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フレッツ光とeo光の違いは?月額料金やサービスを比較

eo(イオ)光は、関西電力グループのケイ・オプティコムが展開する光回線です。

一方、「光回線といえばフレッツ光」というイメージがあるほど、知名度が高く全国展開のフレッツ光。

eo光とフレッツ光の回線・オプションのサービスや料金を比較し、どちらの回線がよりお得かを見ていきます。

(eo光の提供エリアはNTT西日本のフレッツ光エリアと重なっているので、フレッツ光(西日本)と比較します)

フレッツ光とeo光の速度は?

フレッツ光とeo光の速度はプランによって異なり、以下のようになっています。
※Gbps、Mbpsとは、1秒間に送受できるデータ量(ギガビット、メガビット)を表す単位です。

<戸建てプラン>

最大速度 eo光 フレッツ光(西日本)
1Gbps 1ギガコース ファミリー・ハイスピードタイプ隼
200Mbps なし ファミリー・ハイスピードタイプ
100Mbps 100Mコース ファミリータイプ

<集合住宅プラン>

最大速度 eo光 フレッツ光(西日本)
1Gbps 光配線方式 マンション・ハイスピードタイプ隼
200Mbps なし マンション・ハイスピードタイプ
100Mbps VDSL方式・LAN方式 マンションタイプ

eo光とフレッツ光の速度は、双方ほぼ変わらないですね。

なお、集合住宅プランにおける「光配線方式」とは、電柱から各部屋まで全て光ファイバーで接続する方式のことです。
「VDSL方式」は電柱からマンション共有設備までを光ファイバー、共有設備から各部屋までを電話線で、「LAN方式」は共有設備から各部屋までLANケーブルで接続する方式です。

フレッツ光とeo光の月額料金を比較

では、フレッツ光とeo光の月額料金を見てみましょう。

なお、フレッツ光は回線のみのサービスであり、インターネット利用には別途プロバイダ料がかかります。ここではOCNの月額料金(戸建て1,100円、マンション810円)を加算しています。

<戸建てタイプ>

契約年数 eo光(※1)
(1ギガコース)
eo光(※1)
(100Mコース)
フレッツ光(西日本)
(※2)
1年目 2,953円 4,667円 4,910円
2年目 4,953円
3~5年目 4,795円 4,523円
6年目 4,523円 4,285円
7年目 4,810円
8年目以降 4,710円

<マンションタイプ(光配線方式の場合)>

契約年数 eo光 フレッツ光(西日本)
1年目 各物件によって設定されるため非公表 3,340~4,230円
2年目
3~6年目
7年目 3,290~4,130円
8年目以降 3,240~4,030円

<マンションタイプ(VDSL、LAN方式の場合※3)>

契約年数 eo光
VDSL方式
フレッツ光(西日本)
VDSL方式
フレッツ光(西日本)
LAN方式
1年目 2,524円 3,340~4,230円 2,740~3,630円
2年目 3,524円
3~6年目
7年目 3,290~4,130円 2,690~3,530円
8年目以降 3,240~4,030円 2,640~3,430円

※1.eo光の集合住宅プラン「メゾンタイプ」も同一料金
※2.フレッツ光(西日本)の戸建てタイプは速度によって料金が変わらない
※3. eo光のLAN方式料金は物件ごとに設定

どちらも長く契約すればするほど割引額が上がるのですが、戸建てタイプの場合、2年目以外は「eo暮らしスタート割」と「即割」「長割」を適用したeo光の方が安いです。

マンションタイプだと、1年目はeo光が安いです。
しかし、フレッツ光の「Webもっともっと割」を適用すれば、契約戸数が8戸以上のプラン(プラン1、2)もしくは8年目以降でフレッツ光の方が安くなります。

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なお、eo光の集合住宅プランには2種類あり、マンションの共有設備を利用して配線する「マンションタイプ」と、戸建てと同じ配線方式の「メゾンタイプ」があります。
eo光の「メゾンタイプ」の料金は、「戸建てタイプ」と全く同じです。光ファイバーを各部屋に直接引き込むため、「マンションタイプ」に比べて速度が落ちにくいという特徴があります。

ただ、上で紹介した割引はいずれも、契約期間の途中で解約すると違約金がかかります。これについて次項で解説します。

契約年数ごとの違約金を比較。3年目以降ならeo光が安い

eo光の「暮らしスタート割」「即割」「長割」、およびフレッツ光の「Webもっともっと割」はいずれも、初回の割引期間は2年目まで、3年目以降は3年ごとに契約が自動延伸されます。

契約期間途中の違約金は以下の通りです。

契約年数 eo光(戸建て・メゾン) フレッツ光(戸建て) フレッツ光(マンション)
1年目 12,000円 10,000円 7,000円
2年目 6,000円 5,000円 3,500円
3年目 5,143円 30,000円 10,750円
4年目 3,429円 20,000円 7,000円
5年目 1,715円 10,000円 3,500円
6年目以降 3~5年目繰り返し 3~5年目繰り返し、9年目以降は5年目と同額

解約金の高さが比較的安いかどうかは、時期によります。
とは言え、3年目以降の解約時の違約金は、eo光の方が安いです。

なお、eo光の「マンションタイプ」の違約金(最低利用期間1年)は、各マンションによって変わり、公表されていません。

eo光はキャンペーンで開通工事費が無料

eo光とフレッツ光の導入費用はいくらかかるのか、また申し込んでからネットが使えるようになるまでどのくらい時間がかかるのか見ていきましょう。

回線 eo光(※1) フレッツ光(西日本)
建物タイプ 戸建て・メゾン 戸建て マンション
初期費用 3,000円 800円 800円
基本工事費(※2) 27,000円 18,000円 15,000円
開通までの期間 1~2カ月 2~4週間程度 物件ごとに変わる

※1.eo光「マンションタイプ」の初期費用や開通までの期間は、物件ごとに変わる
※2.いずれも30カ月の分割払い

表の通り、eo光は工事費高め、開通までの時間が長めです。これは、eo光だけでなくauひかりやNURO光等、独自回線(フレッツ光を利用しない回線)全般にいえる特徴ですね。

ただeo光公式では、開通工事費が無料になるキャンペーンをたびたび行っており「eo暮らしスタート割」で工事費が無料になります。
(フレッツ光公式にはこのようなキャンペーンはありません)

しかも、eo光の工事費無料キャンペーンは、適用期間(30カ月間)の途中で解約しても、「工事費残債を全額支払う」といったペナルティが存在しません。解約月のみ割引適用されなくなるだけです。


出典:eo光スタート割詳細(https://eonet.jp/go/home/campaign_net.html

これはeo光の珍しい特徴です。他の光回線では、工事費無料キャンペーン適用中に解約すると、残りの期間の分割払い分をまとめて請求されることがほとんどだからです。

引っ越し時の対応を比較

引っ越し先でも継続して同じ回線を利用する場合の費用は以下の通りです。

内訳 eo光 フレッツ光(西日本)
旧居の撤去工事費 (任意)10,000円 無料
移転先の開通工事費 キャンペーンで無料 通常の半額

どちらの回線も、お得に引っ越しできるようですね。

ちなみに、eo光の「長割」やフレッツ光の「Webもっともっと割」等の割引期間も、そのまま移転先に引き継ぐことができます。

引っ越し申し込みは、eo光なら1~2カ月前、フレッツ光なら1カ月前くらいにしておくとスムーズです。

フレッツひかり電話とeo光電話を比較

次に、光回線のオプションで利用できる光電話について見ていきましょう。

光電話を選ぶ上で重要なのは、料金、発信可能な電話番号、番号ポータビリティ(現在利用中の電話番号をそのまま引き継ぐこと)が可能かです。

eo光電話とひかり電話は、どちらも110、119等の緊急電話や104(番号案内)、フリーダイヤルに発信できるので、基本的な使用に問題はないでしょう。

フレッツ光のひかり電話とeo光電話は、どちらも番号ポータビリティが可能です。
引き継げる番号は、NTTの固定電話(加入電話・ISDN※)で発行された番号です。
※ISDN=1回線で複数の通信が可能な電話回線

なお、番号ポータビリティする際にNTTの固定電話は休止となりますが、休止手続きはeo光、フレッツ光(西日本)が代行してくれます。後日、休止費用(2,000円)がNTTから請求されます。

以下の表では、光電話の基本料・オプション料・通話料・工事費用を比較しています。

<基本料金>

名目 eo光電話 フレッツひかり電話
基本料金 286円 500円

<オプション料金>

サービス名 eo光電話 フレッツひかり電話
(1)番号表示 各200円 400円
(2)着信転送 500円
(3)キャッチホン 300円
(4)非通知着信拒否 200円
(5)迷惑電話お断り 200円
オプションパック 「eo光電話パック7」600円(※1) 「ひかり電話A(エース)」1,500円(※2)
追加番号 761円(最大2) 700円/1番号(最大5)

※1.(3)以外+番号指定等3サービス
※2.基本料金+(1)~(5)+着信お知らせメール

<各電話への通話料>

通話先 eo光電話 フレッツひかり電話
固定電話 7.4円/3分(関西エリア)
8円/3分(関西以外)
8円/3分
IP電話 8円/3分
携帯電話 18円/分 16~18円/分
国際電話(アメリカ) 6円/1分 9円/1分

<工事費用>

内訳 eo光電話 フレッツひかり電話
基本工事 3,000円(※) 1,000円
番号ポータビリティ工事 2,000円
NTT加入電話休止費用 2,000円

※eo光ネットと一緒に申し込む場合無料

このように、eo光電話はひかり電話より料金が安い傾向にあります

なお、ひかり電話については以下の記事でも詳しく解説しています。
https://hikari.netde-pc.jp/11744.html

テレビサービスを比較

eo光、フレッツ光ではどちらも、光回線で地デジ・BS、CS放送を見ることができます。

eo光は「eo光テレビ」、フレッツ光は「フレッツ・テレビ」とぷらら提供の「ひかりTV」の2つの選択肢があります。この料金を比較してみましょう(戸建てタイプ、最大速度1Gbps)。

<ネット+テレビ合計の月額料金>

光回線 eo光(※1) フレッツ光(※2)
テレビサービス eo光テレビ フレッツ・テレビ ひかりTV
地デジ・BSのみ 1年目:4,192円
2年目:6,192円
5,570円 6,410円
地デジ・BS・CS (専門31ch)
1年目:4,692円
2年目:7,953円
(専門47ch)
8,970円
(専門50ch~)
6,910円
テレビ工事費用 無料 5,800円(無派遣) 無料

※1.「eo暮らしスタート割」「即割」適用時
※2.「Webもっともっと割」適用時、1~6年目の料金

このように、地デジとBSだけならフレッツ光で「フレッツ・テレビ」を見るのが安いです。
専門チャンネルもたくさん見たいのであれば、フレッツ光でひかりTVが一番安くなりますね。

フレッツ光の光TVサービスについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
https://hikari.netde-pc.jp/11325.html

eo光はauスマホとセット割が可能

eo光はKDDIと提携しているので、スマホとのセット割「auスマートバリュー」が適用できます(フレッツ光にはスマホセット割はありません)。

スマホとのセット割とは、固定回線の契約者本人、あるいは家族ならば、セットにしたモバイル回線で月々の定額パケット代を割引できるというものです。

eo光の場合、auスマホ1台ごとに月額料金から最大2年間934~2,000円、3年目以降永年500~934円割引できます(スマホのプランによって割引額は異なる)。

auスマホ・携帯を利用している人なら、まず損のない割引です。割引解除時の違約金もありません。

eo光のキャッシュバックキャンペーン

eo光公式では、新規契約や他社回線からの乗り換えで、合計最大40,000円分の商品券をプレゼントするキャンペーンを随時行っています。

新規契約 他社回線の解約金・撤去工事費用
戸建て・メゾンタイプ 10,000円 最大30,000円
マンションタイプ 5,000円 最大15,000円
注意事項 家電量販店からの申し込みは除く eo光の開通から4カ月以内に、申請書(※)か会員ページで申請

※申請書はeo光申し込みから2週間程度でeo光から発送

公式キャンペーンなので特別な適用条件や手続きが不要、安心してもらえるキャッシュバックです。

まとめ

ここまでの解説に従って、項目ごとにeo光とフレッツ光を比較した表を作成しました。

eo光 フレッツ光(西日本)
回線提供者 ケイ・オプティコム NTT西日本
提供エリア 大阪、京都、兵庫、奈良、和歌山、滋賀、福井 北陸・東海~九州・沖縄の30府県
速度 最大1Gbps
月額料金(戸建て)
月額料金(マンション)
解約時の違約金
開通工事費
引っ越し時の対応
光電話
光テレビ
スマホとのセット割 あり(au) なし
公式キャッシュバック あり なし

このような特徴から、それぞれの回線をおすすめする人は以下の通りです。

・全体的に料金を抑えたい、長く利用したい、戸建て住まい、auスマホユーザー→eo光
・eo光のエリア外、規模の大きいマンション住まい→フレッツ光

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