ソフトバンク光で無線LAN(Wi-Fi)を使うには、無線LANルーターが必要です。無線LANルーターは、家電量販店などで購入するか、ソフトバンク光からレンタルすることで手に入れられますが、レンタルするほうがおすすめです。
無線LANルーターをレンタルすると、月額料金がかかりますが、通信速度が遅くなりにくい接続方式が利用できるからです。また、割引サービスなども適用されるため、毎月の利用料金を抑えることができます。
この記事では、ソフトバンク光で無線接続する際に必要なオプションや料金のほか、無線LANの接続方法について解説していきます。
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ソフトバンク光でレンタルできる無線LANルーターとレンタル料金
ソフトバンク光からレンタルできる無線LANルーターは、下記の2種類です。
- 光BBユニット
- ホームゲートウェイ(N)
光BBユニットは、ソフトバンク光の専用ルーターです。ソフトバンク光に申し込んだ後、「光BBユニットレンタル」というオプションサービスを契約すると利用できます。
光BBユニットの特徴は、「IPv6高速ハイブリッド IPv6 IPoE + IPv4」(無料)を利用できることです。「IPv6高速ハイブリッド IPv6 IPoE + IPv4」とは、ソフトバンク光のインターネットの接続方式のひとつです。IPv6高速ハイブリッドを利用すると、インターネット回線が混雑している経路を自動で回避しながら通信するため、夜や休日などインターネットの利用者が多い時間帯でも、通信速度の低下を抑えられます。
一方、フレッツ光からソフトバンク光に乗り換えた人は、フレッツ光で使っていたホームゲートウェイを、ソフトバンク光でも継続利用できます。プロバイダが変更された場合は、再設定が必要ですが、今までと同じ機器で無線LANを利用できます。ホームゲートウェイは、西日本で光電話(N)を利用する人なら月額100円で無線LANを利用できます。
2つの無線LANルーターの利用料金を比較すると、光BBユニットの方が高いです。しかし、ホームゲートウェイはIPv6高速ハイブリッドが利用できないため、通信速度を求めるなら光BBユニットを利用するのがおすすめです。
光BBユニットで無線LANを使うための料金
「光BBユニット」で無線LAN接続するには、以下の2つのオプションに加入する必要があります。
- 光BBユニットレンタル(月額467円)
- Wi-Fiマルチパック(月額990円)
光BBユニットは、「光BBユニットレンタル」の契約のみだと無線LAN機能がオフになっているので、無線LAN接続ができません。そのため、光BBユニットの無線LAN機能をオンにするために「Wi-Fiマルチパック」を契約する必要があります。
おうち割 光セットを利用しない場合は、毎月1,457円もオプション料金がかかってしまいます。ただし、光BBユニットと市販の無線LANルーターをあわせて使うことで、料金をおさえることが可能です。詳しくは後述の「市販の無線 LANルーターを購入する」の見出しで紹介しています。
光BBユニットの料金はおうち割 光セット適用で安くなる
「光BBユニットレンタル」と「Wi-Fiマルチパック」2つのオプションを契約すると、オプション料は月額1,457円(税抜)です。ただし、おうち割 光セットを利用すればセット価格が適用され、2つのオプションを月額500円(税抜)で契約できます。
おうち割 光セットを適用するには、「光BBユニットレンタル」と「Wi-Fiマルチパック」に加えて、「BBフォン」「ホワイト光電話」「光電話(N)」の固定電話サービスのいずれか1つを契約する必要があるからです。どの固定電話サービスを選んでも、基本プランであれば、3つのオプションをあわせて月額500円で利用できます。
おうち割 光セットの適用方法やオプションの詳細は、下記を参考にしてください。
https://hikari.netde-pc.jp/11768.html
光BBユニットレンタルとWi-Fiマルチパックの申込方法
光BBユニットレンタルとWi-Fiマルチパックの申込は、My SoftBankから24時間いつでも行えます。
また、IPv6高速ハイブリッド IPv6 IPoE + IPv4を利用するには、ソフトバンク公式サイトにて申し込みが必要です。これからソフトバンク光に申し込む場合は、申し込みの担当者に、IPv6高速ハイブリッドを利用したい旨を伝えましょう。
ホームゲートウェイ(N)で無線LANを使うための料金
ソフトバンク光に転用や事業者変更する場合、フレッツ光などで利用していたホームゲートウェイはソフトバンク光でも利用可能です。転用や事業者変更で乗り換える場合、ソフトバンク光に契約情報が移されるので、ONUやホームゲートウェイなどは返却せず、同じ機器を利用することができるからです。
乗り換え元の回線でホームゲートウェイを使って無線LAN接続している場合、転用や事業者変更をすると、自動で下記の無線LAN接続するために必要なオプションが契約されます。
- 無線LAN(N)
- ホームゲートウェイ(N)
名称は違いますが、無線LAN(N)はフレッツ光の「無線LANカード」、ホームゲートウェイ(N)はフレッツ光の「ひかり電話対応機器」と同じサービスです。
ホームゲートウェイ(N)は、固定電話サービスの光電話(N)や無線LAN機能を利用するために必要になる機器です。無線LAN(N)は、ホームゲートウェイ(N)の無線LAN機能をオンにする機能があります。
ホームゲートウェイ(N)のみの契約では無線LAN機能が使えないため、無線LANで接続するには、ホームゲートウェイ(N)だけでなく無線LAN(N)も契約する必要があります。間違えて解約しないように気を付けましょう。
ただし、おうち割 光セットを利用する人は、おうち割の必須オプションで無線LAN接続ができるため、無線LANカードやホームゲートウェイ(N)を契約する必要がありません。契約中の場合は、My SoftBankから解約を申し込みましょう。
ホームゲートウェイ(N)・無線LAN(N)の月額料金
ホームゲートウェイ(N)や無線LAN(N)は、回線タイプやエリア、「光電話(N)」の契約の有無によって利用料金が変わります。
回線タイプ | ホームゲートウェイ(N) | 無線LAN(N) | |
---|---|---|---|
ファミリー (戸建住宅) |
ギガスピード |
光電話(N)あり:0円 光電話(N)なし:450円 |
300円 |
ハイスピード | |||
ファミリー | |||
ファミリー・ライト | |||
マンション (集合住宅) |
ギガスピード | 光電話(N)あり・光電話(N)なし:450円 ※1 | 100円 |
ハイスピード | 300円 | ||
マンション |
※価格はすべて税抜き表示です。
※1 「フレッツ 光ネクスト ギガファミリー・スマートタイプ」「フレッツ 光ネクスト ギガマンション・スマートタイプ」から転用する場合は、0円です。
回線タイプ | ホームゲートウェイ(N) | 無線LAN(N) | |
---|---|---|---|
ファミリー (戸建住宅) |
スーパーハイスピード |
光電話(N)あり:0円 光電話(N)なし:450円 |
100円 |
ハイスピード | |||
ファミリー | |||
ファミリー・ライト | |||
マンション (集合住宅) |
スーパーハイスピード | ||
ハイスピード | |||
マンション |
※価格はすべて税抜き表示です。
光電話(N)は、提供元がNTTからソフトバンクに変更になりますが、サービス内容はフレッツ光の「ひかり電話」と同じです。ひかり電話を利用していた人がソフトバンク光に転用すると、契約内容はそのままで光電話(N)を利用できます。
西日本で光電話(N)を利用する人は、戸建て・集合住宅どちらの場合でも、100円で無線LANを利用できます。
月額100円であれば、4年間利用しても、市販の無線LANルーター(約4,000円~)を購入した場合と料金があまり変わらないので、レンタルのなかでも安く無線LANを利用可能です。
反対に、300円以上かかる場合は、長く利用すると料金がかさむので、市販の無線LANルーターを購入しましょう。
ソフトバンク提供の無線LANルーターの接続方法
無線LANルーターの接続方法は、光BBユニットとホームゲートウェイ(N)では、接続方法が異なります。それぞれの接続方法を解説していきます。
光BBユニットの接続方法
光BBユニットの接続方法は、光回線の工事後に設置されるONUと工事前に送られる光BBユニットをLANケーブルでつなぎ、電源を入れるだけです。
あとはWi-Fiを使いたい端末に、光BBユニットの側面にあるラベルに記載のSSIDとパスワードを入力すると、すぐにWi-Fiを使えるようになります。
「ソフトバンク光の初期設定とインターネット開通までの流れ」で詳しく解説しているので、よければ参考にしてください。
ホームゲートウェイ(N)の接続方法
光BBユニット以外のNTT提供機器の場合は、WindowsかMacかによって設定方法が異なります。詳しい設定方法はソフトバンク公式サイトに画像付きで詳しく掲載されているので、自力で接続しなければいけない場合は参考にしてください。
自力で難しそうな場合は、ソフトバンク光の「光セットアップサポート」を利用しましょう。「光セットアップサポート」は9,000円(税抜)がかかりますが、ソフトバンク光の工事日と同日に専門スタッフが自宅に訪問し、配線やWi-Fi接続設定などを代わりにセットアップしてもらえます。詳細は、ソフトバンク公式サイトにてご確認ください。
市販の無線 LANルーターを購入する
ソフトバンク光から無線LANルーターをレンタルせず、自分で無線LAN機器を用意して使う選択肢もあります。市販の無線LANルーターの価格は4,000〜10,000円程度のため初期費用はかかりますが、毎月のレンタル料金・オプション料金がかかりません。
何年もインターネットを利用することを考えれば、無線LANルーターは購入したほうがお得です。
おうち割 光セットを利用しない人で、IPv6高速ハイブリッドを利用するには、光BBユニットレンタルのみ契約するのがおすすめです。光BBユニットを経由さえすれば、IPv6高速ハイブリッドは利用できるからです。ONU/モデム/ホームゲートウェイ→光BBユニット→市販のルーターの順で接続することで、市販のルーターから無線LAN接続ができます。それにより、Wi-Fiマルチパック(月額990円)を契約する必要がなくなり、オプション料を光BBユニットの月額467円のみに抑えられます。
市販の無線LANルーターはQRセットアップのできる製品がおすすめ
市販の無線LANルーターは、自分で接続設定をしなければいけません。設定や機械などが苦手な人は、QRセットアップのある製品を選びましょう。
製品によっては、ルーターと同梱のQRコードをスマホで読み取り、ガイドに従うだけで無線LANの接続設定が完了するものがあります。
そのような機能のあるルーターだと、比較的かんたんに初期設定を完了できるでしょう。
また、設定のほかにも、無線LANルーターを購入するときは、無線LANの同時最大接続台数や無線LANの届く範囲などを考慮する必要があります。下記では、無線LANルーターの選び方やおすすめの製品を紹介しているのでぜひ参考にしてください。
https://hikari.netde-pc.jp/11336.html