「フレッツ光のオプションに電話サービスがあるけど、どういうものか分からない」
こんな悩みを抱えてはいませんか?
フレッツ光には、オプションに、光回線を利用した固定電話サービスである「IP電話サービス」があります。
そして、この「IP電話サービス」には、従来のアナログ回線による固定電話にはない、様々なメリットがあります。
今回の記事では、フレッツ光のオプションのIP電話サービスについて解説します。
フレッツ光のIP電話サービス、「ひかり電話」
フレッツ光と光回線の契約をしている場合、オプションのIP電話サービスの「ひかり電話」の契約をすることができます。
ひかり電話の利用料金
ひかり電話は月額500円で利用できます。
通話料は別途でかかるので、基本料金500円+通話料、と考えればOKです。
通話料は、固定電話、ひかり電話、にかける場合は3分で8円です。ひかり電話(フレッツ光)以外のIP電話にかける場合は3分10円程度です。
携帯電話にかける場合はキャリアによって変わり、1分で10〜17円程度かかります。
月額500円の基本プラン以外でも、基本料金は高くなるけど無料通話分が追加されるプランもあります。通話を多めにする人は以下のプランも検討することをおすすめします。
ちなみに、従来のアナログ回線による固定電話の月額利用料は、住宅用のプッシュ回線の場合、基本料金1,600円~1,950円+通話料です。1,600円~1,950円と幅があるのは、初期費用を多く払っているか否かと、管轄する基地局の場所によるものです。基本料金を比べてみても「ひかり電話」がお得であることがわかりますね。
ひかり電話A
・月額1,500円 (480円分の無料通話含む)
・月額基本料金に含まれるオプション・・・ナンバー・ディスプレイ/ナンバー・リクエスト/迷惑電話おことわりサービス/ボイスワープ/キャッチホン/着信お知らせメール
安心プラン
・月額1,400円 (1,280円分の無料通話含む)
・月額基本料金に含まれるオプション・・・なし
もっと安心プラン
・月額3,900円 (4,800円分の無料通話含む)
・月額基本料金に含まれるオプション・・・なし
上記で「ひかり電話A」は通話料が基本プランと同じです。「安心プラン」、「もっと安心プラン」は固定電話、ひかり電話への通話料が3分7.2円となっており、通話料も割安です。
「ひかり電話A」の無料通話分は少ないですが、使わなければ翌月に繰越せます。
ひかり電話の初期費用
ひかり電話に加入すると設置のための工事費が発生します。
単純にひかり電話を設置するだけなら1,000円で済みます。
しかし現在アナログの固定電話を利用しており、アナログ電話からひかり電話に移行する場合は、工事費2,000円に加え、現在のアナログ電話(加入電話)の利用休止工事として、1,000円がかかります。
つまりアナログ電話からひかり電話に移行する際は3,000円の工事費が発生すると考えてください。
アナログ電話からひかり電話に移行することでアナログ電話利用の電話加入権は一旦休止することになります。この電話加入権は休止状態が10年続くと加入権が失効するため注意が必要です(詳細は後述)
ひかり電話を使う場合の電話機や電話番号は?
ひかり電話に実際にオプション加入した場合の電話機や電話番号はどうなるのでしょうか?
電話機は基本的にそのまま使えます
アナログ電話からひかり電話に移行した場合、電話機は基本的にそのまま使えます。基本的に、というのはプッシュボタンの電話ならOKということです。旧式のダイヤル電話(いわゆる黒電話)は不可です。
ひかり電話の付加機能であるナンバー・ディスプレイなどを利用する場合はナンバー・ディスプレイ対応機種を設置する必要があります。
あくまで通話するだけならアナログ電話でも使えるプッシュボタンのタイプでOKです。
電話番号はLNPによって番号を引き継げます
アナログ電話からひかり電話に移行する際は、電話番号をそのまま引き継ぐことができます。
一般的に携帯電話などで、契約キャリアを変更しても電話番号を引き継ぐサービスをMNP(モバイル ナンバー ポータリビリティ)と呼びます。それに対して固定電話の番号を引き継ぐことをLNP(ローカル ナンバー ポータビリティ)と呼びます。
そもそも東京03などの市外局番はNTTが発行する電話加入権よって得られる番号です。従来のアナログ電話も、フレッツ光のひかり電話も、どちらもNTTが運営しているためLNPはスムーズに行えます。
フレッツ光以外の光回線でIP電話に加入し、NTT以外から電話番号を発行してもらった場合、その番号はLNPが出来ないケースが多々あります。
NTTによる電話加入権で発行された電話番号ならば基本的にどの光回線のIP電話に移行してもLNPが可能になります。
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ひかり電話の便利な付加機能
フレッツ光のひかり電話にはオプションサービスとなる付加サービスが多数存在します。
例えば以下のような付加サービスがあります。
●ボイスワープ (着信を別の電話番号に転送)
●ナンバー・ディスプレイ (着信時に相手の番号を表示)
●ナンバー・リクエスト (相手が非通知の際、番号通知を促す自動音声となる。ナンバー・ディスプレイと併用必須)
●スマホdeひかり電話 (自宅でスマホを子機代わりに出来る)
スマホを子機代わりに利用できる「スマホdeひかり電話」はひかり電話の基本機能のため、追加料金なしで使えます。
便利なボイスワープ機能
例えばボイスワープで自分の携帯電話番号を設定したとします。その場合は自宅のひかり電話に着信があったときは、自分の携帯電話が鳴り、携帯電話から電話に出て話すことが出来ます。このため自宅を留守にしている状態でも、外出先から自宅への電話に出ることが可能になります。
ボイスワープは設定を変えることで以下のような条件で登録番号先に転送させることができます。
●着信したら無条件で転送
●着信して一定時間、呼び出し音が鳴っても出ない場合に転送
●話し中のときに転送
例えば一定時間呼び出し音が鳴らない場合に転送設定にしておけば、家が留守のときは携帯電話に転送され、家族が電話を取った場合は転送されません。このためボイスワープは設定次第で家族数人の世帯でも、一人暮らしの世帯でも、それぞれの状況に合わせて使い分けることが出来ます。
ボイスワープは転送する電話番号登録1つにつき、500円の利用料金となります。
無料で利用可能な「スマホdeひかり電話」
「スマホdeひかり電話」は自宅内でスマホをひかり電話の子機の代わりとして使える機能です。
「スマホdeひかり電話」はスマホに専用アプリをインストールすることでそのスマホを自宅のひかり電話として使うことができます。
専用アプリをインストールしておけば、そのスマホからひかり電話への着信に出ることもできるし、そのスマホを使ってひかり電話から電話を掛けることでも出来ます。
もちろんスマホから「スマホdeひかり電話」を用いて電話をかければスマホの電話料金は発生しません。
「スマホdeひかり電話」は、自宅内に設置したフレッツ光の光回線を使って自宅のひかり電話と同期させます。そのためフレッツ光のモデムに無線LANルーターを接続し、Wi-Fi通信環境を整えておく必要があります。
自宅の外でも自宅のWi-Fi通信が届く範囲なら利用可能です。
「スマホdeひかり電話」はひかり電話の基本機能のため、ひかり電話に加入しておけば無料で利用可能です。
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電話加入権は10年で失効するため注意
アナログ電話(固定電話)の電話番号はNTT の電話加入権を購入することによってNTTから発行してもらえる番号です。
アナログ電話からひかり電話に移行する際、上記で解説したLNPで番号を引き継ぐ場合、アナログ電話は停止するため、電話加入権も利用休止状態となります。
この利用休止状態は5年間放置すると、NTTが自動で5年更新してくれます。トータルで10年放置し、番号の再利用の申し込みがないと電話加入権は失効してしまいます。その後に再びアナログ電話を使う場合は再度電話加入権を購入する必要があります。
これを防ぐには電話加入権の延長手続きを失効前に行う必要があります。延長手続きは申し込めばそれでOKなので、忘れないうちに延長手続きをすることをおすすめします。
まとめ
フレッツ光を契約するとIP電話サービスのひかり電話が利用可能になります。
ひかり電話は月額500円+通話料で利用が可能で、アナログ電話と比べて割安に運用できます。
料金は割安ですが、電話としての機能はアナログ電話と遜色がなく、むしろIP電話ならでは付加サービスが利用できるため、アナログ電話よりも便利な存在といえます。
インターネットの光回線を契約すればどの回線業者でもIP電話サービスを利用できますが、NTTのフレッツ光はLNPがスムーズに行える利点があるため、他のIP電話サービスよりも優れた存在といえます。