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フレッツ光の最大速度1Gbpsは本当に出るの?「ベストエフォート方式」のしくみ

フレッツ光は日本におけるインターネットの光回線サービスのなかでも老舗の存在です。事実上、日本で最初に個人向け光回線サービスをスタートさせたのがNTTによるフレッツ光です(当時のサービス名は【Bフレッツ】)

現在、フレッツ光も含めた主要な光回線サービスはいずれも通信速度が最大1Gbpsと公式アナウンスされていることが多いのですが、実際にそのような通信速度を実現するのは不可能です。その理由は、多くの回線業者がアナウンスする1Gbpsとはベストエフォート方式という概念に基づく「理論値」だからです。

現在の光回線は「ベストエフォートで秒速1Gbps」が標準

NTTのフレッツ光回線は日本中に張り巡らされた電線の、光ファイバー網を用いて運用され、現在はほぼ日本全域をカバーしています。
同じフレッツ光でも、その回線は定期的に改良され、回線品質も少しずつ向上しています。
2017年現在、フレッツ光の回線速度は最大が下りで秒速1Gbpsが可能であると公式アナウンスされています。フレッツ光の競合相手であるKDDIの【auひかり】もほぼ同様の回線品質であり、フレッツ光の回線を流用している【光コラボレーション】の回線も当然、同じ回線品質です。これらのことから現在、日本の光回線は最大速度1Gbpsの回線品質が標準となっています。
もしこれが本当なら1GB容量のファイルは1秒でダウンロード出来ることになり、1TB(1000GB)の大容量データも20分程度でダウンロード出来ることになります。
しかし実際は、フレッツ光でもその他の回線でも、秒速1Gbps相当の通信速度が出ていると実感している人は皆無だと思います。
結論から述べると現在の光回線で秒速1Gbpsの高速通信を実現することはほぼ不可能です。それではなぜ、NTTフレッツ光は通信速度が最大1Gbpsと公式アナウンスするのでしょうか?それはフレッツ光も含めた多くのインターネット回線は【ベストエフォート型】という方式で最大速度を公表しているからです。

インターネット回線におけるベストエフォートとは?

ベストエフォートとは直訳すると【Best(最大限)】の【effort(努力)】という意味合いになります。ベストエフォートといえばそのままインターネット用語として使われることも多くなっています。
インターネット用語のベストエフォートとは、「品質の保証はせず、最大限の努力(Best effort)でサービスを提供します」という意味合いです。
この場合の品質とは回線品質、すなわち回線速度です。
フレッツ光も含めた多くの光回線サービスが公式アナウンスする、最大速度1Gbpsもベストエフォートの概念に基づく理論値です。つまりフレッツ光は1Gbpsの通信速度が実現すると保証しているわけではなく、あくまで理論上、いろいろな好条件が揃えば1Gbpsの通信速度も可能な回線品質、と表現しているのです。
フレッツ光も含めた日本の光回線サービスは、公式に表記する回線速度は総じてベストエフォート式になっており、多くの回線業者が表記している最大速度1Gbpsはあくまで理論値、ということです。

実際はフレッツ光でどのくらいの速度が出るの?

フレッツ光における最大通信速度が1Gbpsとはベストエフォートという概念に基づいた理論値であり、実際に1Gbpsの速度が出ることを保証しているわけではありません。そのためフレッツ光を契約すれば1GB容量のデータも数秒でダウンロードできる環境が整う、と考えるのは間違いです。
では実際にフレッツ光ではどの程度のスピードが出るのでしょうか?
それは様々な条件が関わってくるので一概には言えません。回線速度に関わってくる主な条件は、回線を使う時間帯と自宅の通信環境です。

様々な条件が重なり、実際に実現できる通信速度は比較的速い時でも秒速200Mbps(0.2Gbps)程度かもしれません。現実問題として、通信速度は100Mbpsも出ればインターネットの一般的な利用で不自由を感じることはほとんどありません。その半分の50Mbpsでも、動画サイトの観覧やメールの送受信、各種SNSの利用などは問題なく行えるレベルなのです。

回線の混雑による通信速度の低下

光回線は光ファイバー網を用いるという仕様から、近隣エリアのユーザー同士で回線を共有することになります。つまり、フレッツ光を契約するとNTTと自宅の間に専用回線が開通するわけではない、ということです。そのため多くの人が一度に回線を使うと回線は混雑し、通信速度は低下します。
一般的には夜間が一番混雑します。特に19〜24時は回線利用者が最も多い時間帯ですので、とても混雑して通信速度が低下する傾向にあります。
この問題の根本的な解決策は、NTTが光ファイバー網の量を物理的に増やすしかないのですが、コストの関係で未だ後手に回りがちです。
インターネット回線のデータの送受信は、契約しているプロバイダ経由で行われるため、利用者数が多い割に保有サーバーが小規模なプロバイダだと、混雑に拍車がかかる傾向にあります。そのため混雑対策にしっかり対応してくれるプロバイダを選ぶことも、回線の混雑による速度低下を軽減するためのコツです。

自宅の通信環境における問題

フレッツ光を契約するということは、屋外の電柱に張り巡らされたNTTの光ファイバー網から回線を自宅に引き込む工事をして、自宅内にインターネット通信のための【モデム】を設置する、ということです。
自宅に設置されたモデムにパソコンやタブレットPCなどの【端末】を接続することにより、その端末でインターネット利用が可能になります。

モデムと端末の間にも通信設備が必要になり、その通信設備の良し悪しは通信速度に大きく関わります。この問題は設備を良くすることで改善できるため、利用する側の努力で、ある程度改善できる問題です。

一昔前まで、モデムからパソコンにはLANケーブルで接続するのが主流でした。これはいわゆる、LANケーブルを用いた「有線接続」です。
現在はモデムに無線LANルーターを接続し、Wi-Fiによる無線通信でインターネット接続するのが主流になりつつあります。
無線LANルーターは端末を無線で接続するための用途と、一台のモデムで複数の端末を利用する、2つの用途のための機器です。無線LANルーターにLANケーブルを接続し、有線接続で使うことも可能です。

基本的に有線接続の方が通信速度は速くなります

基本的にWi-Fi通信による「無線接続」よりもLANケーブルを用いた「有線接続」の方が通信速度は早くなる、つまり光回線のパフォーマンスをより高く発揮することが出来ます。

LANケーブルにも規格があり、古い規格の【CAT5】は最大で100MBの速度しか出ません。それ以降の規格の【CAT5e】、【CAT6】は最大で1Gbpsの速度に対応しています。さらに最新規格の【CAT7】は最大で10Gbpsの速度にも対応しています。このことからLANケーブルを買うときは規格をよく確認しましょう。
最新規格の【CAT7】は今後も光回線の通信品質が向上することを想定した次世代の規格ですね。

パソコンに有線接続でLANケーブルを接続する場合はパソコンのLANポートに繋ぎます。この際のLANポートにも規格があり、古い規格だと最大速度が100MBまでしか対応していない場合もあります。端末側のLANポートの規格が古ければ、最大1Gbpsの光回線に、1Gbpsに対応したLANケーブルで接続しても100Mbpsしか速度が出ない、ということになります。このためLANケーブルの有線接続による高速通信のパフォーマンスを十分に引き出すには、LANケーブルと、端末側のLANポートも1Gbpsに対応した規格を設置することが大切なのです。
パソコン側のLANポート規格が古い場合、パソコンのパーツの「LANボード」を取り替えることで新しい規格に置き換えることが可能です。いわゆるパソコンの改造ですね。

Wi-Fiによる無線接続も無線LANルーターの規格に注目

上記で解説したように有線接続はLANケーブルとLANポートを出来るだけ新しい規格のものを設置し、1Gbpsの高速回線に対応した通信環境を作ることが大切です。
この仕組みは無線LANルーターを用いたWi-Fiによる無線通信でも基本的に同じです。
上記で解説した有線接続による、LANケーブル規格に当たるのが無線LANルーターの規格です。

フレッツ光も含め、多くの光回線サービスは契約すると無線LANルーターをレンタルできます。
無線LANルーターの通信規格は、現在、最新規格が【11ac】であり、その1つ前が【11n】です。現在普及している無線LANルーターはこの2つのどちらかと考えてOKです。
11n規格は1つ古い規格ですが、現在最も普及していると思われます。
11n規格の最大通信速度が600Mbpsです。そして最新規格である11ac規格は最大で6.9Gbpsの通信速度が可能になっています。
このことから、11n規格のルーターではどんなに頑張っても600Mbpsまでの速度しか出ない、ということになります(実際に600Mbpsも出れば十分高速通信ですが)このため光回線の最大速度1Gbpsのパフォーマンスを十分に引き出すには最新規格の11acのルーターを用意することが望ましい、ということです。

光回線のサービス事業者は契約すると無線LANルーターをレンタルできる場合が多いですが、ほとんどの業者の無線LANルーターは11n規格であるのが現状です。しかしフレッツ光でレンタルできるルーターは11acに対応しています。これはフレッツ光を契約する上で大きなアドバンテージといえるでしょう。
無線LANルーターはレンタルせず、自分で購入するという方法もアリです。

無線Wi-Fi通信も端末側のルーター子機規格が大事!

上記の有線接続の解説で言及しましたが、通信速度は端末側の受信機能も重要です。
有線接続の場合はLANポートですが、Wi-Fi無線通信でそれに当たるのがルーター受信機です。
ノートパソコンやタブレットPC、スマートフォンなどはルーター受信機が内蔵されています。
デスクトップパソコンの場合は別売りのルーター子機をUSB接続で取り付ける場合が多いと思われます。このルーター子機は、機種によって上記で解説した11n、11acなどのルーター規格に対応しているかどうかが決まります。最新規格の11acのルーターを用意してもパソコン側のルーター受信機が11nにしか対応していなければ意味がありません。11acのルーターを用意できたら11ac対応のルーター受信機も用意することが大切なのです。

意外と知られておらず、重要な点が無線LANルーターとルーター受信機のアンテナ数です。
同じ11n規格のルーター、ルーター子機でも、機種によって搭載されるアンテナ数が違います。多くの製品はアンテナが1〜3本搭載されています。
同じ11n規格対応のルーター、ルーター子機でも、アンテナが1本の製品は150Mbps程度の速度しか出ません。アンテナ2本で300Mbps、アンテナ3本搭載で450Mbps程度です。11n規格のルーターはアンテナを最大4本搭載可能で、4本搭載の場合で、最大速度600Mbpsが可能です。
これらの通信速度も、いわゆるベストエフォート方式による理論値です。例えばアンテナ3本搭載の無線ルーターの製品には、最大450Mbpsが可能、と記載されている場合が多い感じです。
基本的にアンテナが多く搭載されている製品の方が高価で本体が大きい傾向にあります。ルーターやルーター子機を買う場合は搭載されるアンテナ数にも注目しましょう。

ちなみに最新規格の11acに対応した無線ルーターはアンテナが最大8本搭載可能で、8本のアンテナを搭載した場合の最大速度の理論値が6.9Gbps、ということです。しかし現在の光回線は最大で1Gbpsのため、11ac規格によるアンテナ8本搭載の、最大速度6.9Gbpsの通信速度は完全なオーバースペックです。このような製品も一応存在しますが、基本的に業務用で数万円の価格帯です。

以上のことから、無線通信の場合、最新規格の11acに対応したルーターと受信機を用意(アンテナ数も出来るだけ多い製品)することで光回線の回線品質パフォーマンスを引き出すことが可能です。

インターネット上のサイトで速度測定

インターネット上のサイトには現在の自身のパソコンの通信速度を計測できるサイトがいくつか存在します。使い方は簡単で、基本的にスタートボタンをクリックすれば自動で計測してくれます。
Google検索などで【通信速度 計測】で検索すればたくさんヒットします。
これらの計測サイトを試してみればわかりますが、特に遅いと感じない通信速度状態でも、100Mbpsに満たない場合が多い感じです。

まとめ

インターネットの光回線は広告などで、通信速度は最大1Gbps!と宣伝されているのをよく見かけますが、それは【ベストエフォート】の概念に基づく、理論値の最大速度です。現実問題として、現状で秒速1Gbpsの速度が本当に出るわけではない、と考えていいでしょう。

光回線は近隣エリアのユーザーと回線を共有する仕組みのため、混雑時は特に通信速度が落ちます。
自宅モデムから端末までの通信設備を整えることで光回線のパフォーマンスを出来る限りに引き出し、快適な通信速度を実現することは十分可能です。
出来る限り好条件を揃えれば、200Mbps程度の速度で安定させることは可能で、それだけの通信速度が出れば現状ではかなり高速通信といえます。

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