはり、毎月かかる料金が安いものを選択したい方が多いのではないでしょうか。プロバイダの最安値は、BB.exciteの500円です。
しかし、より満足の行くサービスを受けるためにも、以下のポイントもぜひ意識してください。

解約時の違約金

プロバイダの契約を行ったとき、定められた期間外で解約すると違約金を払う必要があるかもしれません。試しにプロバイダを契約してみて、インターネットの使用感を確かめてみようと思っている方は注意が必要です。

通信の安定度へのネットの口コミや評判

ネット上で、どのプロバイダが安定しているようであるのかといった評判を見つけることができます。そこに書いてあることを参考にしてみるのも良いでしょう。ただし、注意点として、書き込んでいる人の環境(回線の種類・一戸建てかアパートか・住んでいる地域)などによって、通信の安定度は左右される可能性があります。もしもネットの評判を参考にする場合は、自分と近い環境で使用している人の感想などをチェックしてみるのが良いでしょう。

定期的に行われているキャンペーン

プロバイダは、定期的にキャッシュバックキャンペーンや、月額料金の割引キャンペーンをおこなっていることがあります。サイトをこまめにチェックして、お得なキャンペーンを狙ってみるのも手かもしれません。

以下の記事で、プロバイダについて詳しく解説しています。

フレッツ光のプロバイダを接続方式と料金で比較

違約金・プロバイダ料金を補えるくらいには、全戸加入プランはおトク

光コラボ解約の違約金・使用開始初期費用・プロバイダ料金がかかる可能性があるということで、光コラボを解約してまで全戸加入プランを使用するべきか迷っている方も多いでしょう。
しかし、そのような費用が万一かかるにしても、全戸加入プランを使用するとお得です。

光コラボを解約して全戸加入プランを使用する場合、1年目にかかる金額例

光コラボ事業者と解約して違約金が15,000円発生し、初期費用が3,000円かかったとします。さらに、毎月プロバイダ料金として1,000円かかる場合を想定してみました。

光コラボ解約の違約金 15,000円
全戸加入プランの使用開始初期費用 3,000円
プロバイダ料金 12,000円(年間)
合計 30,000円

一方、光コラボサービスに毎月約3000円かかっている場合、年間では36,000円になります。つまり、1年使用すれば、かかる費用の元を取れることはほぼ確実です。
なお、光コラボを解約すると、光コラボの工事代金の残額を支払うことになる可能性などもあります。しかし、「全戸加入プラン」だと2年目以降の料金が、プロバイダ料金のみの12,000円(年間)となるため、長期的に見ればほぼ間違いなくお得な結果となるでしょう。

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まとめ

長期的にインターネットを使い続ける予定の人であれば、今住んでいるマンションがフレッツ光の全戸加入プランになっているなら、基本的には全戸加入プランに入ってしまったほうがよいでしょう。

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