ソフトバンク光の引越しにかかる費用とキャンペーンの解説

ソフトバンク光の引越し手続きは、電話、Webサイト、ソフトバンクやワイモバイルのショップのいずれかで行うことができます。

ソフトバンク光の引っ越し手続きをすれば、契約内容を変更せずに転居先で利用することが可能です。

ただし、転居先の建物の設備によっては、光回線を開通させる必要があるため、回線工事費がかかります。転居先の設備によって工事内容と費用は異なりますが、2021年3月時点で実施されているキャンペーンを適用すれば、工事内容に関係なく0円になります。

ソフトバンク光の引越し手続きの手順

ソフトバンク光の引っ越し手続きは、下記の流れで完了します。

1. 引越し手続きの申し込み（引越し1か月から2か月前）
2. 工事日の確定連絡が来る（引越し1週間～3日前）
3. ソフトバンク光の撤去・開通工事をする
4. 利用開始

引っ越し先で開通工事が必要になる場合は、引っ越し日の1か月から2か月前にソフトバンク光の引越し手続きを申し込みましょう。開通工事日の予約は先着順なので、申し込みが遅いと希望日が埋まってしまうことがあります。

引越し手続きの申し込み方法

ソフトバンク光の引越し手続きは、電話・ウェブ・店頭のいずれかから申し込めます。それぞれの申し込み先は下記の通りです。

申込方法はウェブ申し込みをおすすめします。24時間受付のうえ、ネットがあれば申し込めるので、時間や場所に縛られずに手続きできるからです。

ただし、下記の場合はウェブまたは店頭にて手続きができないため、電話で引越し手続きを申し込んでください。

• NTT東日本エリア、NTT西日本エリアをまたいで引っ越す場合
• ホワイト光電話と光電話（N）の両方を利用している場合

工事日の確定連絡が来る

引越し手続きが完了すると、引越しの1週間～3日前までに、ソフトバンクからSMSまたは書面にて、旧居での撤去工事・新居での開通工事の日時/工事立ち合いの要否の連絡が来ます。
撤去工事は必ず必要になるわけではなく、マンションやアパートの管理会社から「退去時に光コンセントを撤去してほしい」と言われていた場合は撤去が必要となります。ソフトバンク光の撤去工事は無料です。撤去工事の詳細は下記の記事を参考にしてください。

賃貸の場合、立ち会い工事が必要な場合は大家さんや不動産管理会社から工事の許可が必要です。事前にソフトバンク光を開通しても問題ないか確認しておきましょう。

なお、開通工事日に予定が入ってしまった場合は、工事日の4日前の19時までであればMy SoftBankから工事日を変更できます。詳しくはソフトバンク公式サイトをご確認ください。

工事日が遠い場合は開通前レンタルを利用する

引越し先への移転工事が始まるまでの間は、「開通前無料レンタル」を利用すれば、ソフトバンクAirの「Airターミナル」もしくは「Pocket Wi-Fi」を無料でレンタル可能です。レンタル機器は選択できませんが、どちらも容量制限なしです。

開通前無料レンタルを利用すれば、引越し先でもすぐにインターネットが利用できます。開通前無料レンタルはチャットサポートから相談可能なので、工事日が遠い場合は事前に申し込みしておきましょう。

ソフトバンク光の撤去・開通工事をする

立ち会い工事が必要な場合は、工事日にNTT作業員が訪れるので、工事の時間帯は家にいましょう。立ち会い工事は、自宅内で作業員が開通工事の作業をするためです。

また、旧居で使用していた通信機器（ONU/モデム、光BBユニットなど）は、引越し先まで契約者が自分で持っていきます。引越し先の住居の環境によって機器が変更になる場合は、新しい機器が送付されるか、立ち会い工事の際に担当者によって設置されます。
機器が変更になった場合は、新居に回収キットが送られるので、それに従ってNTTまで以前利用していた機器を返却しましょう。

開通工事が完了したら、自分でWi-Fiルーターなどの設定をしたら旧居と同様にソフトバンク光を利用できます。初期設定の仕方は下記を参考にしてください。

ソフトバンク光の引越しにかかる費用

ソフトバンク光の引越しにかかる費用は以下の通りです。

※価格はすべて税抜表示です。

引越し先でソフトバンク光を利用する場合、新規契約時と同様の開通工事が必要になります。開通工事にかかる費用は光回線の配線状況によって異なり、光回線の設備がない建物の場合は電柱から建物までの引き込み工事が行われるため、24,000円の工事費がかかります。光回線が電柱から建物まで配線されていれば、室内の配線工事だけなので費用は9,600円です。

また、すでに光回線の設備が導入済みの建物であれば、回線工事が不要ですが、切り替え手続のための費用として2,000円がかかります。

ソフトバンク光の引越しに伴う転居先の工事費は、2021年3月時点で実施されている「SoftBank 光 お引っ越し工事無料キャンペーン」を適用することで無料になります。

ただし、「SoftBank 光 お引っ越し工事無料キャンペーン」を適用しても、開通工事の割増金は割引されないので注意しましょう。ソフトバンク光の開通工事は、平日の9時から17時の間（午前中／13時以降／15時以降のいずれか）で行われます。土日・休日に開通工事を行う場合には、3,000円の割増金が発生しますが、これは契約者が負担する必要があります。

東日本と西日本の管轄エリアが変わると手数料がかかる

東日本エリアと西日本エリアをまたぐ引っ越しでは、ソフトバンク光の引越し手続きの際、手数料が発生します。

東日本エリアと西日本エリアの詳細は以下の通りです。

東日本エリアと西日本エリアをまたぐ引っ越しでかかる手数料は3,000円です。

なお、同一エリア内での引っ越しであれば手数料はかかりません。

オプションサービスの移転工事費

ソフトバンク光と一緒に契約しているオプションサービスによっては、引っ越しの際に別途手数料や工事費が発生します。

ソフトバンク光の引越しの際に費用が発生するオプションサービスは、光電話とソフトバンク光テレビです。これらのオプションサービスは、転居先で利用するために工事が必要になるため、別途で費用が発生します。

工事費総額が34,500円を超える場合、3,500円が追加請求されます。また、34,500円から工事費が29,000円を超えるごとに3,500円が追加請求されます。
契約時と同様に、工事費は一括払いまたは分割払い（24回、36回、48回、60回）のどちらかを選択可能です。

ソフトバンク光テレビやひかりTVは提供エリアが限られているため、引越し先では利用できないおそれがあります。詳しくは「ソフトバンク光のエリア確認方法やエリア外の時の選択肢って？」にてサービス提供エリアを参考にしてください。

「SoftBank 光 お引っ越し工事無料キャンペーン」の適用条件

「SoftBank 光 お引っ越し工事無料キャンペーン」は、引越し先でのソフトバンク光の工事費が最大24,000円割引されるキャンペーンです。

キャンペーンを利用するには、以下の項目をすべて満たしていることが条件です。

• ソフトバンク光を利用中であること
• ソフトバンク光の引越し手続きをすること
• 引越し手続き日から引越し先の工事完了日が90日以内であること
• 申込後に移転工事日が変更になった場合は最大180日以内に工事完了すること
• 引越し先の住所が決まっており、住所変更を伴う引越しであること

条件を満たしていれば、申し込みなどは不要で自動で適用されます。

最大75,000円キャッシュバック！

ソフトバンク光を解約してから新規契約しなおすと損する場合がある

ソフトバンク光を引越し手続きではなく、旧居で解約し、引っ越し先で新規契約しなおす（解約新規）と、代理店から申し込めばキャッシュバックがもらえます。ただし、以下の理由があるため、「SoftBank 光 引越しキャンペーン」で工事費無料・違約金なしで引越し手続きしたほうがお得です。

• 光電話などの電話番号が変わる
• ソフトバンク光の違約金がかかる場合がある
• 最低1か月間はおうち割 光セットが適用されない
• 新規契約時に事務手数料3,000円と工事費最大24,000円がかかる
• キャッシュバックキャンペーンが適用されない可能性がある（その対処法として、契約者名義を変える必要がある）

一度ソフトバンク光を解約することになるので、契約満了月以外だと違約金（ファミリータイプにだと13,000円、マンションタイプだと8,000円）がかかります。
さらに、おうち割 光セットは、解約月は適用されないうえ、新規契約時の割引の適用開始日はおうち割 光セットを申し込んだ翌月からです。それにより、最低でも１か月はおうち割 光セットを適用できないので、何台ものスマホに割引を適用させている人は通信費が数千円も上がります。

また、一度解約してしまうと光電話を引き継げないため、すぐに契約しなおしたとしても今まで利用していた電話番号を利用できなくなります。

そのうえ、ソフトバンク光は、解約と再契約を同一人物が短期間で行うとキャッシュバックキャンペーンが適応されないおそれがあるため、転居先では家族の名義で新規契約しなければいけません。
それでも、「ちょうど契約満了月だから違約金がかからない、新居は光コンセントがあるため工事費2,000円で済む、光電話は利用していない」という場合なら、解約新規をするのも良いでしょう。
新規契約時におすすめのキャンペーンは下記で紹介しているので参考にしてください。

転居先の住所がソフトバンク光のエリア外だった場合におすすめのインターネット回線

引っ越し先がソフトバンク光の提供エリア外だった場合、引っ越し手続きができないため、他社光回線への乗り換えが必要です。
ただし、ソフトバンク光を引けないということは、ソフトバンク光と同じ回線設備を利用するフレッツ光や光コラボにも乗り換えることができません。

ソフトバンク光が提供エリア外の場合の乗り換え先は、以下の独自回線が挙げられます。独自回線は、対応エリアが限られているので確認しておきましょう。

このなかでも、NURO光は、ソフトバンク光の2倍の最大通信速度2Gbpsのため、オンラインゲームや動画配信サービスなども快適に利用できる可能性が高いです。
また、NURO光は、おうち割 光セットを適用できるので、ソフトバンクの携帯電話やスマホの月額料金を500円～1,000円割引できます。（ワイモバイルはNURO光のおうち割 光セットの対象外です。）

NURO光は、31か月の利用で基本工事費40,000円が実質無料になり、45,000円の現金キャッシュバックも受け取れる新規入会キャンペーンを行っています。そのため、ソフトバンク光の違約金8,000円～13,000円や、NURO光の契約事務手数料3,000円も、キャッシュバックで補填することができます。

ただし、NURO光の提供エリア内でも一部対象外の地域もあるので、引越し先でNURO光が契約できるかを調べるためにNURO光 公式サイトで事前にエリア確認をしておきましょう。
また、ソフトバンク光からNUTO光に乗り換えるまでの流れは下記の記事を参考にしてください。