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アパートで使うインターネット回線の選び方

進学や就職を期に実家を出て「アパート暮らし」をする人も多いことでしょう。そこで重要になってくるのが、いかにしてインターネット環境を整えるかということです。

ここでは物件選びの際のチェックポイントのほか、アパートでも完備されつつある「光回線」と、新たな選択肢として注目の「モバイルWi-Fi」について紹介します。

アパートで利用できるインターネット回線には3つの選択肢がある

アパートでインターネット回線を導入する場合、おおきく分けて下記3つの選択肢があります。

  1. アパートに完備されているインターネット回線
  2. アパートに対応しているインターネット回線
  3. モバイルWi-Fi

選択するインターネット回線によって、利用料金や通信速度、利用可能までの日数などが異なります。用途にあった回線を選べれば、インターネットの利用料金を抑えられたり、安定した通信速度で利用できたりするため、申し込み前に回線ごとの特徴を確認しておきましょう。

アパートに完備されているインターネット回線

アパートに完備されているインターネット回線は、建物全体でインターネットの契約と導入が済んでいる状態の回線です。部屋の各場所に設置されているLANコンセントとパソコンをLANケーブルでつなげば、すぐにインターネットに接続できます。また、回線工事が不要で、利用料金も安いという特徴があります。

そのため、インターネットを早く利用したい。利用料金をなるべく安くしたいという人におすすめです。

なお、アパート完備のインターネット回線は、必ず導入されているとは限りません。建物によっては導入されていないこともあるため、大家や管理会社に確認しておきましょう。

利用料金が安い

アパートに完備されているインターネット回線は、利用料金が安いという特徴があります。インターネット回線を利用する場合、回線を自宅内に引き込む回線工事が必要ですが、このタイプでは、すでに回線工事が完了しているため、工事費がかかりません。他インターネット回線では、回線工事費に1~2万円ほどかかるため、その分の初期費用を抑えられます。

また、アパート完備のインターネット回線は、利用料金が家賃や管理費の中に含まれていることが多く、利用料金も無料から数百円と他インターネット回線より安めに設定されている場合が多いです。

解約金がかからない

アパートに完備されているインターネット回線は、退去時に違約金などの費用が発生しない場合が多いです。インターネット回線を解約する場合、1~2万円ほどの違約金が発生することがあります。しかし、アパートに完備されているインターネット回線の場合、利用料金が家賃や管理費に上乗せされているため、インターネット回線の解約手続きが不要だからです。そのため、数か月だけインターネットを利用したいという人におすすめです。

利用開始までの期間が短い

アパートに完備されているインターネット回線は、導入や契約が済んでいるため、即日利用することができます。アパートで契約しているプランによっては、インターネットに接続するための情報を発行するのに数日間必要になる場合もあります。他インターネット回線では回線工事などで、申し込みから開通までに数週間から1か月程度かかる場合があります。

回線業者は選べない

アパート完備のインターネット回線は、大家や管理会社が建物全体で契約していることが多いです。そのため、回線業者やプラン変更を個別で行うことが難しくなっています。契約プランによっては最大通信速度が低いものがあり、データ通信量が多いコンテンツは、快適に利用できない場合があります。

実際の通信速度は、環境によって変動するため一概には言えませんが、アパートに完備されているインターネット回線の最大通信速度が10Mbps以下であれば、他のインターネット回線を契約することをおすすめします。

アパートに対応したインターネット回線

アパートに対応したインターネット回線とは、「電線からアパートの共用スペースまでの回線工事(多くの場合は光回線)が完了」している回線を指します。

このタイプの回線を利用する場合、共有スペースから部屋までの設備は、自身で回線業者と契約して導入する必要があります。契約できる回線業者は、共有スペースの設備によって限定されますが、契約プランは自由に変更可能です。

なお、共有スペースに導入されている回線の種類は、建物によって異なります。どの回線が導入されているかは、大家や管理会社に確認しておきましょう。

アパート完備のインターネット回線に比べて利用料金が高い

アパート対応のインターネット回線を利用する場合、回線工事の工事費と契約プランに応じた月額料金が発生します。そのため、アパートに完備されたインターネット回線よりも利用料金が高くなる傾向があります。

申し込みから開通までの日数が長い

アパートに対応したインターネット回線を利用する場合、申し込みから開通までの数週間から1か月程度の日数がかかる場合があります。これは、回線を室内に導入するための回線工事の日程調整が必要なためです。

回線業者では、業者が自宅に訪問し作業を行うため、業者の日程が開いている日でなければ工事を行うことができません。そのため、引っ越しシーズンの場合、申し込みから工事までに2か月ほどかかってしまうこともあります。

アパートにおすすめのインターネット回線

アパート対応のインターネット回線を利用する場合におすすめの回線業者を紹介します。

現在では自宅用の固定回線はほぼ全て光回線になっていますので、アパート・マンション向けの光回線でオススメのものを紹介します。

ソフトバンク光 月額3,800円(プロバイダ込み)

マンションプランの月額が固定で3,800円と、スマホキャリアの光コラボサービスの中では最も安く収まる可能性があります。もちろん、ソフトバンクのスマホユーザーなら光回線とセットの「おうち割」が適用されます。
https://hikari.netde-pc.jp/20975.html

ドコモ光 月額3,800〜4,000円(プロバイダ込み)

スマホがドコモの人なら「ドコモ光セット割」が適用され、スマホとネットの合算で料金割引が受けられます。
https://hikari.netde-pc.jp/22469.html

auひかり 月額3,800〜4,100円(プロバイダ込み)

ドコモと同じく、auのスマホを利用しているなら、auひかりの「auスマートバリュー」を適用させて通信費全体を安く抑えることができます。
https://hikari.netde-pc.jp/22532.html

NURO光 forマンション 月額1,900円(プロバイダ込み)

利用できる地域が関東・東海・関西の一部地域のみで、NURO光を導入しているマンションであることが前提となりますが、この条件に当てはまるなら格安で高速通信の光回線を利用することができます。

ただし、マンションでの光回線導入は、自分の希望に関わらずそのマンション自体の環境や配線環境でサービス内容や料金が大きく変わってしまうのが難点でもあります。

https://hikari.netde-pc.jp/16932.html

モバイルWi-Fi

「インターネット回線が利用できないアパートに住んでいる」「アパートだけでなく外出先でもインターネットを利用したい」という人は、モバイルWi-Fiを検討しましょう。

モバイルWi-Fiは、専用端末を使ってインターネットに接続するインターネット回線です。専用端末が各地にある基地局と電波を送受信することでインターネットに接続するため、専用端末が電波を受信できるところであれば、どこでもインターネット環境が利用できます。

モバイルWi-Fiのメリット

アパートのインターネット回線をモバイルWi-Fiにするメリットは主に次の3つがあります。

  1. 工事不要でインターネット環境が作れる
  2. アパートだけでなく、外出先でもインターネットが利用できる
  3. 料金が安め光回線と比べて月額料金が安く設定されていることが多い

モバイルWi-Fiのデメリット

一方、モバイルWi-Fiをアパートで利用するとデメリットもあります。主に3つがあります。

  1. 電波が入らないエリアでは利用できない
  2. 通信が不安定になりやすい
  3. 通信制限がかかる場合がある

アパートで利用するのにおすすめするモバイルWi-Fi

アパートで利用するのにおすすめするモバイルWi-Fiは、「WiMAX」と「ワイモバイル」の2社です。2社とも、月間データ通信量が無制限のプランがあるため、通信量を気にせずインターネットを利用できるからです。

UQ WiMAX

auグループのUQコミュニケーションズが提供するWiMAXサービスです。

UQ WiMAXは、モバイルWi-Fiでありながらも、光回線と遜色のない程度に動画もサクサク楽しめます。月額利用料は3000円台がメインですが、データ容量が7GBの通常プラン以外に、データ量の制限がない無制限プランもあります(ギガ放題プラン)。また、外出先では利用しないという人に向けたホームルーターと呼ばれる据え置き機も用意があります。

UQ WiMAXの申し込みは、プロバイダから行います。主なプロバイダは「ビッグローブ」、「ニフティ」、「GMOとくとくBB」などがありますが、使用する電波や端末はすべて同じです。プロバイダによって通信速度が変わることはありません。ただし、プロバイダごとにインターネット接続機器無料や初月利用料無料など、独自キャンペーンを実施しているので、プロバイダは選んだほうがお得です。キャンペーンが最もお得なのが「GMOとくとくBB」です。

ワイモバイル

もともとは「イーモバイル」としてサービスを提供し、ソフトバンクグループに吸収合併されてできた会社です。契約プランは、データ容量が通常の7GB以外に、データ量の制限がない無制限プランもあります。また、ソフトバンクAir(Wi-Fi)かソフトバンク光とソフトバンクのスマホ・ポケットWi-Fiとのセットで月額料金が割引になる「おうち割 光セット」の適応も可能です。

ちなみに、「ソフトバンクAir」は、コンセントを差し込み、置くだけで高速通信が可能なホームルーターです。データ量の制限がないため、家の中でインターネットが使い放題なのが魅力です。

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データ通信量が少しなら「テザリングでしのぐ」のも1つの手

インターネットをあまり使わない人は、「スマートフォンのテザリング機能」を使うのも1つの手です。これなら申し込みや設定、追加の利用料も必要なく、手軽にパソコンやタブレット端末をネットにつなぐことができます。

とはいえ、テザリングにはいくつかの欠点があります。

  • 通信量制限がある
  • スマートフォンのバッテリーの消費が激しい

中でもネックなのは通信量の制限です。YouTubeを高画質で見ると1時間で4GB程度を使用すると言われています。Huluなどの定額制動画サービスで映画を楽しみたい、という人も多いと思いますが、動画サービスは定額制でも、通信量に制限がかかったり追加料金がかかったりする可能性が出てきます。

テザリングはあくまで一時的な利用ということで、動画を見たり、ゲームをしたりするなら、やはり、固定回線やモバイルWi-Fiになります。

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