ソフトバンク光は、ソフトバンクやY!mobileのスマートフォンの月額料金が割引される「おうち割 光セット」が適用されるため、ソフトバンクユーザーやワイモバイルユーザーにおすすめの光回線です。しかし、ソフトバンク光の利用者の口コミを検索してみると通信速度が遅いといった悪い評判がありました。
しかし、ソフトバンク光の通信速度についての悪い評判は、契約内容や通信方法を見直すことで、解決できる可能性が高いことがわかりました。
ここでは、ソフトバンク光の通信速度についての評判の悪い原因と、改善策を解説するので、ソフトバンク光の申し込みを検討している人は、参考にしてください。
ソフトバンク光の通信速度についての悪い評判
ソフトバンク光を利用している人の口コミをTwitterで検索したところ、「通信速度」に関する悪い評判がありました。
最近19時頃〜24時頃までネット回線速度が1/10くらいまで落ちるんだが?
#ソフトバンク光、、やめ時かなー— らき (@rakiJP) July 24, 2020
ソフトバンク光の回線速度があまりにも遅くて、お金払いたくないレベル。 pic.twitter.com/00eW3sqKmS
— 働きたくない! (@lazy365) July 24, 2020
楽天ひかりに回線を切り替えたので、その直前直後で速度計測してみました。
切り替えたのは夜10時の回線混雑時。
ソフトバンク光は自前のルーターだとIPV6に対応してないですが、楽天ひかりは対応しているのでその差が出ています。
ちなみに夜1時だと60M近く出ました。#ソフトバンク光#楽天ひかり pic.twitter.com/ErXfWSeVhL— わんこのクララ (@tatzjet) August 1, 2020
利用料金や通信速度についての悪い評判には、原因と対処法があるので、ソフトバンク光を検討中の人は、申し込み前に確認しておきましょう。
通信速度の悪い評判がでてくる原因
ソフトバンク光の通信速度についての実際の利用者の口コミや評判によると、ソフトバンク光の通信速度が遅い原因は、下記3つが挙げられます。
- IPv6高速ハイブリッド通信を利用していない
- 古い機種の光BBユニットを使っている
- Wi-Fiの電波が不安定
- 建物によってソフトバンク光の最大通信速度が制限されている
それぞれの原因は、対処法を行うことで改善する可能性があるため、確認しておきましょう。
IPv6高速ハイブリッド通信を利用していない
平日の夜や休日などインターネットの利用者が多い時間帯に通信速度が遅いと口コミを書いているひとは、IPv6高速ハイブリット通信を利用していないおそれがあります。
「IPv6高速ハイブリット通信 IPv6 IPoE + IPv4」とは、Webにアクセスするときに、混雑しにくい経路で通信を行う接続方式です。そのため、IPv6高速ハイブリット通信を利用すると、インターネットの利用者が多く、回線が混雑して通信速度が遅くなりやすい時間帯でも、通信速度が低下しにくくなります。
平日の21時~23時頃や休日などの時間帯は、インターネットの利用者が増えることで回線が混雑するため、通信速度が遅くなることがあります。
とくに、アパートやマンションなどの集合住宅では、光回線を建物内で分岐して使っているため、同時に接続する世帯が増えると、一世帯あたりが使える最大通信速度が下がります。
しかし、「IPv6高速ハイブリット通信 IPv6 IPoE + IPv4」を利用すれば、回線の混雑を自動で回避してインターネットに接続するため、通信速度が低下しにくい傾向があります。
IPv6高速ハイブリット通信を利用するには、IPv6高速ハイブリッド通信の接続申し込みを行ったうえで、光BBユニットを利用する必要があります。
光BBユニットを経由せずに市販のWi-Fiルーターを使ったりすると、IPv6高速ハイブリッド通信は利用できません。
光BBユニットとIPv6高速ハイブリッド通信に関しては下記の記事を参考にしてください。
古い機種の光BBユニットを使っている
通信速度の遅い口コミを書いているひとたちは、古い機種の光BBユニットを利用している可能性があります。
光BBユニットには、提供開始日の古い順から2.1、2.2、2.3、2.4の4種類が提供されています。なかでも発売日の古い光BBユニット2.1や光BBユニット2.2は、5GHzに対応していなかったり、最大通信速度が1Gbps未満であったりと、Wi-Fiルーターとしての性能が低いからです。
最新機種の光BBユニット2.4(E-WMTA2.4)であれば、最新の通信規格11ax(Wi-Fi 6)に対応していたり、ビームフォーミングやバンドステアリング機能が搭載されていたりと、通信速度が速くなる機能が搭載されています。ただし、光BBユニット2.4は、レンタル申込時に通常は提供されることがないため、光BBユニットのレンタル後に交換手続きが必要です。
光BBユニットの交換方法などは下記で紹介しているので、参考にしてください。
Wi-Fiの電波が不安定
Wi-Fiルーターから発信されているWi-Fi電波は、設置する場所によって通信が不安定になり通信速度が遅くなることがあります。
その場合は、下記の方法で通信環境を整えると、通信速度が上がる可能性があります。
- ルーターの位置を変更する
- 5GHzのWi-Fi電波に変更する
また、通信速度が急に遅くなったり、Wi-Fiに接続できなくなったりしている場合は、光BBユニットやモデム・ONUなどの機器を再起動してみましょう。再起動することで、長時間の稼働による電波の混線やアクセスログの蓄積がリセットされ、通信速度が改善することがあります。
Wi-Fiルーターの位置を変更する
Wi-Fiルーターは、球体状に電波を発信するので、なるべく家の中心に設置すると、通信できる範囲が広くなるため、速度が改善する可能性があります。さらに、床から1~2mほどの高いところに置くほうが、電波が遠くまで届きやすくなります。
また、Wi-Fiの電波には、家具や壁などの障害物にぶつかったり、他の通信機器と電波干渉が起きたりすると、電波が弱くなる性質があります。そのため、Wi-Fiルーターとパソコンやスマートフォンの間に電波干渉やの原因や障害物になるものがない場所に設置することで、通信環境が安定して通信速度が改善する可能性があります。
- 電子レンジやスマートスピーカー、Bluetooth対応機器など電化製品の近く
- 台所や浴室、水槽、花瓶など水回り設備の近く
- メタルラックなどの金属製の家具の近く
- 部屋の隅
- 棚の中
- 床の上
なお、Wi-Fiルーターの設置場所から壁や天井を挟んだところでインターネットを利用しなければならないという場合は、中継器を設置してみましょう。中継器を設置すれば、壁や天井を挟んでいても通信速度が遅くなりにくい可能性があります。
中継器については下記の記事を参考にしてください。
5GHzのWi-Fi電波に変更する
Wi-Fiの電波を2.4GHz(ギガヘルツ)から5GHzに変更すると、通信速度が改善する可能性があります。5GHzは、2.4GHzと比較して一度に送受信できるデータ量が多いためです。
周波数帯を変更するには、スマホなどの通信機器の「設定」のWi-Fiやインターネットの設定のところから、Wi-Fiのアクセスポイントを切り替えましょう。アクセスポイントとは、Wi-Fi接続時に利用するネットワーク名(SSID)のことです。
アクセスポイントは、周波数帯ごとに割り振られており、Wi-Fiルーターの側面ラベルに記載されています。もし5GHzを設定していない場合は、側面ラベルを見てSSIDとパスワードをスマホなどに登録しましょう。
ただし、周波数帯には、2.4GHzは障害物に強いが通信速度が遅い、5GHzは障害物に弱いが速度が速いなどそれぞれ特徴があります。
周波数帯 | メリット | デメリット |
---|---|---|
2.4GHz |
・障害物に強い ・電波が遠くまで届きやすい ・対応機器が多い |
・電波干渉しやすい ・5GHzより通信速度が遅い |
5GHz |
・2.4GHzより通信速度が速い ・電波干渉しにくい |
・障害物に弱い ・電波が遠くまで届かない |
周波数帯の特徴に合わせて、「Wi-Fiルーターの置いてある部屋では5GHzに接続する」、「浴室など電波が届きにくいところでは2.4GHzに接続する」など、通信機器の利用場所などによって周波数帯を変更すると、快適にWi-Fiをつかえます。
建物によってソフトバンク光の最大通信速度が制限されている
ソフトバンク光の通信速度は、建物の設備によって上限が制限される場合があります。。
光回線は、戸建てでも集合住宅でも、1つの光回線を周囲の住居と最大32分岐して利用します。とくに集合住宅は、一棟で1回線を共有するため、NTTの光回線を利用している戸数が多い集合住宅に住んでいる場合、一戸当たりの通信速度は遅くなりやすいです。インターネットに同時接続する世帯数による最大通信速度の低下は防ぐことはできません。しかし、IPv6高速ハイブリッド通信を利用すれば、実際の通信速度の低下は抑えることができます。
LANケーブルを交換すると通信速度が速くなることがある
光BBユニットに接続するLANケーブルを違う規格のものに交換すると、ソフトバンク光の通信速度が速くなることがあります。光BBユニットに同梱されているLANケーブルはCAT5eのため、最新規格のケーブルではないからです。
ソフトバンク光の通信速度を速くしたい人は、以下の表を参考に、市販のLANケーブルでの接続を試してみましょう。
通信規格 | 最大通信速度 | 伝送帯域 |
---|---|---|
CAT8 | 40Gbps | 2000MHz |
CAT7 | 10Gbps | 600MHz |
CAT6A | 10Gbps | 500MHz |
CAT6 | 1Gbps | 250MHz |
CAT5e | 1Gbps | 100MHz |
CAT5 | 100Mbps | 100MHz |
参考:ELECOM「製品Q&A」
伝送帯域とは、データを転送する際の周波数の幅のことであり、伝送帯域が大きいほど、1秒間により多くのデータを送受信できます。
光BBユニットに付属されているLANケーブルはCAT5eのため、最大1Gbpsに対応しているものの、他の規格と比較して伝送帯域が小さく、一度に送受信できるデータ量が少ないです。
予算の都合がつく人は、家電量販店やAmazonなどで、伝送帯域の大きいCAT8やCAT7のLANケーブルの購入を検討してみましょう。
ソフトバンク光は正規代理店から申し込む
ソフトバンク光に申し込むなら、キャッシュバックがもらえる正規代理店からの申し込みがおすすめです。ただし、代理店の中には、代理店からキャッシュバックを受け取るには、ソフトバンク光の月額料金以上のオプションに加入しなければならないなど、厳しい条件を設けられていることがあります。
いくらキャッシュバックが高額であっても、条件を満たさなければ1円も受け取れないので、代理店は慎重に選びましょう。
正規販売代理店のSTORYから申し込むとキャッシュバック34,000円がもらえる
STORYでは、2021年3月時点で、ソフトバンク光の新規申込または他社光コラボからの乗り換え(事業者変更)で、オプションに加入しなくても現金34,000円が最短2か月でキャッシュバックされます。フレッツ光からの転用の場合はキャッシュバック額が11,000円となります。
また、STORYでは、代理店独自キャンペーンであるキャッシュバックと、ソフトバンク光の公式乗り換えキャンペーンを併用可能です。ソフトバンク光の公式キャンペーンでは、他社インターネット回線からソフトバンク光に乗り換える人向けに、ソフトバンク光の基本工事費相当や他社違約金のキャッシュバックを行っています。ソフトバンク光への乗り換え費用を抑えられるため、他社インターネット回線からの乗り換えを検討している人は、ソフトバンク光の公式キャンペーンを必ず適用させましょう。
STORYのキャンペーンには、ソフトバンク光の開通や利用期間、キャッシュバックの手続きなどの適用条件があるので事前に確認しておきましょう。
- STORYキャンペーンページからソフトバンク光を申し込む
- ソフトバンク光を申込日から90日以内に開通する
- ソフトバンク光を利用開始日から、24か月以上継続利用する
- 申込月を含む2か月目の1日から末日までにキャッシュバックの申込手続きをする
- キャッシュバックの申込手続き時に、株式会社STORY規定のアンケートに回答する
ひとつでも適用条件から外れると、キャッシュバックをもらえなくなります。とくにキャッシュバックの申し込み手続きは、忘れやすいので気を付けましょう。
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