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フレッツ光を引っ越し先で使う方法と移転手続きの費用

フレッツ光は、引っ越す際に移転手続きを行うと、新居でも継続して利用できます。移転手続きには、新居での開通工事費が安くなり、2年割などの割引やフレッツ光の会員ポイントなどの情報が引き継がれるというメリットがあります。

ただし、フレッツ光は、NTT東日本エリアとNTT西日本エリアで提供されているサービスが違います。
そのため、東西のエリアをまたぐ引っ越しでは、同一エリアでの引っ越しと必要な手続きが異なり、移転手続きよりも工事費が高額になることがあります。

そこで、これから引っ越す人に向けて、フレッツ光を引っ越し先で使う方法や必要な費用、注意点を解説していきます。

引っ越し先のNTTのエリアを確認する

フレッツ光を契約中で引っ越しを検討している人は、新居の住所がNTT東日本とNTT西日本のどちらのエリアになるのか確認しましょう。フレッツ光の移転手続きは、引っ越し前と引越し後の住所が、どちらも同じNTTのサービス提供エリア内にある場合に限りできるからです。

NTT東日本エリアとNTT西日本エリアは、以下のように分かれています。

【NTTのエリア】
エリア 都道府県
NTT東日本 北海道・青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県・福島県・茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・新潟県・山梨県・長野県
NTT西日本 富山県・石川県・福井県・岐阜県・静岡県・愛知県・三重県・滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県・鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県・徳島県・香川県・愛媛県・高知県・福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県

フレッツ光は全国で利用できますが、NTT東日本とNTT西日本は別会社であるため、エリアをまたぐ引っ越しでは移転手続きができません

たとえば、新潟県から東京都に引っ越しをする場合は、同じNTT東日本エリアなのでフレッツ光の移転手続きができます。しかし、新潟県から大阪府への引っ越しは、NTT東日本エリアとNTT西日本エリアをまたいでしまうので、移転手続きはできません。

それでは、エリア内で引っ越す人には移転手続きの方法を、エリアをまたぐ引っ越しをする人には新居でインターネットを使う方法について解説していきます。

同一エリア内で引っ越す人は移転手続きを行う

引っ越しでNTTのサービス提供エリアが変わらない人は、NTTにフレッツ光の移転手続きを申し込みましょう。移転手続きを行うことで、引っ越し先で行われる開通工事費を安く抑えることや、現在フレッツ光で適用されている割引や貯まっているポイントを引き継ぐことができます。

フレッツ光の移転手続きの流れは、以下のとおりです。

【フレッツ光の移転手続きの流れ】
  1. WEBまたは電話でNTTに移転手続きを申し込む
  2. 契約中のプロバイダに連絡する
  3. 引っ越し
  4. 引っ越し先に「開通のご案内」が送られてくる
  5. 引っ越し先での移転工事
  6. 完了

移転手続きの期限は決められていませんが、引っ越し先でフレッツ光が利用できるようになるまで、移転手続きの申し込み完了後から2週間~4週間ほどかかります。
移転工事の日程調整に時間がかかることがあるので、引っ越し日が決まったらすぐにNTTに移転手続きを申し込んでください。

移転手続きの窓口と必要な情報

フレッツ光の移転手続きは、NTTのWEBまたは電話で申し込めます。

【フレッツ光の移転手続きの窓口】
NTT東日本エリア NTT西日本エリア
WEB NTT東日本公式サイト NTT西日本公式サイト
電話 0120-116-116
午前9時~午後5時、土日祝日も受付(年末年始除く)

移転手続きをWEBから申し込む場合、画面上に表示される案内にしたがって必要事項を入力していきます。なお、電話で申し込む場合は、オペレーターから口頭でフレッツ光の登録情報の確認がなされるので、事前に以下の情報を控えておきましょう。

【フレッツ光の移転手続きに必要な情報】
  1. 現在利用中の電話番号
  2. 契約者名義(お客様ID)
  3. 現在の住所
  4. 引っ越し先の住所
  5. 引っ越し先の建物の種類(戸建住宅か集合住宅か)
  6. 引っ越し予定日
  7. 引っ越し先での工事希望日

移転手続きの申込後、2~3日以内にNTTの工事担当者から確認の電話がかかってきて、新居での工事日が決まります。工事日程の変更を希望する際は、NTTの工事担当者に相談してください。

なお、工事日は先着順で決まるため、希望日に工事の予約が取れないことがあります。そのため、手続きを円滑に進められるように、第2希望や第3希望など候補日をあらかじめ用意しておきましょう。

契約中のプロバイダでも移転手続きが必要

フレッツ光の移転手続きを申し込んだ後は、契約中のプロバイダでも、住所変更の手続きを行いましょう。フレッツ光は、光回線とプロバイダのそれぞれで契約を行うため、NTTに移転手続きを申し込んだだけでは、プロバイダに引っ越しの情報が反映されないからです。
なお、フレッツ光の場合、プロバイダの契約住所の変更を行わないと、引っ越し先でインターネットが使えなくなることがあります。そのため、引っ越し後は早めにプロバイダに連絡して会員情報の更新を行いましょう。

引っ越しの際に必要となる手続きは、プロバイダによって異なるので、契約中のプロバイダの公式サイトを確認してください。

現在とは異なるプロバイダを引っ越し先で利用することもできる

フレッツ光は契約者が自由にプロバイダを選択できるので、引っ越しにともない、プロバイダを変更することもできます。なお、ASAHIネットやBIGLOBEなどでは、他社プロバイダから乗り換えると、月額利用料の割引などのキャンペーンが適用されます。
そのため、割引を利用したい人や、他社プロバイダを利用したいと考える人は、引っ越しとともにプロバイダも変更すると良いでしょう。

なお、フレッツ光のプロバイダを変更する際は、乗り換え先のプロバイダに申し込んでから、契約中のプロバイダを解約してください。乗り換え先のプロバイダの開通日が決まる前に契約中のプロバイダを解約すると、フレッツ光のインターネットが利用できなくなります。
フレッツ光のプロバイダの新規申込や解約手続きは、各プロバイダの公式サイトや電話窓口で行ってください。

ただし、「2年割」や「プロバイダパック」などの長期契約割引を利用している人は、契約期間中の場合、プロバイダを解約する際に違約金を支払わなければなりません。

フレッツ光のプロバイダの違約金や、プロバイダを変更する際の注意点については、以下の記事を参考にしてください。

フレッツ光のプロバイダ変更時の注意点

NTTから引っ越し先に必要書類が送られてくる

引っ越しをした後は、NTTから「開通のご案内」という書類が新居に送られてきます。開通のご案内には、新しい住所での契約内容(契約中のプラン・月額料金など)が記載されているので、契約内容に間違いがないかを移転工事を行う前に確認しておきましょう。

また、引っ越し前に使用していたフレッツ光のお客様IDやアクセスキーは、移転をした後も変わりません。そのため、引越し前から利用しているWi-Fiルーター(ホームゲートウェイ)は、引っ越し先でも設定変更なしで利用できます。

なお、利用している機器の交換が必要な場合は、別途NTTから連絡があるので、確認してください。

引っ越し先での移転工事は立ち会いが必要

フレッツ光では、新居の設備状況に応じて移転工事が必要です。移転工事では自宅の中にフレッツ光回線を引き込む必要があるため、工事当日は、契約者または家族が在宅して立会いましょう。

なお、フレッツの光の移転工事は、2時間~3時間ほどで終了します。NTTから派遣される工事担当者が作業を行うため、専門知識などは必要ありません。

移転手続きにかかる費用

フレッツ光の移転をするには、新居で光回線を引き込むための移転工事費がかかります。移転工事費は、新居の居住形態によって異なり、戸建住宅なら9,000円、集合住宅なら7,500円です。移転工事費の支払いは、一括または分割払いを選択できます。分割払いにする場合は、戸建住宅は月額300円の30回払い、集合住宅は月額250円の30回払いです。

フレッツ光の移転工事費は、新規申込時の開通工事費よりも安く済むので、引っ越し先でインターネットを利用するための費用を抑えられます。
ただし、新規申込時と同様、土日祝日に移転工事を行う場合は別途3,000円かかるので覚えておきましょう。

なお、引っ越し先が中古の戸建住宅や集合住宅の場合、宅内に光コンセントが設置されていることがあります。
光コンセントは光回線専用の設備であり、ONUやWi-Fiルーター(ホームゲートウェイ)を差込口に接続すれば、すぐにインターネットが利用できます。

引っ越し先に光コンセントが設置されている場合、工事担当者が派遣されない無派遣工事となるため、フレッツ光の移転工事費は2,000円で済みます。
引っ越し先の光コンセントの有無は、物件の管理会社や大家に問い合わせてください。

引っ越し前の住居の工事費の精算が必要

フレッツ光の工事費の残債は、移転手続きを申し込むと一括で請求されます。フレッツ光の移転工事は有料なので、現在支払い終えていない工事費がある場合、引っ越し先で移転工事を行うことができないからです。

フレッツ光の工事費の分割払い残高は、NTT東日本またはNTT西日本のフレッツ光会員サイトから確認してください。

異なるエリアに引っ越す人は新規申込が必要

現住居と新居でNTTのサービス提供エリアが異なる場合、移転手続きができないので、引っ越し前にフレッツ光を解約しなければなりません。NTT東日本とNTT西日本は別会社であり、同じフレッツ光でもプランの内容や月額料金が異なるからです。

そのため、NTTのサービス提供エリアをまたいで引っ越す人は、引っ越し前にフレッツ光一旦解約して、引っ越し先で改めてフレッツ光に新規申込をする必要があります。
なお、フレッツ光には新規申込キャンペーンがないので、引っ越し先が戸建住宅なら18,000円、集合住宅なら15,000円の工事費がかかります。

そのため、引っ越しにともなう費用を節約したい人は、フレッツ光に新規申込するのではなく、工事費無料キャンペーンを行っている他社光回線に乗り換えましょう。

工事費やフレッツ光の違約金を還元してくれる光回線に申し込む

引っ越しにかかる費用を節約するには、工事費や違約金の還元やキャッシュバックキャンペーンを行っている光回線に申し込むという方法があります。

各種キャンペーンを行っている光回線の中から、一例として、大手通信会社のスマホ・携帯電話との割引がある光回線を紹介します。

【auひかり】

auひかりは、対象のプランのauのスマホ・携帯電話の月額料金が1台につき最大1,000円割引される「auスマートバリュー」が利用できます。
また、正規代理店から申し込むことで、フレッツ光の解約にかかる違約金やauひかりの開通工事に必要な費用がキャッシュバックされます。

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【ドコモ光】

ドコモ光は、ドコモのスマホ・携帯電話とのセット割引がある唯一の光回線です。また、プロバイダからWi-Fiルーターを無料でレンタルできるという特典があります。上記正規代理店からの申し込みで、ドコモ光の開通工事費が無料になり、最大20,000円のキャッシュバックがもらえます。

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【ソフトバンク光】

ソフトバンク光は、ソフトバンクとYmobileのスマホ・携帯電話とのセット割引があります。また、正規代理店で手続きする場合、引っ越し先の住所で新規申込することで、30,000円のキャッシュバックがもらえるので、ソフトバンク光の開通工事費(2,000円~24,000円)が実質無料になります。

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スマホ・携帯電話とのセット割引を利用することで、新居での工事費だけでなく、引っ越し後にかかる通信費の節約ができるので参考にしてください。

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