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フレッツ光のひかり電話を契約したときのメリットは?

光回線業者の最大手NTTフレッツ光では、光回線を使った電話サービス「ひかり電話」を提供しています。

ひかり電話は、通常のNTTのアナログ回線を用いた加入電話と比べてお得なのでしょうか?

ここでは、ひかり電話と加入電話の料金比較、また料金以外のメリットや注意点を解説します。

ひかり電話で電話料金を安くしよう! 加入電話と徹底比較

電話料金=基本料金+通話料金

まず、電話料金は以下の2つの料金の合計であることを抑えておきましょう。

●基本料金・・・毎月必ず発生する固定費
●通話料金・・・通話をした場合発生する

フレッツ光のひかり電話は、基本料金も通話料金も、ほぼ間違いなくNTTの加入電話よりもお得です。

月額基本料金が加入電話の約3分の1

NTT東西の住宅用加入電話と比べると、フレッツ光のひかり電話の基本料金はおよそ3分の1です。ひかり電話にした場合、1年あたり11,400~14,400円が節約できます。

基本料金は固定費なので、節約のためには積極的に見直していきたいところですね。

フレッツ光のひかり電話 NTT東西の加入電話
500円 1,450~1,700円

※料金はいずれも税抜き

ひかり電話→固定電話への通話料金は全国一律で3分8円!

加入電話の場合、距離の遠い電話にかけるほど、通話料が上がります。
しかしひかり電話の場合、全国どこの固定電話(=ひかり電話・加入電話など)にかけても通話料が同じです。

以下では、加入電話とひかり電話からそれぞれ国内の固定電話(=ひかり電話・加入電話など)にかけた場合の3分あたりの通話料をまとめています。

遠くに住んでいる人と電話をすることが多い場合は、ひかり電話の方がかなりお得です。

ひかり電話 NTTの加入電話(東西ともに)
同一市内(昼間8:00~23:00) 8円 8.5円
同一市内(深夜23:00~8:00) 6.375円
隣接~20km(昼間) 40円
隣接~20km(深夜) 30円
20km~60km(昼間) 90円
20km~60km(深夜) 40円
60km以上(昼間) 160円
60km以上(深夜) 40円
※料金はいずれも税抜き

加入電話orひかり電話からスマホへの通話料金は?

以下に、加入電話とひかり電話から、各キャリア携帯への通話料(3分あたり)をまとめました。

ひかり電話 NTT東日本の加入電話 NTT西日本の加入電話
ドコモ 10.8円 48円 51円
au 52.5円 52.5円 54円
ソフトバンク 52.5円 52.5円 60円

※料金はいずれも税抜き

一般に、加入電話から携帯電話への通話料は高いですよね。ひかり電話でもそれは変わらないのですが、通話先がNTTドコモの携帯電話であった場合、通話料が4分の1以下になります。

オプション料金もひかり電話がお得

番号表示(ナンバー・ディスプレイ)等のオプション料金についても比較しましょう。

オプション内容 ひかり電話 加入電話(東西共通)
番号表示★ 400円 400円
非通知電話拒否★ 200円 200円
迷惑電話お断り(最大30番号)★ 200円 700円
電話転送サービス★ 500円 500円
キャッチホン(通話中割込)★ 300円 300円
着信お知らせメール★ 100円 なし
追加番号 100円/番号 800円/番号

上記の通り、オプションはひかり電話・加入電話で料金が同じものと、ひかり電話の方がお得なものが混在しています。

ひかり電話でとりわけ優れているのは、追加番号(マイナンバー、最大5番号まで)の安さと手軽さ、各オプションの導入(工事)費用の安さです。

ひかり電話の「マイナンバー」の場合、加入電話の「ダイヤルイン」と違って、専用通信機器を準備する必要がありません。また、アナログ電話機、スマホ、IP電話機等、いろいろな端末で使えます。

工事費用についても、加入電話では1オプションにつき工事費1,000~2,000円がかかるのに対し、ひかり電話のオプションはひかり電話と同時工事の場合、無料です。

なお、ひかり電話には、上記★印の6オプション+無料通話480円分+月額基本料金をあわせた「ひかり電話A(エース」」というセットプランもあります。
オプションを1つずつ契約する場合と比べ、月額料金が2,200円→1,500円と安くなります。

ひかり電話A(エース)は、以下の記事で詳しく解説しています。
https://hikari.netde-pc.jp/11727.html
フレッツ光のひかり電話は、基本料金も通話料金もお得ですね。
しかし、光電話のメリットは、料金が安いということだけではありません。
続いては、料金以外の、ひかり電話のメリットを3つ紹介しましょう。

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フレッツ光ひかり電話の料金以外のメリット5つ

現在の電話番号がそのまま利用できる(番号ポータビリティ)

NTTの加入電話に加入している人は、番号ポータビリティの手続きをすることで、加入電話の番号をひかり電話でも利用することができます。

番号ポータビリティには、通常のひかり電話工事費(1,000円)に加え同番移行工事費2,000円がかかりますが、今使っている番号を変えたくない人にとっては便利です。

ただ、引っ越しでエリアが変わった場合は、加入電話と同様、市外局番が変わるので、以前と同じ番号を使うことはできません。

音質は加入電話と同等以上

NTTのひかり電話の通信品質は、「加入電話と同等の安定性」を確保するよう定められており、光回線の混雑状況に関わらず、優先的に通話パケットを通すようになっています。
したがって、ひかり電話に変えたからといって、通信品質が下がることはありません。

また、ひかり電話間だと料金無料で「高音質電話」を利用することもできます。従来の加入電話や携帯電話と比べ、幅広い帯域の音に対応しており、クリアな通話を楽しめます。

ひかり電話対応ルーターがあれば、自前ルーターは必要なし

ひかり電話を申し込むと、NTTから「ひかり電話対応ルーター」が貸し出されます。

これにはひかり電話機能だけでなく、通常のルーター機能(複数の端末でインターネットができる機能)もついているので、ひかり電話工事をしたその日からパソコンやゲーム機に繋いでネットを楽しめます。

なお、無線LANカード(Wi-Fi)をつける場合の月額料金は、NTT西日本の場合+100円、NTT東日本の場合は下の画像の通りです。自前でルーターを用意する場合、無線LAN付きのものだと数千円がかかります。

導入が簡単で安価

ひかり電話は、フレッツ光と同時工事、もしくはNTTから送られてくる機器を自分で接続することにより、簡単に導入できます。
どちらの場合も、工事費は1,000円しかかかりません。

一方、加入電話は新規加入時に「施設設置負担金」として税抜き36,000円が必要になります。施設設置負担金の要らない「ライトプラン」でも、工事費として2,000円が請求されるほか、月額料金が250円高くなります。

スマホでもひかり電話が使える

実は、「ひかり電話」を契約した場合、スマホを電話のための機器にできます。

「スマホdeひかり電話」といい、特別な工事や登録は必要ありません。NTT東日本エリアでもNTT西日本エリアでも利用可能です。

必要なものは、契約したフレッツ光回線、無線LAN付きひかり電話対応ルーター、Wi-Fi機能のあるiPhoneまたはAndroidスマホです。

利用方法は、スマホに対応アプリ「AGEphone」(無料)をダウンロードするだけです。
あるいは、「LivyTalk」(500円)をダウンロードすれば、テレビ電話として利用することもできます。

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ひかり電話の注意点

最後に、加入電話からひかり電話にする場合の注意点を確認しましょう。

170等、接続できない番号がある

ひかり電話では、170(伝言ダイヤル)等、一部の番号に接続できません。
詳細はひかり電話公式サイト(https://flets.com/hikaridenwa/use/access.html)で確認してください。

ただ、110(警察)や119(消防)、171(災害用伝言ダイヤル)は加入電話と同様に利用できるので、それほど問題はないと思われます。

停電時に使えない

加入電話は、NTT電話局から送られてくる電圧で通話するため、停電時にも使えるのが特徴です。

しかしひかり電話の場合、接続したコンセントが使えなくなると、電話も繋がらなくなってしまいます。

停電時に備えてモバイルバッテリーを準備するか、スマホの充電をしておくなど、対策しておきましょう。

加入電話を利用した一部のサービス(自動検針等)が使えないことも

ガスや電気の遠隔自動検針(ノーリンギングサービス)、セコム等のホームセキュリティサービスを使っている人は、ひかり電話に対応していないこともあるので、各事業者に確認してください。

番号ポータビリティには、加入電話の休止工事費がかかる

番号ポータビリティをするときは、ひかり電話の工事に加え、NTTの加入電話の休止か契約解除が必要です。

休止の場合、費用は2,000円、NTTの窓口で手続きします。

・NTTの窓口:0120-116-000(9:00~17:00、年末年始除く)

なお、加入電話は契約解除ではなく、休止した方が良いです。
その理由は、ひかり電話から他の光電話に同番移行する際、加入電話を1度復活させる必要があるためです。復活時の費用は2,000~10,000円程度です。

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