auひかりを利用するためには、契約を申し込んだ後に開通工事を行う必要があります。申し込みから工事実施まで最低でも2~3週間かかりますが、事前に管理会社などの承諾をもらったり、ONUの設置場所を決めたりしておかないと、開通日がさらに伸びてしまうことがあります。
本記事では、auひかり開通までの流れと、工事をスムーズに終わらせるために知っておきたいポイントを解説します。
また、auひかりの場合、工事費は初期費用に含まれており、戸建ての場合37,500円、マンションの場合30,000円かかります。この初期費用を安く抑える方法も、合わせてご紹介します。
auひかり開通までの流れ
auひかりの契約申し込みから開通までの流れは、以下のようになります。
- auひかりの契約を申し込む
- 工事日を決める
- 宅内機器を受け取る
- 工事に立ち会う
- 宅内機器を接続する
「1.auひかりの契約を申し込む」から「2.工事日を決める」までは、最短で2~3日、プロバイダによっては1週間~10日程度かかります。また、工事日はその2~3週間後、場合によっては1か月以上先になることもあります。もし、契約者側で工事までに必要な対応が不足していると、開通日が伸びてしまうため、スムーズに開通させるためには事前の確認と準備が大切です。
auひかりの契約を申し込む
auひかりは、申し込みから工事日を決めるまでに時間がかかる可能性があります。開通工事の前に、建物状況の事前調査が必要な場合があるからです。事前調査は、auひかりの申込後に電話、もしくは作業員の訪問によって行われます。いずれにしても、事前調査を完了しなければ、開通工事ができません。ですので、auひかりの申込後に事前調査の連絡が来た場合、必ず対応しましょう。
代理店フルコミットから申し込むとキャッシュバック60,000円がもらえる
auひかりは、プロバイダや代理店の独自キャンペーンが豊富です。たとえば、代理店フルコッミでauひかりを申し込むと、ネット+電話で60,000円、ネットだけでも50,000円のキャッシュバックがもらえます。キャッシュバックがもらえれば、実質的に支払う料金が安くなるので、auひかりをお得に利用できます。
代理店のキャンペーンは、代理店のキャンペーンページから申し込まなければ適用されません。ですから、auひかりを申し込むときは、auやプロバイダの公式サイトからではなく、必ず代理店経由で申し込みましょう。
auひかりを代理店フルコミットから申し込むにはこちら
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工事日を決める
auひかりを申し込んだ後に、KDDI側で契約申し込みの受付が完了すると、工事日を決めるための電話連絡がきます。担当者から工事日を聞かれるので、希望する日程を伝えましょう。工事を行う時間帯も選択できますが、午前 (9:00~12:00) もしくは午後 (13:00~17:00)での調整となります。
ただし、工事日は先着順で決まるため、希望の日程がすでに埋まってしまうことがあります。工事日を確認して、改めて電話をかけ直そうとしても、KDDIの電話窓口は混みあっていてつながりにくいことが多いです。
KDDIに電話が繋がったときには、再度決めた希望日も埋まってしまっている場合があるので、工事日を出来るだけその場で決められるように、あらかじめ候補の日程を3つくらい考えておきましょう。
特に、土日や引っ越しシーズンの工事を希望する場合は工事の予約が取りにくいです。2~3か月先になることも見越して、希望日を検討しておきましょう。なお、土日祝日に工事をする場合は、追加派遣料として3,000円が必要になります。そのため、平日に工事をした方が費用を抑えられます。
戸建ての賃貸物件の場合は管理会社や大家さんの承諾をもらっておく
工事の内容についてはこのあと紹介しますが、戸建ての工事では建物の壁に穴を開けたりする可能性があります。そのため、賃貸物件の場合は、管理会社や大家さんなど建物所有者に、工事の承諾をもらっておきましょう。工事日までに承諾がとれないと、予定通りに工事ができず、auひかりの開通が遅くなってしまうおそれがあります。
なお、工事についてどう説明したらいいか分からない方は、KDDIから提供されている「建物所有者さま向けご説明資料」を参考にしてください。
「ご利用開始のご案内」と宅内機器を受け取る
工事日が決まったら、「ご利用開始のご案内」と宅内に設置する機器が送られてきます。この機器がないと、auひかりの工事が完了しても、インターネットに接続することができません。機器は、通常であれば工事日の3日前までに契約する住所に送られてくるので、工事日までに必ず受け取りましょう。もし届かない場合はKDDIに連絡して機器が発送されているか確認してください。
工事までにONUの設置場所を決めておく
ONU(光回線終端装置)は、光回線とパソコンなどを接続し、光信号とデジタル信号間の変換を行う装置です。設置作業は工事の時に工事担当者が行いますが、設置場所は契約者が決められます。一度設置すると移動するのが難しいため、事前によく検討して決めておきましょう。
ONU用の電源が取れるコンセントの近くや、ひかり電話を利用する場合は電話機の近くなどに置くと、配線が目立つ・人の動きの邪魔になるといった問題が起きにくくなります。配線事例に関しては、au公式サイト「宅内配線の参考事例」のページをご覧ください。
※マンションの一部タイプでは、共有部分にONUが置かれていて各戸への設置が不要な場合もあります
工事に立ち会う
工事日当日は、工事担当者が家の中に入って作業するので、必ず立ち会いましょう。工事当日に立会人がいないと、工事が行えないため延期になります。
立会人は契約者でなくても問題ありません。ただし、工事担当者からONUの設置場所について聞かれたり、壁に穴をあける許可を求められたりする可能性があります。そのため、こうした質問に答えられる人が立ち会うようにしてください。
工事自体は、戸建て・マンションともに、通常1~2時間程度で完了します。
宅内機器を接続する
工事が終わったら、宅内機器を接続すればインターネットが利用できます。接続方法は、宅内機器に同梱されている「接続設定ガイド」に記載があります。自分で設定するのが不安な人は、KDDIの有料サービス「かけつけ設定サポート」を利用しましょう。KDDIの専門スタッフが自宅に来てくれるので、宅内機器の接続をお任せできます。
無事に機器の接続ができてインターネットが使えるようになれば、auひかりの開通は完了です。
番号ポータビリティする場合、ひかり電話が利用できるまでに時間がかかることがある
利用している固定電話の電話番号を、番号ポータビリティしてauひかり電話に引き継いで使う場合、auひかり電話が利用できるまでに時間がかかることがあります。利用している他社電話サービスなどによって変わりますが、中にはネットが開通してから10日~2週間後にひかり電話が使えるようになる場合もあります。
なお、番号ポータビリティが完了するまでは他社サービスを使い続けることが出来ます。ひかり電話を利用する方は、auひかり電話の準備が整う前に他社サービスを解約しないようにしましょう。
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戸建てとマンションの工事の違い
戸建てとマンションなど集合住宅の開通工事で大きく違うところは、工事費の金額と、外壁への穴あけ有無です。工事費については本記事の最後に解説します。
穴あけ工事は、戸建ての場合は光ケーブルを自宅に引き込むために実施する可能性があります。一方、マンションでは穴をあけることはほとんどありません。
【auひかり ホームとauひかり マンションの開通工事の違い】
比較観点 | 戸建て(auひかり ホーム) | 集合住宅(auひかり マンション) |
---|---|---|
工事の概要 | 自宅の最寄りの電柱から、宅内まで光ファイバーの引き込みを行い、光コンセントを設置する | マンションの共有部分まで光ファイバーを引き込み、共有部分から各戸までは電話線や光ファイバーなどで配線する(回線の種類は建物によって決まっている) |
工事当日の作業時間 | 1~2時間程度 | 1~2時間程度 |
工事費(初期費用) | 37,500円 | 30,000円 |
外壁への穴あけ | 光ケーブルの引込のために必要に応じて実施する | 実施しない |
宅内への立ち入り | あり (光コンセントやONUの設置のため) |
あり (建物共用部から各戸への配線(、必要に応じてONUの設置など)のため) |
なお、戸建て・マンションのいずれも、自宅に工事担当者が来て作業をします。基本的に、自宅の外や建物共有部だけでなく、自宅内での作業もあると考えておきましょう。作業をする可能性があるのは、光コンセントやONU、ひかり電話などを設置する部屋です。あらかじめ部屋を片付けておくと、工事当日に慌てずに済みます。
また、集合住宅の場合は、契約タイプごとに少しずつ工事内容が異なります。詳細は、au公式サイトをご覧ください。どの契約タイプに該当するか分からない場合は、au公式サイトの「提供エリア検索」で確認してください。
工事についてさらに詳しく知りたい時は、下記の窓口に電話しましょう。
■KDDIお客さまセンター 一般電話から:0077-777(通話料無料) ※上記番号がご利用になれない場合:0120-22-0077 ※オペレーター対応時間:9:00~20:00 |
契約を無料でキャンセルできるのは工事前まで
auひかりの契約をキャンセルする場合は、出来るだけ工事前までにキャンセルするようにしましょう。工事前のキャンセルであれば、キャンセル料がかからないからです。工事をした後に契約をキャンセルすると、初期費用相当額(戸建て:37,500円、マンション:30,000円)がキャンセル料として請求されます。
なお、契約のキャンセルはKDDIではなくプロバイダに連絡する必要があります。また、電話でしか受け付けていないため、キャンセルする場合は、工事前までにプロバイダに電話で連絡しましょう。電話窓口の営業日や受付時間はプロバイダによって異なるため、こちらをご確認ください。
ホームタイプ解約時は光ケーブルの撤去工事が発生し撤去費用がかかる
「auひかり ホーム」を契約した場合は、解約するときに光ケーブルの撤去工事が必要になり、撤去費用が28,800円かかります。撤去工事も、開通工事と同様に立会いが必要です。なお、撤去工事の日程は解約申し込み後に調整されるため、解約日の1か月程度前には解約連絡をしておきましょう。
auひかりの初期費用(工事費)は実質無料にできる
auひかりでは工事費のことを「初期費用」と呼んでいます。初期費用は、ホームタイプで37,500円、マンションタイプで30,000円です。基本的な工事の費用は全てこの初期費用に含まれています。auひかりの設備が部屋に導入済みのマンションなど、契約時の工事が不要な場合がたまにありますが、そういった場合でも、初期費用は全額支払わなければなりません。なお、配線状況に応じてオプション工事が発生する場合がありますが、その費用については別途請求されます。
初期費用は、「初期費用相当額割引」のキャンペーンで実質無料にすることができます。初期費用相当額割引についてはこちらの記事で解説していますので、参考にしてください。
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