NTT東日本とNTT西日本が提供する光回線サービスを「フレッツ光」といい、通信量に関わらず定額で利用できるプランを「フレッツ光ネクスト」といいます。
フレッツ光ネクストの中でも、戸建て住宅向けの回線プランは「ファミリープラン」です。
NTTの明細等には「Nファミリー」と書かれていることも多いですね。
ファミリープランでフレッツ光の利用を検討している人に向けて、プランの内容や料金、最適なプラン選びの方法をご紹介しましょう。
NTT東日本のフレッツ光のファミリープランって?
フレッツ光のプランは、NTT東日本とNTT西日本で違います。
NTT東日本が提供するフレッツ光ネクストのファミリープランには、以下の4つがあります。いずれも光配線方式で、上り下りともに最大100Mbps以上の高速通信が可能です。
そのため、ストレスもなく、スムースに動画やコンテンツが楽しめます。
料金は完全定額制で、「にねん割」や「ギガ推し!」(※ギガスマートタイプでにねん割を適用した場合)を利用すれば、さらに料金を安くできます。
※「にねん割」とは、「フレッツ光ネクスト」の2年ごとの契約自動更新を前提にした割引です。更新月以外に解約すると違約金9,500円がかかりますが、「ギガスマート」の場合は10カ月以上、それ以外のプランは14カ月以上の利用すれば、「にねん割」の方がお得になります。
以下の記事で「にねん割」を詳しく解説しています。
https://hikari.netde-pc.jp/10884.html
NTT西日本で利用できるフレッツ光ネクストの全ファミリープラン
<ファミリー・スーパーハイスピードタイプ隼>
最大速度 | 上り下り1Gbps |
月額料金(定価) | 5,700円 |
月額料金(割引適用後1年目) | 4,600円 |
Wi-Fi料金 | 0円 |
<ファミリー・ギガラインタイプ>
最大速度 | 上り下り1Gbps |
月額料金(定価) | 5,400円 |
月額料金(割引適用後1年目) | 4,600円 |
Wi-Fi料金 | 300円 |
<ファミリー・ハイスピードタイプ>
最大速度 | 上り200Mbps 下り100Mbps |
月額料金(定価) | 5,200円 |
月額料金(割引適用後1年目) | 4,400円 |
Wi-Fi料金 | 300円 |
<ファミリータイプ>
最大速度 | 上り100Mbps 下り100Mbps |
月額料金(定価) | 5,200円 |
月額料金(割引適用後1年目) | 4,400円 |
Wi-Fi料金 | 300円 |
※料金はいずれも税抜き価格で、プロバイダ料金が別途かかります。
高速Wi-Fiを利用したいなら「ギガファミリー・スマートタイプ」
中でも、速さにこだわるのなら、上り下りとも最大1Gbpsの「ギガファミリー・スマートタイプ」か「ファミリー・ギガラインタイプ」が良いでしょう。
特に「スマートタイプ」だと、NTTから無線LAN機能付きホームゲートウェイが送付されますので、Wi-Fi用の特別な機器を準備しなくても、すぐに家庭内でWi-Fi通信が可能です。
つまり、契約者自身は何も準備しなくても、NTTから送付される機器だけでWi-Fi通信を始めることができる、というわけです。
Wi-Fiルーター込みでもWi-Fiルーターなしと同料金?
「ギガファミリー・スマートタイプ」と「ファミリー・ギガラインタイプ」の違いは、Wi-Fiルーターが提供される(=利用者が機器を準備しなくても家庭内でWi-Fi通信を利用できる)かどうかです。
すでにギガ通信に対応しているWi-Fiルーターがあるなら、「ファミリー・ギガラインタイプ」を選ぶと良いでしょう。
Wi-Fiルーターを持っていない、そもそもWi-Fi通信をするかどうかわからない人には、「ギガファミリー・スマートタイプ」がおすすめです。理由は簡単。定価は「ギガファミリー・スマートタイプ」の方が月額税抜き300円高くなりますが、「ギガ推し!割引」が適用されますので、契約後30ヶ月間は「ファミリー・ギガラインタイプ」と同じ月額料金で利用できるからです。
Wi-Fi機能を利用するかどうか迷ったときは、とりあえず「ギガファミリー・スマートタイプ」を選んでみてはいかがでしょうか。
Wi-Fi不要!でも高速にこだわる人は「ギガラインタイプ」
すでにギガ通信に対応しているWi-Fiルーターをお持ちの人やWi-Fi機能は特に利用しないという場合は、「ファミリー・ギガラインタイプ」を選んで下さい。
ギガ推し!割引は適用されませんが、その分、途中で月額料金が高くなるということもありません。
速さにこだわらない人は「ハイスピードタイプ」か「ファミリータイプ」
特に速さにこだわりがない人は、「ハイスピードタイプ」や「ファミリータイプ」でも良いかもしれません。
ただ、最大1Gbpsが利用できるタイプと比べ、月々の料金は200円しか変わりません。タイプが自分に合っているか、インターネットの使用状況などと照らし合わせて検討して下さい。
NTT東日本のフレッツ光提供エリアをチェックしよう
住んでいる住所が、フレッツ光東日本の提供エリアかどうかは、以下のリンクからチェックできます。
フレッツ光の地域カバー率は東西ともに90%以上と高いですが、すべての地域がカバーできているわけではないので、念のために確認しておきましょう。
住まいの地域名が記載されている場合は、画面下部の「フレッツ光新規申し込み」ボタンを押して、郵便番号を入力すれば、詳細情報がわかります。
なお、ボタンを押してもいきなりフレッツ光の手続きが始まるわけではありません。
安心してエリアチェックして下さいね。
借家の場合は光回線が引けないこともある
提供エリアの戸建てであっても借家に住んでいる場合、フレッツ光回線を導入できないこともあります。管理会社や大家さんとコンタクトをとり、導入工事が可能かどうか訊いてみましょう。
なお、契約書に「光回線設置可能」と記載されている場合、物件の所有者に工事費を負担してもらえる可能性もあります。また、大家さんによっては「フレッツ光回線を導入することで建物の価値が上がる」と判断して自主的に工事費を負担してくれる場合もあるようです。
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NTT西日本でフレッツ光ネクストのファミリープランを選ぶ
NTT西日本エリアで利用できるフレッツ光ネクストのファミリープランは、以下の3つです。
NTT西日本では、速度に関わらず、月額定額も割引適用後も料金は一律です。
なお、割引適用後の料金は「光はじめ割」で1・2年目の場合です。3年目以降の料金は4,110円とさらに安くなります。
更新月以外の解約料(10,000円)を考慮すると、10カ月以上の利用で「光はじめ割」を適用させた方がお得になります。
NTT西日本で利用できるフレッツ光ネクストの全ファミリープラン
プラン名 | ファミリー・スーパーハイスピードタイプ隼 | ファミリー・ハイスピードタイプ | ファミリータイプ |
---|---|---|---|
最大速度 | 1Gbps | 200Mbps | 100Mbps |
月額料金 (定価) |
5,400円 | 5,400円 | 5,400円 |
月額料金 (割引適用後) |
4,300円 | 4,300円 | 4,300円 |
※料金はいずれも税抜き価格で、プロバイダ料金が別途かかります。
「ファミリー・スーパーハイスピードタイプ隼」一択で決まり!
上表の通り、料金も適用される割引も同じなら、上り下り速度最大1Gbpsの「ファミリー・スーパーハイスピードタイプ隼」の選択肢しかあり得ません。借家や社宅などに住んでいて、自由に回線工事が行えないといったことがない限り、「ファミリー・スーパーハイスピードタイプ隼」で決まりです。
Wi-Fiを利用する場合はオプションで
フレッツ光だけでなく「ひかり電話」も契約している場合は、フレッツ光から貸し出されるホームゲートウェイ(ひかり電話対応ルーター)に無線LANカードを挿入するだけで、家庭内Wi-Fi通信が可能です。
その場合の無線LANカード利用料は、月々100円です。
一方、ひかり電話に契約していない場合は、別途ホームゲートウェイと無線LANカードをレンタルする必要があります。その場合、無線LANカードレンタル料として100円、無線LANカード対応型ホームゲートウェイレンタル料として250円、合計月額350円が請求されます。
Wi-Fiオプション月額料金の内訳 | |
---|---|
ひかり電話に契約している場合 | 無線LANカードレンタル料100円 |
ひかり電話に契約していない場合 | 無線LANカードレンタル料100円+無線LANカード対応型ホームゲートウェイレンタル料250円 |
※いずれの料金も税抜き価格です。
西日本エリアにも光回線未対応地域がある
また、東日本エリア同様、居住地域によっては光回線が提供されていないところもありますので、以下のリンク先でエリア確認をしてください。
都道府県名をクリックすると提供エリアが記載された地図が表示されます。
画面下部の「詳細なエリア確認はこちら!」のバーをクリックし、さらに詳しい情報をチェックしてみましょう。
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フレッツあっと割でさらに月額料金が割引!フレッツ光西日本の窓口
光回線を導入するならギガ通信を利用しよう!
NTT東日本とNTT西日本が提供する戸建て住宅用のフレッツ光ネクストのサービス、ファミリープランは、いずれも光配線方式で提供されます。
ファミリープランにはいくつか選択肢がありますが、高速回線の特性を活かし切るためにも、なるべくなら、ギガ通信に対応しているプランを選ぶことをおすすめします。
ただし、フレッツ光ネクストは、ベストエフォート型です。常にこの最大速度が出ているわけではありません。利用環境や回線の混雑状況、プロバイダのネットワークによっても変わることがあります。通信速度は絶対的なものではないことも覚えておきましょう。