フレッツ光でネットを利用するにあたり貸し出されるモデム機器。これは故障したり不具合があると交換してもらえるようですが、その条件や交換までの手続きはどのようにおこなうのでしょうか。
ここでは、フレッツ光のモデムについて解説しながら、交換してもらうための大まかな流れをご紹介します。
フレッツ光で貸し出されるモデム
光回線インターネットでのモデムは2種類あり、1つは光配線方式ではONU(光回線終端装置)、もう1つはマンションで多いVDSL方式ではVDSL装置(宅内端末装置)です。
これは光回線の光信号をデジタル信号に変換するためのもので、フレッツ光を開通させるときにNTTからレンタルの形で送られてきます。光配線方式で使われるホームゲートウェイやひかり電話対応機器は、ONUがルーターと一体型となったものです。
光回線にはモデムは必要ない?
ONUやVDSL装置は、厳密にはモデムという名称ではありませんが、ADSLでのモデムと同じようなものと認識しておけば大丈夫です。
ONUのことを光回線でのモデム、と呼ぶこともありますが「モデム」というのは、ADSLなどアナログ回線でのデジタル信号変換器です。厳密に言えば、光回線ではアナログでのモデムは必要ありません。また、アナログでのモデムと同じくONU単体だけではルーター機能がないので、複数端末でインターネットをつなげるには、ルーターを別で設置するか、ルーター機能が一体型となったホームゲートウェイやひかり電話対応機器を使うことになります。
無料でモデムを交換してもらえるケース
ではNTTフレッツ光でレンタルしているONUやVDSL装置、ホームゲートウェイなどのモデムは、無料で交換してもらうことはできるのでしょうか?
モデムが故障した場合
機器が故障してしまったら交換してもらえます。ネット接続に不具合が起きて、その原因がレンタル機器であれば、交換対応はしてもらえます。
故障が原因でのモデムの交換は、フレッツ光のサポートセンターへ電話で問い合わせるか、サポートページから申し込みます。
フレッツ光 NTT東日本
〈電話〉0120-000113(故障時サポート)
24時間受付(午後5時~翌日午前9時は録音受付)
〈インターネット〉
フレッツ光ネクスト
フレッツ光ライト
Bフレッツ
フレッツ光 NTT西日本
〈電話〉0120-248995(故障時サポート)
24時間受付(午後5時~翌日午前9時は録音受付)
〈インターネット〉
技術サポート
上記の問い合わせ先から連絡し、機器の状況を伝えて故障であれば交換のための手続きをしてもらえます。状況によってはNTTから派遣されたスタッフが訪問し、ONUやホームゲートウェイの交換と接続作業を行ってくれるようです。
交換までの期間ですが、スケジュールの都合がつきさえすれば、最短で問い合わせの翌日には交換対応してくれるケースもあるようです。
モデムが古くなった場合
全くインターネットに接続できない故障ではないが、ネット接続が不安定になってきた場合、モデムであるONUやホームゲートウェイが古くなっているケースが考えられます。そういった場合、モデムの交換はできるのでしょうか?
こういったケースでは、接続しているPC本体やルーター、ケーブル、ACアダプタなどに特に異常が見られないようであれば、故障扱いで交換してもらえる可能性がありますので、電話で状況を伝えて相談してみましょう。
フレッツ光ネクストのマンションタイプ(過去のBフレッツ)で配線方式がVDSLだと、すでに10年近く同じモデムを使い続けている人も多く、接続が不安定になったことで故障・不具合扱いで古くなったモデムを交換してもらえるケースは多いようです。
ただし、明らかに不具合や故障が起きていなければ、たとえ10年同じモデムを使っていたとしても新しいモデムに交換してもらえるわけではありません。つまり、古くなっただけではモデムの交換はしてもらえません。
モデムが古くなって調子が悪い場合は、交換してもらうよりも光回線の転用をして、新品のモデムと交換してもらう手段があります。回線の転用は回線工事が必要なく、月々のインターネット基本料金が下がりますので、フレッツ光から契約の切り替えの検討をしても良いでしょう。
https://hikari.netde-pc.jp/11270.html
交換までのおおまかな流れ
故障したモデムは、大まかに以下のような流れで交換することになります。
1.機器の故障かどうか問い合わせる
サポートページでの自己診断チェックリストや、サポートセンターでの問い合わせでは、まずPCの設定やルーター、ケーブルなどの周辺機器に問題がないかを調べます。次に、自分が現在ネットを使用している建物やエリアのネット回線状況を調べてもらいます。ここまでで問題がないようであれば、モデム側の故障とみなされます。
2.スタッフが派遣されて検証・交換する
実際に機器の状況を確認して自然故障であればその場で交換してもらえます。
ただし、機器側に問題がなかったり、自分で壊してしまったと判断された場合は、技術派遣料として7000~7500円が発生する場合があるようです。これは、電話での問い合わせ相談で前もって念押しされるフレーズで、自然故障であれば交換のための費用はかかりません。
3.自分でモデム機器を交換する
スタッフに来てもらう日程調整がつかない、他人を自宅になるべく入れたくない、自分で再接続・再設定することに不安がないなどの理由で自分で交換したい場合、問い合わせの電話でその旨を伝えれば、ほとんど場合は宅配で交換用機器が送られてきます。
説明書通りに接続すればたいていの場合は問題なく交換できます。古いほうの機器は、一緒に送られてくる返送用のキットに入れて返送してしまえば交換が完了です。
これはONU、ホームゲートウェイ、VDSL装置どれでも同じような手順で進められます。
ただし、ONUの場合はNTT側でONUのMACアドレスの書き換えが必要になり、その書き換えからONUを交換完了するまでの期間はインターネット接続ができなくなります。ONU機器を受取って交換するまでの日程をうまく調整すれば使えない期間は1日ほどで済みますが、使えない期間が発生することを覚えておきましょう。
フレッツ光でレンタルしているモデムは、故障であればスタッフを派遣してもらっての交換でも、特に費用などはかからず無料で交換してもらえます。実際に交換対応をしてもらった人の意見には、電話での対応も迅速で、意外とすんなり交換が完了してネット環境が以前より快適になったという声も多く聞きます。機器を長く使っていて不具合を感じるようになったら、フレッツ光に問い合わせてみるとよいでしょう。
フレッツ光からお得な光コラボに転用する
モデムが古くなって交換時期になっているのなら、お得な光コラボの回線に転用するのをおすすめします。転用すればモデムが故障していなくても、古いモデムから新しいONUに交換可能です。
転用とは、NTTの光回線を卸してもらっているソフトバンクやドコモのような光コラボという事業者に契約先を変えることです。転用しても同じNTTの光回線を利用しているため、契約先を変えても回線工事が必要なく、今まで使っていたお客様IDやひかり電話番号はそのままで利用できます。
Webか電話で転用の申込手続きを済ませれば、あとは郵送されてくるONUに差し替えるだけで、インターネットやひかり電話を利用できます。
光回線の転用をするメリットは、新品のONUが送られてくる以外にも、次のようなものがあります。
- お使い携帯キャリアの回線に転用すればスマホ料金が毎月最大1,000円安くなる
- 代理店を通して手続きをすれば11,000円のキャッシュバックがもらえる
Softbankとドコモのキャリアの光回線に転用すれば、スマホ料金が安くなります。そのため、転用をすればフレッツ光を利用し続けるのと比べて通信費の節約にが可能です。
また、契約代理店を経由してWeb上から申し込み手続きを済ませれば、キャッシュバックキャンペーンを受けられますので、フレッツ光でモデムを交換するよりも、転用すればお得にモデムの交換が可能です。
キャッシュバックは期間限定のキャンペーンがあるので、詳細は代理店の公式サイトでご確認ください。
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auひかりは転用不可だが回線速度が改善される可能性あり
携帯キャリアの中でも、auひかりはフレッツ光からの転用に対応していません。そのため、フレッツ光からauひかりに契約を変える場合は回線の工事が必要です。
とはいえ、auひかりはNTT回線を利用していない分、通信速度が安定しやすいメリットがあります。通信速度はお住まいの地域や通信環境によって異なるので、フレッツ光からauひかりに乗り換えて必ず上昇するとは限りませんが、現在フレッツ光の回線速度に不満がある場合、改善される可能性があります。
また、auひかりに回線を変えると、auキャリアのスマホ料金が最大で2,000円割引されるメリットがありますので、auユーザーの人はauひかりへの乗り換えを検討しても良いかもしれません。
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