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Broad WiMAXの通信速度は申込前に無料で確認できる

Broad WiMAXの通信速度は、「端末のスペック」と「利用する場所」によって大きく変わるため、ネット上での評価などは参考になりません。ネット上の評判が良くても、実際に使用してみると通信速度が遅いこともあります。

そのため、Broad WiMAXを申し込む前には、Try WiMAXを利用して実際の通信速度を確認することが大切です。

Try WiMAXは、WiMAXの端末を15日間無料でお試しできるサービスです。Try WiMAXを利用すれば、実際にWiMAX端末を使用する環境の通信速度を確認できます。

この記事では、Broad WiMAXを申し込む前にTry WiMAXで確認するべき設定を解説します。Broad WiMAXの契約前に確認すべき注意点も説明しますので参考にしてください。

なお、WiMAXは、全ての端末で同じ電波、同じ通信経路でインターネットへ接続するため、プロバイダの選び方で通信速度が変わることはありません。

WiMAXのプロバイダがBroad WiMAXだから通信速度が遅くなるということも、他のプロバイダにすると速くなることもないので、利用料金やキャンペーンを比較して、お得なところを選びましょう。

Broad WiMAXの通信速度の目安

2021年4月時点、Broad WiMAXでは、モバイルルーター2種とホームルーター2種を提供しています。それぞれの最大通信速度と平均実測値は以下です。

【モバイルルーターの最大通信速度と平均実測値】
機種 最大通信速度 平均実測値
ハイスピードモード
(WiMAX 2+回線)
ハイスピードプラスエリアモード
(au 4G LTE回線 + WiMAX 2+)
Speed Wi-Fi NEXT W06
(HUAWEI製)
下り558Mbps/上り30Mbps 下り1,237Mbps/上り75Mbps 下り36.21Mbps/上り4.93Mbps
Speed Wi-Fi NEXT WX06
(NECプラットフォームズ製)
下り440Mbps/上り75Mbps 下り440Mbps/上り75Mbps 下り 21.84Mbps/上り 3.55Mbps

※平均実測値は2020/09/11時点の「みんなのネット回線速度」の結果です。

【ホームルーターの最大通信速度と平均実測値】
機種 最大通信速度 平均実測値
ハイスピードモード
(WiMAX 2+回線)
ハイスピードプラスエリアモード
(au 4G LTE回線 + WiMAX 2+)
Speed Wi-Fi HOME L02
(HUAWEI製)
下り558Mbps/上り30Mbps 下り1,237Mbps/上り75Mbps 下り41.38Mbps/上り 6.18Mbps
WiMAX HOME 02
(NECプラットフォームズ製)
下り440Mbps/上り75Mbps 下り440Mbps/上り75Mbps 下り 29.76Mbps/上り3.89Mbps

※平均実測値は2020/09/11時点の「みんなのネット回線速度」の結果です。

「みんなのネット回線速度」で確認すると、Broad WiMAXで契約できる4機種の平均通信速度は、下りで20Mbpsを超えています。

通信速度は、使用する機種や場所によって異なりますが、下りの通信速度が20Mbpsあれば、YouTubeで4K動画を視聴することも可能になるため、インターネットを利用するための速度の目安になるでしょう。

【YouTubeのストリーミング再生に必要な通信速度】
動画の解像度 推奨速度
4K 20 Mbps
HD 1080p 5 Mbps
HD 720p 2.5 Mbps
SD 480p 1.1 Mbps
SD 360p 0.7 Mbps

引用元:YouTubeヘルプ「動画ストリーミングに関する問題のトラブルシューティング」

WiMAXはオンラインゲームには向かない

Nintendo SwitchやPS4などゲーム機やパソコンでのオンラインゲームをする人には、モバイルルーター・ホームルーターどちらでもWiMAXはおすすめできません。通信速度が20Mbpsあれば、オンラインゲームをするのに十分です。しかし、WiMAXはモバイル回線のためPing値が高くなりやすく、ラグが起こりやすい・回線落ちしやすいなどの影響が出るからです。

また、WiMAXには直近3日で10GB以上の通信をすると翌日18時~深夜2時まで通信制限がかかります。通信制限がかかった場合の通信速度の上限は1Mbpsです。
オンラインゲームは、アップデートで大容量のデータをダウンロードしたり、長時間プレイしたりすると、データ通信量が10GBをオーバーしやすくなるため、オンラインゲームをするのに必要な通信速度を確保できないおそれがあります。

オンラインゲームをしたい人は、開通工事ができるのであれば、通信が安定しやすく無制限で使える光回線を契約するのがおすすめです。

光回線の選び方については、下記の記事を参考にしてください。

Broad WiMAXの通信速度を体験してみる

WiMAXで満足な通信速度が出るのか心配な人は、UQ WiMAX の「Try WiMAX」を利用しましょう。Try WiMAXでは、WiMAX端末を無料で15日間利用できるので、実際に利用したときの通信速度を契約前に確認できます

Try WiMAXでは、通信速度やデータ通信量が利用環境に合っているかを以下の方法で試してみましょう。

【Try WiMAXで確認すること】
  • 3日間で10GB以上使って通信制限をかけてみる
  • WiMAX端末のWi-Fiの電波を5GHzに変更してみる
  • ハイパフォーマンスモードに設定してみる
  • 電波が入りづらい場所で使用してみる

Try WiMAXを利用できる15日間には、出荷日から返却が完了するまでの期間も含まれています。実際にWiMAX端末を利用できるのは、郵送にかかる日数を除いて9日間程度と考えておきましょう。

※Try WiMAXの注意点
  • 20歳未満はTry WiMAX申し込み不可
  • Try WiMAXを実際に利用できる期間は実質9日程度
  • 返却日をすぎると、22,000円(クレードルを付けた場合は25,025円)の違約金がかかる
  • Try WiMAX申し込み時に、違約金支払い時のための自分名義のクレジットカードの登録が必要

▷Try WiMAXはUQ WiMAX公式サイトから申し込んでください。

また、Try WiMAXでレンタルできる機種には限りがあるため、W06やL02などの最新機種は、在庫切れになっているおそれがあります。レンタル機種の在庫状況は、Try WiMAXの公式ページから「今すぐWEB申し込みでお試し」にアクセス後、「重要事項説明等」と書かれているところにある「貸出機器の在庫状況」にアクセスすると確認できます。

3日間で10GB以上使って通信制限をかけてみる

Broad WiMAXの契約プランには「ギガ放題プラン」と「ライトプラン」の2つがあり、それぞれ速度制限がかかるタイミング期間が違います

【Broad WiMAXの通信制限の内容】
契約プラン 通信制限がかかるデータ通信量 通信制限がかかる期間 通信制限中の速度
ギガ放題プラン 直近3日間で10GB 翌日18時~深夜2時まで 1Mbps
ライトプラン 月に7GB 当月末まで 128kbps

ギガ放題プランは、直近3日間のデータ通信量が10GBを超えると翌日18時~深夜2時まで混雑回避のための通信制限がかかります
ただし、データ通信量が10GBを超えていても、通信制限の時間外であれば、通信速度が戻ります。また、一度通信制限にかかっても直近3日間のデータ通信量が10GB未満になれば、通信制限が解除されます。月末まで速度が制限されるスマホの通信制限に比べて、制限が甘いのがギガ放題プランのメリットです。

さらに、ギガ放題プランは通信制限中でも通信速度が1Mbpsあるので、サイト閲覧やYouTubeの標準画質(360p)の動画視聴であれば問題なく利用できます。

一方、ライトプランの場合、1か月のデータ通信量が7GBに達すると通信制限がかかります。通信速度は128kbpsまで落ち、月が替わるまで通信制限が解除されません
128kbpsだと、スマホの通信制限と同じ速度なので、通信制限がかかるとほぼインターネットは利用できません。

ギガ放題プランはライトプランに比べて月額料金が770円程度高いですが、ストレスフリーでインターネットを楽しみたい人は、ギガ放題プランの契約がおすすめです
Try WiMAXでは、ギガ放題プランが設定されているので、3日間で10GB以上の通信をして、通信制限時の速度を確認しておきましょう。

なお、データ通信量はWiMAX端末のディスプレイに表示されるため、通信制限がかかっているかどうか確認できます。

ハイスピードプラスエリアモードは月間7GBで通信制限がかかる

ハイスピードプラスエリアモードは、データ通信量が月間7GB以上になると、ギガ放題プランでも通信制限がかかります

Broad WiMAXには通信モードが2種類あり、初期設定はWiMAX 2+回線を利用する「ハイスピードモード」になっています。通信モードを「ハイスピードプラスエリアモード」に変更すると、WiMAX端末でもauのスマホと同じ「au 4G LTE回線」を利用できるようになり、通信エリアが広がります

ただし、「ハイスピードプラスエリアモード」で通信制限がかかると、ギガ放題プランもライトプランも当月中は128kbpsまで速度が落ち、月が替わるまで解除されません
「ハイスピードプラスエリアモード」から「ハイスピードモード」に戻したとしても、当月中は128kbpsの速度制限がかかります。
Try WiMAXでも同様にハイスピードプラスエリアモードで通信制限がかかるので、3日で10GBの通信制限を体感するには、ハイスピードプラスエリアモードの通信制限がかからないように注意しましょう。

ハイスピードプラスエリアモードは山間部や地下など電波が届きにくい場所のみで使用し、電波がつながりやすい場所に出たら通常の「ハイスピードモード」に切り替えるなど、状況ごとにモードを切り替えるようにしましょう。

WiMAX端末のWi-Fiの電波を5GHzに変更してみる

Try WiMAX利用時に、Wi-Fi電波の種類を変更してみましょう

WiMAXの電波は、2.4GHzと5GHzの2種類が利用でき、初期設定では2.4GHzになっています。

2.4GHzの電波は、5GHzよりも障害物に強いのが特徴です。WiMAXの端末とパソコンやスマホの間に壁や家具などがあっても、電波が障害物を避けてくれるため、つながりやすくなります。

ただし、5GHzと比べて一度に通信できるデータ量が少ないため、通信速度が遅くなる傾向があります。さらに、2.4GHzの電波は、Wi-Fiや電子レンジ、Bluetoothなど多くの機器で利用されているため、電波が干渉してしまい、通信が不安定になったり通信が途切れたりして、通信速度が遅くなる原因になる場合があります

一方、5GHzの電波は、2.4GHzと比べて障害物に弱いため、WiMAXの端末とパソコンやスマホの間に壁や家具があると、通信速度が遅くなったり途切れたりすることがあります。
ただし、2.4GHzよりも電波干渉が起きにくく、一度に通信できるデータ量が多いため、通信速度が速くなる傾向がありますBroad WiMAXのWi-Fi電波は端末上の設定で変更できるので、2.4GHzと5GHzを使った場合、それぞれどれくらいの通信速度がでるのかを試してみましょう

ハイパフォーマンスモードに設定してみる

Try WiMAX利用時に、WiMAX端末のモードを初期設定のスマートから、「ハイパフォーマンス」に設定してみましょう
WiMAX(W06)の省電力モード設定は、バッテリーセーブ・スマート・ハイパフォーマンスの3つがあり、ハイパフォーマンスモードが最も速度が速くなります
ハイパフォーマンスモードは、「キャリアアグリゲーション」という高速通信ができる技術を常に利用するからです。ただし、スマートモードは電池残量が少なくなると、キャリアアグリゲーションを利用しないため通信速度が出にくくなります。なお、バッテリーセーブモードは消費電力を抑えるためにキャリアアグリゲーションを利用しません。

ハイパフォーマンスモードは、ほかのモードよりもバッテリーの減りが早い傾向があります。そのため、Try WiMAXで、実際にどのくらい電池の減りが早いのか確認しておきましょう。

電波が入りづらい場所で使用してみる

Try WiMAXを利用するとき、WiMAXの電波がつながりにくい場所でも試してみましょう
WiMAXの電波はスマホの電波よりも反射されやすいため、壁や物など障害物が多い場所だと電波がWiMAX端末まで届かないことがあります

たとえば、建物内や地下鉄、ビルの陰、鉄筋コンクリート造のマンションやビルの中、山間部、海上などがつながりにくい場所です。

WiMAXの通信速度が遅い場合は、以下を試してみましょう。

【WiMAXの通信速度を上げる方法】
  • ハイスピードプラスエリアモードに変更する
  • 窓際や障害物の少ないところにWiMAX端末を置く
  • クレードルを使用する

ハイスピードプラスエリアモードに変更する

WiMAXのサービスエリア外の場所にいる場合や、田舎や地下など電波が入りづらい場所にいる場合、「ハイスピードプラスエリアモード」に設定を変えるのがおすすめです
ハイスピードプラスエリアモードは、auのスマホと同じ「au 4G LTE回線」を使うので、WiMAX 2+回線が通っていないエリアでも、WiMAXで通信できる可能性があります。

ハイスピードプラスエリアモードの利用月には、通常は1,105円がかかりますが、Broad WiMAXなら無料で利用できます。Try WiMAXでもハイスピードプラスエリアモードを無料で利用可能です。

ただし、通信制限に関して説明したとおり、ハイスピードプラスエリアモードで月間7GB以上通信すると、ギガ放題プランを契約していても、月末まで最大128kbpsに速度制限されます
ハイスピードプラスエリアモードは日常使いには向かないので、WiMAXの電波が入りづらいエリアに住んでいる場合、WiMAXを契約するのはおすすめできません。

窓際や障害物の少ないところにWiMAX端末を置く

WiMAXの通信速度を上げるには、窓際にWiMAX端末を置きましょう
WiMAXの電波は外の基地局から飛んできます。またガラスは電波を通しやすい材質だからです。
壁際や奥まった部屋にWiMAX端末を置くよりも、窓際にWiMAX端末を置いたほうが電波を掴みやすくなり、通信速度が上がりやすくなります
電波状況は、自宅内だけでなく建物の外の障害物にも影響されます。窓が複数ある場合は、高さのある建物などが近くにない見晴らしの良い窓際に置くのがおすすめです。

また、窓際にWiMAX端末を置くのが難しい場合は、壁や床、鏡、水槽の近く、金属性ラックなど電波を反射しやすい障害物を避けてWiMAX端末を置きましょう

クレードルを使用する

部屋のなかでWiMAXの通信速度が落ちる場合、WiMAXの専用クレードルに、端末をセットして室内に置いておけば、通信速度が安定しやすくなります
クレードルとは、スタンド型の拡張機器です。WiMAXのクレードルには、「Wウイングアンテナ」が内蔵されているため、WiMAX端末単体よりも電波の受信感度が高まるからです。Try WiMAXでは、クレードルもレンタルできます。

さらに、クレードルにはLAN端子が付いています。有線LAN接続すると、WiMAX端末からパソコンなど通信機器までの間で障害物などに影響されないので、無線接続のときより通信速度が落ちにくいです。また、無線LANに未対応の機器でも有線LAN接続することでWiMAX回線に接続できます。

クレードルはオプション機器のため、Speed Wi-Fi NEXT WX06の場合、購入するには4,055円がかかります。

なお、HUAWEI製のSpeed Wi-Fi NEXT W06には、専用のクレードルがありません。W06には、クレードル内蔵の「Wウイングアンテナ」と同等の性能を持つ、「高性能ハイモードアンテナ」が搭載されているからです。
W06で有線接続したい場合、LAN端子はないものの、端末のUSB type-C接続端子からパソコンとUSB接続することができます。ただし、Nintendo SwitchやPS4などLAN端子しかない機器にはW06では有線接続できません。

有料オプションに加入しないと初期費用が無料にならない

Broad WiMAXの契約には初期費用20,743円がかかり、これを無料にするには「初期費用0円のWeb割キャンペーン」を利用する必要があります
キャンペーンを適用するには、「Webから申し込む」「支払い方法をクレジットカードにする」「2つの指定有料オプションに加入する」という3つの条件をクリアしなくてはなりません。
クレジットカード払いは、デビットカードやプリペイドカードなどクレジットカード以外は利用できません。
2つの指定有料オプションは以下です。

【2つの有料オプションとサービス内容】
  • 「安心サポートプラス/月額605円」…端末の故障の際に修理費を補償する
  • 「MyBroadサポート/月額997円」…困ったときに365日電話や遠隔操作でサポート対応してもらえる

オプションが不要な場合は、契約後すぐにどちらも無料で解約できます。ただし、MyBroadサポートは最大2か月間無料な一方、安心サポートプラスは初月から料金がかかります。
そのため、端末到着後すぐに2つのサポートオプションを解約したとしても、安心サポートプラスの月額料金605円は請求されます

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