今までスマホなどのモバイル回線のみで我慢していた人も、家で心ゆくまで動画やゲームを楽しむためには高速で安定した光回線は必要ですよね。NTT東日本・西日本が提供する光回線・フレッツ光を新たに契約する場合、契約料と工事費からなる「初期費用」が必要です。
この記事では、フレッツ光の初期費用のほか、他の光回線の初期費用との比較結果も紹介しています。さらに、初期費用を安く抑える方法についても解説します。
フレッツ光の初期費用(契約料と工事費)
まずは、フレッツ光を新規で申し込むと発生する初期費用です。初期費用は、契約料と工事費に分かれます。
契約料は1契約ごとに800円。工事費は、住まいが戸建てが集合住宅か、屋内配線の工程があるか無いかによって異なります。工事費について、以下にまとめました。
戸建ての場合 | 集合住宅の場合 | |
屋内配線の工程がある場合 | 18,000円
分割払いの場合は、 初回3,000円 +2回目以降500円/月×30回 |
15,000円
分割払いの場合は、 初回3,000円 +2回目以降400円/月×30回 |
屋内配線の工程が無い場合
(光回線の配線を屋外から屋内へつなぐ工事がすでにされている場合) |
7,600円
分割払いの場合は、初回3,000円 +2回目以降153円/月×29回 |
※価格は税抜。支払いは、一括払いまたは分割払いから選べます。NTT東日本・西日本同料金
※土日休日の工事は+3,000円
工事料金が7,600円で済むのは主にプラン変更の場合です。新規にフレッツ光を申し込む場合、基本的に戸建てで18,000円、集合住宅で15,000円の工事費が発生してしまう、と考えておきましょう。
他の光回線より初期費用は比較的安い
フレッツ光の初期費用は、他の光回線と比べてだかいのでどうなのでしょうか。KDDIの提供する独自回線であるauひかり、So-netの提供する独自回線であるNURO光と比べてみましょう。
光回線各社の初期費用(概算)
回線サービス | 開通工事費 一戸建て | 開通工事費 集合住宅 | 契約料(登録手数料) |
---|---|---|---|
フレッツ光 (東日本・西日本ともに) |
18,000円 (初回3,000円 + 2回目以降500円/月×30回) |
15,000円 (初回3,000円 + 2回目以降400円/月×30回) |
800円 |
auひかり | 37,500円 (分割の場合は625円×60回) |
30,000円 (分割の場合は1,250円×24回) |
3,000円 |
NURO光 | 40,000円 (1,333円×30ヶ月) |
40,000円 (36ヶ月の分割払い) |
3,000円 |
★金額で見ればフレッツ光がダントツで安い
上の3社で比べると、フレッツ光の工事費が他よりも安いことがわかります。しかし、前にも述べましたが、フレッツ光では工事費割引キャンペーンなどは行われていません。
★工事費は高いがキャンペーンで相殺できるauひかりとNURO光
auひかり、NURO光は、工事費はフレッツ光と比べて高く設定されています。しかしながら、条件は付くものの、キャンペーンなどで初期費用相当額が割引になる場合があります。
★支払い回数にも注意
料金にばかり注目しがちですが、分割の場合の支払い回数にも注意が必要。
最短でも24回(2年)、最長のものは60回(5年)に設定されています。分割払いの最中で解約をすると残債が一括請求されてしまうので、支払い回数についても頭の片隅に入れておきましょう。
また、工事を土日に行う場合は約3,000円の追加料金がかかるのは3社とも共通です。初期費用を少しでもおさえたい人は、平日に工事を行えるようにスケジュールを空けておく必要があります。
工事費用を抑えてフレッツ光を利用する方法は?
他の光回線に比べると安いとは言え、やはり高額なフレッツ光の工事費用。工事費無料キャンペーンが行われていない現在、工事費を安く抑える方法はないのでしょうか?
実は、フレッツ光と同じ回線を実質工事費無料で利用する方法があります。それは、「光コラボレーション」を利用すること。
光コラボレーション(光コラボ)とは、携帯キャリアやプロバイダなどの事業社がNTTからフレッツ光の回線をレンタルし、さらに独自のサービスを追加してセット販売しているビジネスモデルのことです。So-net光やドコモ光がそれにあたりますね。
プロバイダの選択肢が少ないなどの条件が付くことがほとんどですが、「光回線+プロバイダ料金(+携帯電話)」の料金をトータルで考えると、よりお得な料金で利用できることが多くなっています。
光コラボにおいて、料金とともに注目なのが光回線の品質。光コラボは元々がフレッツ光の回線をレンタルしたものなので、使用している設備などはフレッツ光と同じもの。従って、光コラボにおいて工事費が無料になれば、結果的に、“フレッツ光と同じ回線が工事費無料で利用できた”ということになりますね。
以下、光コラボで工事費無料キャンペーンを行っているところがないか、チェックしました。
So-net光は回線工事費が実質無料
プロバイダ大手のSo-netによる光コラボが「So-net光」。ここでは、公式HP又は電話(0120-982-469)で新規入会すると、標準工事費24,000円が実質無料になるキャンペーンを実施中。800円×30ヵ月で分割払いする工事費がキャンペーンにより相殺されます。
DMM光も回線工事費が無料
同じくプロバイダ大手のDMM光も、新規申し込みで基本工事費最大18,000円が無料になります。
参考:DMM光公式ホームページ
ドコモ光は工事費の分割払いの回数が選択可能
ドコモの光コラボである「ドコモ光」は、工事費としてはフレッツ光と同じ、戸建てで18,000円、集合住宅で15,000円(屋内配線の工事がある場合)ですが、計31回の分割しか選べないフレッツ光とは異なり分割の回数が選べます。
分割回数は、12回、24回、36回、48回、60回のなかから選択可能。60回払いなら戸建てで324円/月、集合住宅で270円/月と、毎月の負担が少なく利用可能です。
参考:ドコモ光公式ホームページ
ソフトバンク光は乗り換え新規のみ割引適用
ソフトバンク光は、他社インターネットから乗り換えの場合に、回線工事費24,000円を普通為替でキャッシュバック、又は月額利用料から1,000円×24カ月割引となるキャンペーンを行っていまが、が残念ながら、乗り換えではない新規契約については、キャンペーンは行われていません。
これまでの傾向から見ると、引っ越し、就職、進学の季節である3・4月に大型キャンペーンが実施されることが多いので、初期費用を抑えて光回線を利用しようと思ったら、この時期に公式HPをマメにチェックするとよいですね。
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