スマホのキャリア「au」でおなじみのKDDIが運営する光回線「auひかり」。独自の回線を使用していることから混雑が少なく、通信速度が安定していると評判の光回線です。
auひかりマンションタイプでは、建物のオーナーが一括して契約しているので、入居者が自分でプランを選択することはできません。まずは公式サイトで郵便番号を入力して、物件にauひかりが導入されているかを調べる必要があります。
また、auひかりが導入されているからといって、全て光回線の契約とは限りません。電話回線を使うVDSL方式のプランも多く、最大通信速度1Gbpsの光回線は「マンションギガ」か「マンションミニギガ」に限られるので、通信速度の速さを求める人は、VDSL方式ではなく光回線方式が採用されている物件を選ぶようにしましょう。
auひかりのプランごとに料金・速度やホームゲートウェイの違い、そして建物がauひかりのマンションタイプに未対応だった時の対処法をご紹介します。
auひかりマンションタイプが建物に導入されているかは、公式サイトからチェックしよう
auひかりマンションタイプは、建物のオーナーが一括して契約しているため、入居者が契約するプランを選ぶことはできません。
お住いの集合住宅がどのauひかりマンションタイプを契約できるのかは、auひかり公式サイトの提供エリア検索ページで確認することができます。
住居タイプと郵便番号を入力して「エリアの確認」をクリックすると、該当する集合住宅が一覧で表示されます。
3階建て以下の建物ならホームタイプの契約ができる!エリア外なら他の光回線でスマートバリューを使おう!
もし対応物件一覧に建物名が表示されない場合は、その建物にはauひかりが導入されていません。auひかりが導入されていないマンションでも3階建て以下の建物ならホームタイプの契約を行うことができます。
また、auひかりの対象外エリアでもSo-net光やBIGLOBE光、そして地域限定のインターネット会社であるeo光やコミュファ光のインターネット回線に申し込むとauスマートバリューが適用され、auスマホとセットでの割引を受けることができます。
マンションでauひかりのホームタイプの契約を検討する方や、auひかり対応エリア外でスマートバリューが使える光回線を知りたいは、コチラの記事を参考にしてください。
auひかりマンションタイプのプラン確認手順
auひかりマンションタイプが賃貸住宅に導入されていた場合、エリア確認の一覧からさらに手続きを進めると契約されているプランを知ることができます。
引用元:auひかり提供エリア検索
契約できるプランを知るには、確認結果画面の『このままWebで申し込む』をクリックしてください。(実際に申し込むわけではありません)
引用元:auひかり提供エリア検索
そうすると、プランを選択肢する画面が表示されます。そこで『プロバイダ選択』にチェックを入れると、建物に導入されているプランが表示されます。(上の画像で青い四角で囲まれた部分です。この場合ですと、タイプVが契約されていますね。)
実際に契約しているプランが分かったところで、以下ではauひかりマンションタイプの特徴と月額料金についてご紹介しましょう。
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1Gbpsの通信速度が出るのは2種類だけ!auひかりマンションタイプのプラン詳細
auひかりマンションタイプには、建物の配電状況によって6種類の契約プランがあり、月額利用料金は、建物内の契約戸数によって異なります。
なお、配線方式にはLAN配線方式・VDSL方式・光配線方式の3種類があり、それぞれメリット・デメリットがあります。配線方式については、コチラの記事で詳しく説明しています。
契約プラン①マンションタイプV
集合住宅の共有部分まで光ファイバー回線が引き込まれている建物が対象の契約プランです。共有部分から各戸へは、既存の電話回線を利用してインターネットを提供するVDSL方式です。
契約戸数 | 月額料金 | 上り通信速度 | 下り通信速度 |
---|---|---|---|
16契約以上 | 3,800円 | 100Mbps | 35Mbps |
8契約以上 | 4,100円 | 100Mbps | 35Mbps |
契約プラン②マンション都市機構
UR都市機構の賃貸マンションにお住いの方が対象の契約プランです。建物の共有部分までは光ファイバー回線が引き込まれており、各戸へは既存の電話回線を利用してインターネットを提供するVDSL方式となります。
月額料金 | 上り通信速度 | 下り通信速度 |
---|---|---|
3,800円 | 100Mbps | 35Mbps |
※東日本/西日本DXでネットサービス利用の場合
契約プラン③マンションタイプE
集合住宅の共有部分まで光ファイバー回線が引き込まれており、各戸へは棟内LAN(イーサネット)を利用してインターネットを提供する契約タイプです。
契約戸数 | 月額料金 | 上り通信速度 | 下り通信速度 |
---|---|---|---|
16契約以上 | 3,400円 | 100Mbps | 100Mbps |
8契約以上 | 3,700円 | 100Mbps | 100Mbps |
契約プラン④マンションタイプF
集合住宅の共有部分まで光ファイバー回線が引き込まれており、各戸へは光配線を利用してインターネットを提供する契約タイプです。建物に光配線の設備が導入されている必要があります。
月額料金 | 上り通信速度 | 下り通信速度 |
---|---|---|
3,900円 | 100Mbps | 100Mbps |
契約プラン⑤マンションギガ
集合住宅の共有部分に引き込まれた光ファイバー回線を各戸に配線する光配線方式の契約プランです。
月額料金 | 上り通信速度 | 下り通信速度 |
---|---|---|
4,050円 | 1Gbps | 1Gbps |
契約プラン⑥マンションミニギガ
3階建て以下で総戸数8戸以下の集合住宅が対象の契約プランです。各戸まで直接光ファイバー回線を引き込んでインターネットを提供する光配線方式となります。
月額料金 | 上り通信速度 | 下り通信速度 |
---|---|---|
5,000円 | 1Gbps | 1Gbps |
これが最新!契約プラン⑦タイプG
タイプGは、既に「auひかりマンション タイプV」が導入されているマンションに対して提供される、より通信速度が高くなるプランです。
電話回線にもちいるメタルケーブルを利用した新しい通信規格「G.fast」を使うことで、最大通信速度上り下り合計830Mbpsの速さが出ます。下りの速さも664Mbpsと、100Mbpsに比べかなり速度が上がる仕様になっています。
契約戸数 | 月額料金 | 上り通信速度 | 下り通信速度 |
---|---|---|---|
16契約以上 | 3,800円 | 166Mbps | 664Mbps |
8契約以上 | 4,100円 | 166Mbps | 664Mbps |
また、「auひかりマンション タイプV」が対応している物件の入居者は、契約内容変更の申し込みと宅内機器の交換だけで、簡単にタイプGを使い始めることができます。
auひかりのマンションタイプをご紹介しましたが、最大通信速度1Gbpsの光回線は「マンションギガ」か「マンションミニギガ」に限られます。VDSL方式の場合は、最大通信速度は下りで最大100Mbosですが、光配線方式だと下り上りともに最大1Gbpsの通信速度が可能となります。auひかりを快適な通信速度で楽しむためには、光ファイバー回線を各戸に直接引き込む光配線方式が理想ですが、残念ながら入居者が建物の設備状況を変更することはできません。
通信速度の速さを求める人は、VDSL方式ではなく光回線方式が採用されている物件を選ぶようにしましょう。
初期費用の工事費は、プロバイダ次第で実質無料になる!
ご紹介した月額料金の他にも、auひかりマンションタイプには、初期費用として3,000円の登録手数料と30,000円の工事費が必要です。工事費は24回の分割で支払うことも可能で、月額利用料金が請求される際に同時に請求されます。
なお、プロバイダによって初期工事費用相当額を全額割引するキャンペーンを実施しているので、是非契約の際にはチェックしましょう。たとえば、auひかり公式プロバイダのau one netの場合は、毎月1,250円×24か月=30,000円が月額料金から割引されるのでおすすめです。
auひかりマンションタイプで選べる「お得プランA」と「標準プラン」
auひかりマンションタイプでは、おうちトラブルサポートがついたお得プランAと標準プランの2種類の契約プランを選択することができます。どちらを契約しても、月額料金は同額です。(申し込みページで確認できます。)
引用元:auひかり提供エリア検索
おうちトラブルサポートとは、自宅の鍵の紛失やトイレのつまりなど、生活全般に関するトラブルに365日年中無休で対応してくれるサポートサービスです。月額400円のオプション料金が、お得プランAでは無料で提供されます。
ただし、修理や部品交換に必要な費用は別途発生することになるので注意が必要です。お得プランAは2年継続利用が条件となり、契約更新月以外での解約には7,000円の違約金が発生します。一方で、標準プランはいつ解約しても違約金はありません。
2年以上継続するか分からない人や、おうちトラブルサポートが不要な方は、いつでも解約できるよう標準プランで契約することをおすすめします。
auひかりマンションタイプのホームゲートウェイは、最新機種の「BL902HW」が無料でおすすめ!
auひかりマンションタイプは、契約プランを自分で選ぶことはできませんが、設置できる無線LAN機器に違いがあります。なお、ホームゲートウェイのレンタル料金はプラン料金に含まれておりますので、別途請求となることはありません。ただ、ホームゲートウェイ内臓の無線LAN機能を利用する場合は、別途500円/月の利用料金が発生します。
ただ、auスマートフォン・携帯電話とセットで適用できる「auスマートバリュー」に加入している場合は、内臓無線LAN機能の利用料は無料になります。
ホームゲートウェイBL902HW | ホームゲートウェイBL172HV | |
---|---|---|
対応している契約タイプ | タイプV、都市機構、マンションギガ、マンションミニ ギガ、タイプG | タイプE、タイプF |
料金 | 無線LAN利用月額500円
(スマートバリュー利用なら無料!) |
無線LAN利用月額500円
(スマートバリュー利用なら無料!) |
速度 | 下り最大1Gbps(有線接続の場合) | 下り最大100Mbps (有線接続の場合) |
内臓無線LAN機能の性能 | ブロードバンドルータ機能・USBストレージ機能・電話機能・内蔵無線LAN親機機能 | VDSLモデム内臓・ブロードバンドルータ機能・電話機能
|
なお、BL172HVが無線LANカードを挿入すると無線LANが使用できるのに対して、BL902HWの場合は、無線LANカードなしで無線LANを使うことができます。ちなみに、ホームゲートウェイに市販のWi-fiルーターを接続しても無線LANが使用できるようになります。
このように、プランによっては対応するホームゲートウェイが異なるので、auひかりマンションを契約する前に確認しておくとよいでしょう。
まとめ
今回の記事では、auひかりマンションタイプの種類と特徴についてご紹介しました。マンションタイプは、建物の設備状況や配線方式によって7種類の契約プランが決められています。最大通信速度1Gbpsの光回線は「マンションギガ」か「マンションミニギガ」に限られるので、通信速度の速さを求める人は、VDSL方式ではなく光回線方式が採用されている物件を選ぶようにしましょう。とにかく、まずはauひかりの提供エリア確認をすることをおすすめします。
なお、実際にマンションタイプを申し込む際には、Web代理店を経由することで独自のキャッシュバックキャンペーンを利用することができるのでおすすめです。auひかりのキャッシュバックキャンペーンの詳細情報については、コチラの記事を参考にしてください。
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